墓じまいラプソディ の商品レビュー
考えさせられる。 姑が樹木葬を切望してなくなった。 娘が結婚後の名前をどうするか問題でもめだした。 それぞれの家族の墓問題。 夫婦別姓について、大きくはこれからの家とは・・・。 タイムリーな世代である私にとって とても考えさせられる内容であった。 最近、自分では当たり前と思って...
考えさせられる。 姑が樹木葬を切望してなくなった。 娘が結婚後の名前をどうするか問題でもめだした。 それぞれの家族の墓問題。 夫婦別姓について、大きくはこれからの家とは・・・。 タイムリーな世代である私にとって とても考えさせられる内容であった。 最近、自分では当たり前と思っていたことが 今どきは違うってことが続いていた。 わたしもいろいろとアップデートしていかないと。 読みやすくおもしろかった。
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夫婦別姓の問題は日本の戸籍制度にからむので、お気持ちだけでは判断できない。しかし、墓に対する考え方はもっと柔軟に考えてよいと思えて気が楽になった。諸行無常なので、縛られる必要はない。
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お墓のことについてあんまり深く考えたことなかった…読んでいるうちに身震いがした。うちの祖母もお墓について、永代供養して貰えるとか言っていたが…そんなわけないよね。どうなっているんだろう。 ドキュメント72 で昔、樹木葬を見て良いなーっと思った。墓石もなくて良いし。 普段考えないお...
お墓のことについてあんまり深く考えたことなかった…読んでいるうちに身震いがした。うちの祖母もお墓について、永代供養して貰えるとか言っていたが…そんなわけないよね。どうなっているんだろう。 ドキュメント72 で昔、樹木葬を見て良いなーっと思った。墓石もなくて良いし。 普段考えないお墓問題を知ることができて良かった。それにしても中林家の三七緒さん大変すぎるよ。
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五月と安田康子のキャラが私の好みで魅力的。この二人が好きだった。 墓じまいの参考になる小説。 時代は確実に変わって行くだろう。お寺に対する感覚も、地元で暮らしている人と、地元を出た人では全然違うように感じる。
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※このレビューにはネタバレを含みます
垣谷美雨作品は5作目かな?! 毎度のことながら…時代を上手く掬い上げて、そのネタを鮮やかな切り口で、気持ち良く昇華させていってくれた 時代と共に家族の形も価値観も変わっていくのは当たり前 それに伴って法律や考え方をアップデートし続けていかないと、無意識に誰かを犠牲にしてしまう 一昨年義父のお墓を移し、去年急逝した実父のお墓を建てた 義母は樹木葬を希望し、実母は既に自分のマンション型納骨堂を購入済 お互いの実家は遠く、間もなく遠距離介護も始まりそうな気配 実母も読了済の小説、少し私の気持ち的には楽かな?!
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それは「自分が死んだら樹木葬にしてほしい。夫と同じ墓には入りたくない」という義母の遺言から始まった。五月は困惑する夫を冷静に見ていたが……。 墓の問題は、家の問題から夫婦の問題を経て娘の結婚問題へと波及していく。果たして解決の手立てはあるのか。 現代の社会問題でもある家族...
それは「自分が死んだら樹木葬にしてほしい。夫と同じ墓には入りたくない」という義母の遺言から始まった。五月は困惑する夫を冷静に見ていたが……。 墓の問題は、家の問題から夫婦の問題を経て娘の結婚問題へと波及していく。果たして解決の手立てはあるのか。 現代の社会問題でもある家族や社会の制度をテーマにしたヒューマンドラマ。 ◇ 義姉の光代から電話があったのは先週のことだ。光代は夫の姉であり、私の携帯に直接かけてくるのは珍しい。 要件は、先日亡くなった義母の四十九日についてだった。香典と精進落としの金額やその他の留意事項なので夫より私に言っておくほうが確かだと思ったのだろう。 それにしても物入りだ。新潟までの旅費もバカにならないのに、などとため息をついていると夫のスマホに着信があった。 「姉ちゃんだ。きっと四十九日のことだな」 と、言いながら夫はスマホを片手にリビングを出て隣の部屋に入っていく。私がテレビの手芸番組を見ているので気を使ってくれたようだ。 しばらくして夫の大きな声が聞こえた。 「本気で言ってんの? それ、おかしいって」 どうやら顰めっ面をしているらしい。 「親父は?」「兄貴は?」 と矢継ぎ早に質問する夫のことばだけでは何のことかわからない。もどかしく思っていると、 「なんでジュモクソウなんだよっ」 という夫の叫ぶような声が聞こえてきた。 ( 第1話「松尾五月 61歳」) ※全28話。 * * * * * 大きく分けて、松尾家と中林家というふた家族の問題として描かれていますが、中心になるのは松尾家です。また、各話ごとに視点人物が変わるのですが、主人公に相当するのが松尾五月という61歳の女性です。 物語のポイントは2点。 1点目は両家の「先祖代々之墓」の管理問題で、2点目は松尾家次女の志穂と中林家長男の悟の結婚問題なのですが、その2点が密接に絡み合うところもあり、問題の根深さを際立たせていました。 まず墓問題について。 都心で暮らす松尾家と中林家には、それぞれ新潟と鹿児島に実家があり、菩提寺には先祖代々の墓があります。