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世界一流エンジニアの思考法 の商品レビュー

4.4

126件のお客様レビュー

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2024/08/12

本書で紹介されているマインドセットやテクニックが、今働いている組織や自分自身の働き方に浸透しているか、比較しながら読み進めました。 現職では納期厳守の意識が強く、自分を含め開発者は常に急かされていると感じています。 自分は入社2年目でSWの実装経験も浅く、納期に間に合わせるた...

本書で紹介されているマインドセットやテクニックが、今働いている組織や自分自身の働き方に浸透しているか、比較しながら読み進めました。 現職では納期厳守の意識が強く、自分を含め開発者は常に急かされていると感じています。 自分は入社2年目でSWの実装経験も浅く、納期に間に合わせるために残業でカバーをしたり、ギリギリのタイミングで委託先に依頼を出してしまいます。 自己の能力不足はもちろんありますが、本書を読み、自分だけの問題ではなく組織の問題も大きいと気づくことができました。そのおかげで、あまり気を負う必要もないな、と少し気が楽になりました。 また、組織からの期待を優先的に考えてしまい、自分が何をやりたいかを考える余裕がないまま、仕事に充実感を得ることができずにいました。 心身の健康をキープしつつ、素直にやってみたいと思えることを勉強するために、「定時に帰るための工夫」を実践していきます。

Posted byブクログ

2024/08/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

世界の最前線でスピードを争うようにビシバシ戦っていたいわけではない。 なので生産性を高めるとか、リーダーシップを取るとかの話をギンギンにされると興ざめなのだが、本書はタイトルのぎらつきほどは、押しつけがましくない。 もちろん、マイクロソフトのインターナショナルチームでクラウドサービスの中身をゴリゴリ開発している方なので、そりゃもうエリートな就業スタイルが端々に伺え、「住む世界が違うな」と思うことも多々あるし、「幼いころからパソコンいじりが大好きで、、、」というのが、あぁやっぱりこの業界のギーク達は幼少期からの積み重ねてきた時間が違うんだよなと土台の違いを感じることもあるのだけれど、肝のメッセージは興味深く、純粋な学習意欲を掻き立てられる、読んで良かった一冊。 序盤に出てくる「試行錯誤はせずに仮説を立てる」と「検討をやめて検証する」が何となくぶつかり合っているような気がしてう~んとなったが、以降はどんどんなるほど~な感じ。 ・大仰なものでなく、小さなデザインドキュメントを実際に手を動かす(プログラム開発する)前に作成することで、理解が深まるし、退屈な作業を後回しにせず済む ・アーキテクチャやツールが複数あって決めあぐねているときは「どっちでもいい」。なぜなら圧倒的に差があるのなら決めあぐねるはずがないから ・生産性とはレベル1(何もググらず即実装できる)案件を増やすこと。レベル4(自分には無理)、レベル3(スパイクソリューションがあれば何とかなる)を減らすことではない ・説明可能にするために、コーネルメソッド(ノート(学んだこと)/キュー(きっかけ)/サマリー(まとめ))で記録する ・いちいち全部説明せずに、情報を少なくする ・知らないことはその道のプロに気軽に聞く ・学習をするために、定時で切り上げる ・日本の大手SIerの平均レベルが下がっているのは「自分で手を動かさないから」(下請けに出すから) ときに生産性の話になりがちなところは否めないが、その主目的は対時間効果というよりは、いかに自分が気持ちよく仕事をするか、いかに自分でコントロールした手法でアウトカムを出すかに着目している。 あぁわかんないなぁといちいちググったり、何かこれ前にもぶち当たった問題だなと同じ轍を踏んだり、あっちとこっちで判断を決めかねたりという七転八倒の自分の仕事模様と対比し、確かに自信のある知識を使って気持ちよく成果を創出できると仕事に対する嫌悪感が減るかもと思った。 総じて日本の文化的習慣が邪魔するようなことも多く、自分の中でローカルに取り入れるしかないかなというものもある。 自分もやりがちなのは、質問してきた相手に「少しでも自分で調べてきたのか/考えてきたのか」と思ってしまうところ(いわゆるググれカス問題)。 自分の上司や周りもそんな感じ。 著者の周辺では、困ったら誰かに聞くし、聞かれた方も知っていれば惜しみなく答えるし、知らなかったら知っていそうな人にすぐ振るとのこと。その方が早く全員のレベルが上がるから。 なるほど、そういう発想はなかったな。 どちらかというと自分が掛けてきた時間、自分のスペシャリティをそう簡単に渡せるかというような守りの姿勢の方が強かったかも。 小さいな。改めよう。 そんなこと気にするくらいなら、別のことを学ぼう。 と、とにかく自分のために、前向きに学習していこうという意欲が掻き立てられる一冊でした。

