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地雷グリコ の商品レビュー

4.3

477件のお客様レビュー

  1. 5つ

    200

  2. 4つ

    185

  3. 3つ

    56

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    5

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2024/11/05

子供の遊びの“グリコ”や“だるまさんがころんだ”など馴染みのあるゲームがベースになっているのに、複雑な頭脳戦と心理戦が繰り広げられて、裏のかき合いにハラハラしながら楽しく読めた! ゲーム説明のために挿絵が入ったり、視点が変更される時に各キャラのマークが入ったり、読みやすい工夫がさ...

子供の遊びの“グリコ”や“だるまさんがころんだ”など馴染みのあるゲームがベースになっているのに、複雑な頭脳戦と心理戦が繰り広げられて、裏のかき合いにハラハラしながら楽しく読めた! ゲーム説明のために挿絵が入ったり、視点が変更される時に各キャラのマークが入ったり、読みやすい工夫がされているところも良かった。 コミカライズされているそうで、、 それぞれのキャラが立っていて、確かに漫画映えしそうな作品。 ゲームだけではなく友情物語も絡んできて、読後感が爽やかだった!

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2024/11/04

文化祭の場所取りのために、生徒会と勝負をする1年生の主人公。勝負方法は、グリコ。じゃんけんをして階段を登るアレ。ただし、普通のグリコとは違って、階段には地雷(概念)を仕込む。地雷を踏めばペナルティ。そんなところからストーリーは始まり、色々な人とよく聞くけどなんかちょっと違う勝負に...

文化祭の場所取りのために、生徒会と勝負をする1年生の主人公。勝負方法は、グリコ。じゃんけんをして階段を登るアレ。ただし、普通のグリコとは違って、階段には地雷(概念)を仕込む。地雷を踏めばペナルティ。そんなところからストーリーは始まり、色々な人とよく聞くけどなんかちょっと違う勝負に勝ち進む主人公の頭脳戦がとても面白かった。 勝敗が決まったら、きちんと種明かしをしてくれるので、なるほどー!と唸りながら読み進めた。

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2024/11/04

表題作を含む5短編+α。一短編ずつ一気に読んだ方がより楽しめる知能派ミステリー。主人公の射守矢真兎ちゃんがヘラヘラした見た目とは裏腹な戦略家で勝ってゆくのが実に清々しく面白くて魅力的。どの短編も手抜きはないが、矢張表題作が一番好きかな。著者は緻密な理論で貫き通した。最終的には論理...

表題作を含む5短編+α。一短編ずつ一気に読んだ方がより楽しめる知能派ミステリー。主人公の射守矢真兎ちゃんがヘラヘラした見た目とは裏腹な戦略家で勝ってゆくのが実に清々しく面白くて魅力的。どの短編も手抜きはないが、矢張表題作が一番好きかな。著者は緻密な理論で貫き通した。最終的には論理より感情の爆発を優先する私でも楽しめたので読者層は広くて深そうだ。

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2024/11/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

単にゲーム対決をする話が5話続くのかな?と思いましたが、後半は真兎の中学時代に刺さった棘のような出来事が絡んで話に深みが出て、どんどん読み進めることができました。ゲームの内容は正直理解するのが面倒で、ルールを理解せずに読んでしまいました(息子はちゃんと自分も考えて読んだそうなので、若かったら私も頑張ったかも…)が、面白く読めました。ルールを理解して一緒に考えられるのは地雷グリコと自由律じゃんけんかなと思いますが、他はルールの抜け道を考える感じなので、その場所の様子がわからないと読者が種明かし前に勝ち方を予想するのは難しいと思います。なので気楽に読んでも大丈夫だと思います。 こういう我が道を行く主人公と一緒にいる友達キャラが私は好きなので、鉱田ちゃんが好きです。椚先輩のキャラも好きです。でも途中まで椚先輩が生徒会長だと思ってたので、途中会長が出てきて混乱しました笑 絵空は、最後和解してめでたしめでたしな感じになったけど、ちょっとサイコパス気味で怖いです。新妻さんは頭が柔軟でいい人だなと思いました。

Posted byブクログ

2024/11/03

面白かった!シリーズ化するのかなこれ? 校内外で行われる賭け事、ゲーム。賭けるものは権利だったりお金だったり。賭ケグルイを思い出した。 絵空・真兎と鉱田ちゃんの関係がよかった

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2024/11/02

誰もが一度は遊んだことがある「グリコ」「坊主めくり」「ジャンケン」「だるまさんがころんだ」「ポーカー」にアレンジを加えることで、私たちが知る既存の遊びにはない、凄まじい知能戦が繰り広げられる物語です。 「地雷グリコ」の結末だけは直ぐに読めましたが、それ以外の結末は全く読むことが...