その墓はどちらも立派なものだけに、掃除や献花など日々の管理がかなりの負担になっています。 一族のほとんどが地元にいて家族も多いならまだしも、跡継ぎ世帯は都会で生活していて年寄りだけが残っている現状では、この墓問題は遠からず破綻するのは明白です。 労力面はもちろん費用面も大きくのしかかるため、ゆくゆくは自分も先祖代々の墓に入ろうと思っているのではないなら、 ( よほどの名家でない限り ) 墓仕舞いもやむを得ないと思います。 なのに地元の親族たちは墓仕舞いに反対する。ここで興味深いのは、反対するのが実際には墓の世話をしていない人間ばかりだということでした。 妻や姉妹などに世話を押しつけている男どもや、少し離れたところに住み世話にノータッチの分家 ( 古臭い言い方! ) の連中です。 都会で暮らす跡継ぎ世帯は、うるさ型の親族に辟易しつつも強く言い返せないまま、時間だけが過ぎていくのです。 墓問題に絡んでくるのが結婚問題で、言い換えれば「嫁」問題です。 結婚すると、女性を「嫁」として捉える人たちが未だにいます。そう考えるのは老年層だけでなく、若い男性にも少なからず存在します。 夫の籍に入り夫の姓を名乗る。そして、夫側の両親や墓など、義実家の世話をする。 それを当然だと考える人たち ( 特に男に多い ) が、現実社会でも相変わらず幅を利かせているようです。 少子化が猛スピードで進み、核家族化が既定路線のようになってきている現代。古臭い因襲に拘っていると、結婚できない男と結婚しない女が増えていくばかりでは!? 垣谷さんの忠告が聞こえてきそうです。 * * * * * 私事ですが、法事の際に住職から伺った話を思い出しました。要約すれば次のような内容でした。 ☆人間は死ねばおしまいです。死後の世界などありません。 ですから葬儀や法要、供養等の諸々は故人のためではなく、ご遺族の方が自身の心を慰め故人とお別れするためのものなのです。 法要の規模に拘られる必要はないし、ましてや墓や仏壇のグレードなど気になさらなくていい。 ご遺族様が心の中できちんと手を合わされるなら、それに勝る供養はないのです。☆ 宗派によって考え方が異なるのかもしれませんが、この住職のお話はとても印象深く、感銘を受けました。 樹木葬や永代供養など、現代の世相に適した供養がもっと一般的になればいいのになと思います。
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ラストの方の、娘の彼氏旦那の 生まれてから死ぬの繰り返しで、いちいちお墓を作っていたら世界中お墓だらけになって貴重な土地がもったいないじゃないですか とはすごいよく言った!て感じ 本当そうだよね 生きてる人たちを大切に、土地を生かさないとだよね あと叔父さん!ナナとはいからな生活...
ラストの方の、娘の彼氏旦那の 生まれてから死ぬの繰り返しで、いちいちお墓を作っていたら世界中お墓だらけになって貴重な土地がもったいないじゃないですか とはすごいよく言った!て感じ 本当そうだよね 生きてる人たちを大切に、土地を生かさないとだよね あと叔父さん!ナナとはいからな生活。 やっぱり刺身はオイルでなんかじゃなくて醤油とわさびで食べるのが1番美味いよ は笑った。 夫婦別姓と並行して物語進んでいくかんじ。 苗字が違えば、確かにどちらかの家に入るっていうイメージじゃなくお墓も生きていくのかも。 でもお墓なんていらないかな。仏壇が大切になれば良いんじゃないかな。 あと色即是空、諸行無常。 本質は空。この世のすべての形は仮のもの。 魂はそこには無いし変わらないものは無い。故人を偲ぶのに物は必要ない。
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※このレビューにはネタバレを含みます
お墓をめぐる家族の物語。 バツイチの松尾五月の再婚相手・慎二の母が、遺言で樹木葬を希望するところか、話は展開していく。 仲の良い義理夫婦と思っていたが、募る思いはあったらしく、義父の葛藤が描かれる。 五月の娘たちは、結婚に際し、名前を夫の姓に変更することで揉め、新たな価値観を見出す。 お墓という時代にそぐわないシステムへの問題提起、同じ根を共通にしている選択的夫婦別姓との話題ともからめ、新時代のライフスタイルを提供する作品。
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面白かった! いつも、社会問題を上手に取り上げ、面白く小説にしてくれる垣谷さん。 今回のお墓問題も、我が事として考えさせてもらいました。 いろんな世代の登場人物が出てくるから、こちらもいろんな視点で見ることができるし、多分読者の世代によっても捉え方が変わるんだろうな。 私も樹木...
面白かった! いつも、社会問題を上手に取り上げ、面白く小説にしてくれる垣谷さん。 今回のお墓問題も、我が事として考えさせてもらいました。 いろんな世代の登場人物が出てくるから、こちらもいろんな視点で見ることができるし、多分読者の世代によっても捉え方が変わるんだろうな。 私も樹木葬でいいな。もしかしたら嵐や災害で倒されることもあるかもしれないけれど。諸行無常。色即是空。
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身近にある問題で自分もそろそろ向き合っていかなければならない状況。考えると悩むけど、この本を読むと主人公の言葉にいちいち共感してしまう。スッキリ面白い本で一気に読んでしまいました!!!
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