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サピエンス全史(下) の商品レビュー

4.4

33件のお客様レビュー

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2024/06/10

カズレーザーさんの帯コメント「ずーっとわくわくする」に共感!この手の本でこんなに読みやすい文体に感動。気の遠くなるような歴史を、こんなに楽しく書いた作者に拍手!と同時に、こんなに読みやすくしてくれた翻訳者:柴田裕之さんにも大拍手!!!

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2024/06/09

ホモサピエンスがこの地球上でどのようなことをしてきたか、どのようなことをしているか、どのようなことをしようとしているかがわかる本。とてもおもしろかった。

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2024/05/12

難しい内容だった。 要は人類をはじめとした生き物は現在進行形であり、これからもどの方向に向かうか分からない、ということ。

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2024/05/05

訳者のあとがきを読むと上下巻の内容をすべてまとめてくれているのがわかる。あとがきを最後にして振り返って読むのも良し、あとがきを先に読んで大筋を理解するのも良し。マクロな視点で歴史を考察しているところが、単に歴史好きなわたしの視点に付加価値を与えてくれた。

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2024/05/04

現生人類(ホモ・サピエンス)の約7万年前から現在にいたるまでの歩みを、歴史と哲学を自由自在に行き来しながら物語る。 本書の内容もまた、著者が想像した1つの物語である、という点には充分注意する必要があるけれど、でも、その物語がめっぽう面白い! さまざまな歴史を縦横無尽に取り出しな...

現生人類(ホモ・サピエンス)の約7万年前から現在にいたるまでの歩みを、歴史と哲学を自由自在に行き来しながら物語る。 本書の内容もまた、著者が想像した1つの物語である、という点には充分注意する必要があるけれど、でも、その物語がめっぽう面白い! さまざまな歴史を縦横無尽に取り出しながら進む記述は、不思議と要点が絞られていて展開にスピード感があるので、飽きずに読めます。この厚さだからこそ、一気読みがおすすめ。 〈緊張や対立、解決不能のジレンマがどの文化にとってもスパイスの役割を果たすとしたら、どの文化に属する人間も必ず、矛盾する信念を抱き、相容れない価値観に引き裂かれることになる。これはどの文化にとっても本質的な特徴なので、「認知的不協和」という呼び名さえついている。認知的不協和は人間の心の欠陥と考えられることが多い。だが、じつは必須の長所なのだ。矛盾する信念や価値観を持てなかったとしたら、人類の文化を打ち立てて維持することはおそらく不可能だっただろう。〉 という一節が、心に残る。 副題にもなっている「人類の幸福」は、目を凝らしてその正体を見ようとすればするほど、霧のように消えてしまう。でも、もし、何かを考えつくり、維持していくことが前向きに生きることだとしたら、矛盾や葛藤こそ、その原動力なのかもしれない。

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2024/04/29

全世界で話題になった書籍。全体的に非常に興味深く読むことができたが、なかでもおもしろかったのは「認知革命」の話。第2章の章題はズバリ「虚構が協力を可能にした」で、どういうことかといえば、宗教も法律も会社もすべては「虚構」であり、それを信じたことが今日のサピエンスの繁栄に繫がってい...

全世界で話題になった書籍。全体的に非常に興味深く読むことができたが、なかでもおもしろかったのは「認知革命」の話。第2章の章題はズバリ「虚構が協力を可能にした」で、どういうことかといえば、宗教も法律も会社もすべては「虚構」であり、それを信じたことが今日のサピエンスの繁栄に繫がっているという。説明を聞いてなるほどと思った。認識したことはなかったが、この世はすべて「虚構」なのだ。このことを知ることができただけでも大きな学びであった。むろん、上下巻にわたる大作なのでほかにも示唆に富む内容で満ち溢れているのだが、とにかく充実した読書体験をすることができた。

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2024/04/25

なるほど、売れるわけだ。 全編を通してウィットに富んでいる。非常に難しいことを述べているから内容を十全に理解できている気はしないが、冗談めかした口調や(むろんこれは訳者に負うところも大きいだろうが)身近で分かりやすい卓抜な例のおかげでさくさくと読み進めることができるし、何となくで...

なるほど、売れるわけだ。 全編を通してウィットに富んでいる。非常に難しいことを述べているから内容を十全に理解できている気はしないが、冗談めかした口調や(むろんこれは訳者に負うところも大きいだろうが)身近で分かりやすい卓抜な例のおかげでさくさくと読み進めることができるし、何となくでも分かったような気分になれる。 とはいえ、誰でも気軽に読めるというものではないだろう。 上下巻4部20章から成る本書だが、サピエンスという響きから連想される有史以前の、原始的な世界について書かれたのは第2部の前半まで。このあたり(第1部)までは高校生くらいならついてこれるのではないだろうか。 ただ第2部に入って神話について触れ出し、さらに宗教や資本主義について本格的に論じ始められると、ある程度の歴史的、社会的なバックボーンが求められていく。 知人が「途中で挫折した」と言っていたが、察するところこの辺りで読み進められなくなったのではないか。 (個人的にはこうしたテーマについて読み慣れているので、私はなんとか読み進めることができた) そして最終的に科学について語られ始めると、読者にとっても問題はぐっと身近になる。最終的に筆者から提示される未来像を前に、誰しもが考え込むはずだ。 「我々サピエンスはどこへ向かうべきなのか?」と。 最後まで我慢して読むとまた面白いですよ。

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2024/04/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短い通勤時だけで読みすすめたので、2か月くらいかかったが、それはそれで良い時間を過ごせた。 宗教とか資本主義とか文明とかが歴史として語られてきたときには、今まで仕組みとか表面しか見てこなかったことを痛感させられた。それらの深いところ、または大きく見たときに感じるべきことがあることにものすごく驚いた。 そして、2014年に書かれてから、この10年での世界の大きな変化をどう感じるのかという疑問にも文庫版あとがきでお答えいただき、その内容にも感服。 とは言え、理解できていないところもあるので、なんなども捲りかえしたい。

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2024/04/08

上巻に比べると小難しく、くどい説明が多い気がしてちょっとワクワクが減って読むスピードも落ち気味w 未来恐ろしいな、、、人間はどこに向かっていくんだろう? ド庶民の私は最終列車には乗れない気がするなーと思いつつ。

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2024/03/28

人類は宗教、企業などの虚構を作ることで進化した。 虚構変えることで社会構造や行動パターンを変えることができた。

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