誰もが一度は遊んだことがある「グリコ」「坊主めくり」「ジャンケン」「だるまさんがころんだ」「ポーカー」にアレンジを加えることで、私たちが知る既存の遊びにはない、凄まじい知能戦が繰り広げられる物語です。 「地雷グリコ」の結末だけは直ぐに読めましたが、それ以外の結末は全く読むことができませんでした。特に「だるまさんがかぞえた」は予想だにしない一撃に、唖然としました。 ルールは違えど誰もが馴染みのある遊びをモチーフにしているので、話の理解がスムーズでした。 また、魅力的な登場人物たちが多く、この一冊で物語が終わってしまうのが勿体無い。願わくば、続きが読みたいです。 ちなみに、私は椚が好きです。 冷静で真面目。クセのあるキャラが多いけど、物語に締まりがあるのは彼のおかげ。また彼のキャラが物語に笑いを届けてくれることも多かったです。

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2024/11/02

面白いのは面白いです。 どんでん返しとはまた少し違うと思いますが、驚かされはします。 でもやはりゲームの説明がたくさんあったり、ゲーム中に何が起こっているのか説明するためのページや文が多くて、そういったところを飛ばしながら読むことになりました。 ゲームが始まったらもう終盤さえ読め...

面白いのは面白いです。 どんでん返しとはまた少し違うと思いますが、驚かされはします。 でもやはりゲームの説明がたくさんあったり、ゲーム中に何が起こっているのか説明するためのページや文が多くて、そういったところを飛ばしながら読むことになりました。 ゲームが始まったらもう終盤さえ読めば楽しめる感じで、少し飽きてしまうところもありました。 昔から存在するゲームを土台にしたゲームの数々や、勝ち方の面白さなど楽しめた部分も多かったので、読んで損したなどは思いませんが、総合的にプラマイしていったら+1で終わった感じでした。

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2024/10/31

著者の「物語で読者を唸らせるぞ」という熱量より、「トリックで読者を唸らせるぞ」という熱量が圧倒的に大きいため、何だか小説というよりは、「物語で視るおもしろトリック集5連発」ですかね.... 「トリックに全振り感」が良いか悪いかは個人の好みな訳ですが、私的にはもう少し、話のトリッ...

著者の「物語で読者を唸らせるぞ」という熱量より、「トリックで読者を唸らせるぞ」という熱量が圧倒的に大きいため、何だか小説というよりは、「物語で視るおもしろトリック集5連発」ですかね.... 「トリックに全振り感」が良いか悪いかは個人の好みな訳ですが、私的にはもう少し、話のトリック以外のところでも、ハラハラしたり、共感させたり、心を揺さぶったりされたかったなぁと思ってしまいます。 全体的にライトノベルと小説の間の(KADOKAWAっぽい)マンガ的セリフ回しと、最近多くなってきたガールズラブっぽいクィアな青春ストーリーになっているので、世界観や文体は今風で読みやすかったです。 まとめると、高校生版ライアーゲーム(もしくはイカゲーム)風、青春クィアライトノベル! という感じでしょうか〜

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2024/10/30

サクサク読める系の作品です。 ボードゲーム、カードゲームなどを高度な心理戦で読み進めていく、頭脳明晰な高校生たちのお話。流行りの謎解き要素があるので、若い方々に特に支持されているのも納得。読みながら、昔好きだったドラマ、「ライアーゲーム」を思い出していました。相手の裏の裏をかく必...

サクサク読める系の作品です。 ボードゲーム、カードゲームなどを高度な心理戦で読み進めていく、頭脳明晰な高校生たちのお話。流行りの謎解き要素があるので、若い方々に特に支持されているのも納得。読みながら、昔好きだったドラマ、「ライアーゲーム」を思い出していました。相手の裏の裏をかく必勝法はあるのか…?!「カイジ」っぽさもありますね。地雷グリコもそのうちドラマ化されるのかも。

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2024/10/30

やっと順番が回ってきて読めた本。 高校生たち頭良すぎ!! 回を重ねるごと難解になるゲームは理解が追いつかない。 だけどそんなの関係なく面白い!! 誰もが知っているゲームや遊びに少し条件を加えるだけで、すごい頭脳戦&心理戦になる。 これを考えた作者は頭良いなぁ。 尊敬してしまう。...

やっと順番が回ってきて読めた本。 高校生たち頭良すぎ!! 回を重ねるごと難解になるゲームは理解が追いつかない。 だけどそんなの関係なく面白い!! 誰もが知っているゲームや遊びに少し条件を加えるだけで、すごい頭脳戦&心理戦になる。 これを考えた作者は頭良いなぁ。 尊敬してしまう。 主人公は女子高生の真兎(まと) 見た目はユルくて、ちょっとだらしない感じ? いちごオレをダラダラ飲んだり、ポテチつまみながらとか… なのに鋭い洞察力。 (ちょっとDEATH NOTEのLと重ねてしまった。全然違うんだけどね。共通点はだらし無さと頭の良さ、そして私の好きなキャラってこと^^;) 〝坊主衰弱〟で対戦するのはカフェの店主。 この男が悪質なイカサマ野郎でね、嫌な奴なの。 だから高校生たちをめちゃくちゃ応援しながら読んでしまう。 他のゲームは高校生同士の対戦。 ゲームとして一番面白いのは〝自由律ジャンケン〟かな? ホント、どんな脳みそしてるの? って思うハイレベルな戦いは最高に楽しめる。 ラストにキュン♡とするような、真兎たちの友情も描かれている青春ストーリーでもあり、私の大好きな作品でした(*˘︶˘*)

Posted byブクログ