地雷グリコ の商品レビュー
4.7 天才の高校生達が様々なゲームで頭脳バトルをするお話。 全5ゲーム行われ全て面白いが、強いて1番面白いのを挙げるとするならば「だるまさんがかぞえた」かな。 ゲームの内容は主に昔ながらの遊びを基に考案されていており、ルールは比較的単純なものが多いけど、それからは想像できない...
4.7 天才の高校生達が様々なゲームで頭脳バトルをするお話。 全5ゲーム行われ全て面白いが、強いて1番面白いのを挙げるとするならば「だるまさんがかぞえた」かな。 ゲームの内容は主に昔ながらの遊びを基に考案されていており、ルールは比較的単純なものが多いけど、それからは想像できないほど奇想天外な解釈の余地をもたらしてくれる。 主人公であるまとちゃんのキャラクターも魅力的で、一応ゲームは独立しているがストーリーは繋がっているため単純な読み物としても楽しめた。
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久しぶりに読み終えてしまうのが辛い、いつまでもその世界に浸っていたい、と思わされる作品だった。 けど読み始めたら最後、一気に読まされてしまう中毒性が半端ない。 とにかく次々に繰り出される独自にアレンジされたゲームの数々にはワクワクさせられた。 そして、中盤からスケール感を増してど...
久しぶりに読み終えてしまうのが辛い、いつまでもその世界に浸っていたい、と思わされる作品だった。 けど読み始めたら最後、一気に読まされてしまう中毒性が半端ない。 とにかく次々に繰り出される独自にアレンジされたゲームの数々にはワクワクさせられた。 そして、中盤からスケール感を増してどんどんひりつく展開になって行くのがたまらない。 主人公の魅力も凄い。 主人公だけじゃなく主人公の敵も魅力に溢れているし、審判に徹するだけの人の只者じゃない感とかも好き。 ゲームにおける心理戦の面白さだけではなく、青春ものとしての醍醐味も存分に味わえるのでとにかく清々しい気持ちにさせられた。 本の装丁もスタイリッシュだし、帯に書かれている「青崎有吾、ガチで勝ちに来てる。」という文も全くその通りだと思った。 早く今すぐにでも続きが読みたい。頼むから書いて下さい。 これは絶対映像化されるでしょうね。出来れば連続ドラマが合ってる気がします。
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発売前からめっちゃ面白いと話題だったので、期待大。 最後のポーカーは、電車の中で読むには難解だったけど、他は楽しめた。 どれも実際に遊べそう。よく思いつくなあ。
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究極の心理戦。古典的なゲームをここまで斬新に面白く作れる著者に衝撃を受けた。ストーリーの展開、キャラの魅力も相乗して読むのを止められないエンタメ作品でした。
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射守矢真兎の仕掛ける頭脳戦が、凡人の私には中々理解出来なかったけど、凄かったです。 特にお気に入りは「自由律ジャンケン」 通常のジャンケンに加えて自由な物を出す事ができるなんて、思いもしなかったです。 図案見てやっと理解できました。 是非シリーズ化してほしいです。
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本書にはぶっ飛ぶ面白さがある。 ある学校の中で行われる一風変わったゲームの数々。そのゲームが行われる目的とは? いやこれもうたまらんよ。 「あっ! そういう事なんかい!?」って何度叫びかけたか。 いい意味で期待を全て裏切ってくる。必読!
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主人公のヒーロー感すごいな。 なにがなんでも勝ってくれそうだし、やり方はヒール(今回でいうと絵空)みたいに汚いわけではなくて好感が持てた。もちろん盤外戦術というか、ルールの穴を突くのが面白いのでそれは前提とした上で。 個人的にはルールが複雑でガンガン読み進めたいのに止められちゃう感があったから星4つにしたけど、ぐんぐん読み手を加速させるのは著者の力量だと思った。エピローグ的に次作もあると思うので楽しみ〜 あと、小手指出て来たの嬉しすぎたな
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いやぁ、面白かった!これは完全に映像化確定ですね! それにしても、もの凄く魅力的なヒロインが現れた。射守矢真兎。だらしがない風貌をした彼女はどんなゲームでも見事な方法で勝利してしまう。 真兎に用意されたゲームは全部で5つ。最後の6000万円を賭けた旧友との勝負は読んでいるこ...
いやぁ、面白かった!これは完全に映像化確定ですね! それにしても、もの凄く魅力的なヒロインが現れた。射守矢真兎。だらしがない風貌をした彼女はどんなゲームでも見事な方法で勝利してしまう。 真兎に用意されたゲームは全部で5つ。最後の6000万円を賭けた旧友との勝負は読んでいるこちらもヒリヒリとさせられた。 ゲームの面白さはもちろんのこと、最後には不覚にも涙が出てしまった。面白くて感動させるんだから本当にズルい。これから読む人は頭を空っぽしにてゲームを楽しんでください。
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※このレビューにはネタバレを含みます
グリコ、じゃんけん、神経衰弱、だるまさんが転んだ、ポーカー、誰もが遊んだゲームに一癖二癖あるルールを追加した頭脳ゲームの話。 なんだこれ、めちゃくちゃ面白くない!?よく知った遊びやからこそすんなり入ってくるしどんな戦いが?と見学者みたいにワクワクする。 にしても、真兎の勝ち方がカッコ良すぎて憧れる。逆転劇って好きやから最後の最後でドーンとひっくり返されると爽快感がエグい。素晴らしい様式美。全人類憧れの勝ち方。 互いの読み合いが凄くて、気軽なノリで楽しそうやりたい、と思ったけどどう考えても無理すぎる。なにせレベル高ぇ。 「地雷グリコ」 一般的なグリコ、道中の階段に地雷を仕掛けることができる。両方のプレイヤーが事前に指定した場所に相手が止まったら、十段下がらせられるのである。そうした地雷がそれぞれ3、計6ヶ所仕掛けられる。 「坊主衰弱」 百人一首の坊主めくりにトランプの神経衰弱をアレンジしたゲーム。男男、女女と性別を揃えさせる。坊主を引いたら全カード没収。 「自由律ジャンケン」 グーチョキパーに互いの新手を加えた五種のジャンケン。新種には特殊効果をつけれる。強すぎる効果は却下される。 「だるまさんがかぞえた」 進む人、だるまさんが〜を言う人、それぞれが数を審判に告げる。その数だけ進む、言える。言い終わったのに進んでるとアウト。 「フォールーム・ポーカー」 3枚のポーカー。替えのカードは別室4部屋にあり、カードの並び方を推理して欲しいカードを取ってきて勝負する。
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青崎有吾さん初読みです。 馴染みのある遊びやゲームをアレンジして、頭脳バトルを繰り広げていくストーリーですが、プレイヤー射守矢真兎が最高。ゲームでの駆け引きや心理戦にハラハラし、一気に読んでしまいました。フォールーム・ポーカーは、やや力技で押し切った感がありましたが、すべて読後感...
青崎有吾さん初読みです。 馴染みのある遊びやゲームをアレンジして、頭脳バトルを繰り広げていくストーリーですが、プレイヤー射守矢真兎が最高。ゲームでの駆け引きや心理戦にハラハラし、一気に読んでしまいました。フォールーム・ポーカーは、やや力技で押し切った感がありましたが、すべて読後感は良し。 青崎さんの別の作品も読みたくなりました。
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