Posted byブクログ

2024/08/11

良書です 全体を通して無駄なリソースを使わずに 効率良く仕事をする方法が書かれています この本の内容を仕事に活かせば確実に仕事が早くなりますし、 ワークライフバランスも良くなります エンジニア10年以上やっていますが、 半分以上は出来ていると思うので、間違えていないんだと確信得れ...

良書です 全体を通して無駄なリソースを使わずに 効率良く仕事をする方法が書かれています この本の内容を仕事に活かせば確実に仕事が早くなりますし、 ワークライフバランスも良くなります エンジニア10年以上やっていますが、 半分以上は出来ていると思うので、間違えていないんだと確信得れたのが良かったです

Posted byブクログ

2024/08/09

普段あまり関わることの無いエンジニア目線での仕事の話は自分では考えない視点が多くあり、新鮮だった。 アメリカのマネージメントやMSの仕組みを全て真似することは出来ないが、抽象化して学べることは多かった。 マネージャーの役割は「アンブロック」部下の進むべき障壁を取り除くこと。 ...

普段あまり関わることの無いエンジニア目線での仕事の話は自分では考えない視点が多くあり、新鮮だった。 アメリカのマネージメントやMSの仕組みを全て真似することは出来ないが、抽象化して学べることは多かった。 マネージャーの役割は「アンブロック」部下の進むべき障壁を取り除くこと。 「検討」よりも「検証」を重視 とりあえずやってみることが最重要であり、 ミスは人間であれば起こりうること。

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2024/09/02

マイクロソフトの開発者やマネージャーが優秀であるため、定時内で最大限の業務をこなすことができるのだろう。 価値のある仕事に集中し、それをやり切ることで生産性が高まるという印象を持った。 会議中に集中してサポートし、細部まで理解することは参考にしたい。

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2024/07/16

マルチタスクは百害あって一利なし!  何かを変えたければ、住むところ、時間配分、付き合う人を変えるべし 伝える情報は最低限でいい。聞かれたら答えるでいい 最後、Cocoa開発者と世間の風当たりについて綴った章が心に残った。時代に先駆けて挑戦する技術者への嫉妬にも似た批判、中...

マルチタスクは百害あって一利なし!  何かを変えたければ、住むところ、時間配分、付き合う人を変えるべし 伝える情報は最低限でいい。聞かれたら答えるでいい 最後、Cocoa開発者と世間の風当たりについて綴った章が心に残った。時代に先駆けて挑戦する技術者への嫉妬にも似た批判、中傷が彼らの新しいことへのチャレンジ精神を奪い続けてきた。いいところが9、問題が1あったらその1をクローズアップして叩くような異常とも言える完璧主義なこの国を誰が助けようとするか。 批判よりもまずポジティブフィードバック、これを一人ひとりが意識すれば大いに変わるであろう。

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2024/07/01

⚫︎感想  米MSエンジニアとしての経験はもちろん、エヴァンジェリストやコンサルタントとしての経験から、著者が日米のエンジニアを取り巻く環境の相違点が記されている。紹介されていた米エンジニアの仕事術には、取り入れたい要素が多くあった。一流でも理解に時間がかかり、その上でいかに生産...

⚫︎感想  米MSエンジニアとしての経験はもちろん、エヴァンジェリストやコンサルタントとしての経験から、著者が日米のエンジニアを取り巻く環境の相違点が記されている。紹介されていた米エンジニアの仕事術には、取り入れたい要素が多くあった。一流でも理解に時間がかかり、その上でいかに生産性を上げれるかにこだわる思考法に感銘を受けた。 ⚫︎この本を読んだきっかけ ・友人の紹介 ⚫︎この本を読む目的 ・生産性を上げる思考法をインプットすること ⚫︎読書後の結論 ・生産性を上げる思考法を実業務で実践するべき ⚫︎気になったトピック ・一流でも理解には時間がかかる(知らないことは知らない) ・まず手を動かすこと(試行錯誤)は悪 ・日本においてBig Techが現れなかった理由を考察 ⚫︎実践したいこと ・理解に時間をかけ、時間をかけることに不安を抱かない。 ・わからないことはわからないと言う(そういう環境づくり) ・仮設思考を持ち、試行錯誤の時間(作業時間)を減らす ・仕事において、優先順位(1位だけ)を決めて最優先タスクのみに取り組む。この繰り返し。 ・家事において、書類系の中途半端な処理や食事後の皿洗いを放置などをやめ、完全にタスクを終了させる

Posted byブクログ

2024/06/28

海外のエンジニアと日本のエンジニアの比較が多め。日本ではエンジニアの仕事はブラックと思われがちであるものの、海外ではそう思われていない。 大きなシステム障害が起きて責められるのは日本くらいだと。同じ仕事でも扱いが違うなら、海外で働いた方が気楽だというのはその通りだと思った。海外...

海外のエンジニアと日本のエンジニアの比較が多め。日本ではエンジニアの仕事はブラックと思われがちであるものの、海外ではそう思われていない。 大きなシステム障害が起きて責められるのは日本くらいだと。同じ仕事でも扱いが違うなら、海外で働いた方が気楽だというのはその通りだと思った。海外のエンジニアは、不満があれば自分が制度を変えれば良いし、変わらないなら辞めれば良いだけと思っている。日本の、完璧主義だったり、自分が我慢して合わせる考えとは違う。 失敗は実力以上の仕事に挑戦できている証拠、とはいうものの、自分は何を言われようと、失敗したいとは思わないし、失敗に先回りしてプランを立てておくような考え方のほうが好き。 失敗してから深く考えないでその場しのぎの対応をして成長せず繰り返している人間は話が違うと思う。

Posted byブクログ

2024/06/26

▼感想 ・マイクロソフト牛尾さんの著書。マイクロソフトの上司・メンバーと同じ環境で仕事をする中での気づきから自身を変化させていく様が記されています。 ・本書自体とても良くて文句なしの★5ですが、参考図書(英語/整理/幸福)が数冊記載されており、そちらも読んでみたいと思います! ...

▼感想 ・マイクロソフト牛尾さんの著書。マイクロソフトの上司・メンバーと同じ環境で仕事をする中での気づきから自身を変化させていく様が記されています。 ・本書自体とても良くて文句なしの★5ですが、参考図書(英語/整理/幸福)が数冊記載されており、そちらも読んでみたいと思います! ▼メモ(抜粋) ・P29:「理解に時間をかける」を実践する、理解の3要素は、  (1)その構造をつかんで、人に説明できること。  (2)いつでもどこでも即座に取り出して使えること。  (3)知見を踏まえて応用がきくこと。 ・P36:「理解は時間がかかるもの」として、徹底的に理解する習慣をつける、圧倒的に試行錯誤が減って問題を一直線に解決できるようになってくる。 ・P81:QCD+S(スコープ)は、トレードオフの関係にある ・P88:「なるはやで」、火急の依頼は「マネジメント能力の欠如」と見なす。 ・P175:マネージャーが、いかにメンバーたちが幸せに働けるかに高い関心を寄せ、エンパワーしてくれるのだ ・P185:「意見が違う」だけの話であって、相手が間違っているというスタンスで話していない。他の人の脳みそを借りて、最適なアイデアを選択しようという姿勢だ。 ・P208:「生産性を上げるためには学習だよ。僕は仕事を定時ぐらいで切り上げる。そのあとで、自分のやりたいトピックを勉強したり試したりする」。仕事ばかりしていては短期的なアウトプットは上がったように見えても、根本的な生産性が上がらない。 ・P219:「幸せを感じるから成功するのであって、成功したら幸せになるわけではない」 ・P220:今まで散らかっていたのは、「完了」させていないからではないか? ・P224:「成果を出す人というのは、あらゆる点で整理が行き届いている」という指摘とともに、「身の回りの整理」⇒「情報の整理」⇒「頭の中の整理」の流れで整理力を高めることが大切

Posted byブクログ

2024/06/18

日本人の仕事がどうして日本人的で行けないことなのか、日本語で海外目線から書かれてる一冊。 日本で仕事を続けたい、でも日本の凋落を黙って見てられない若手社員や中間管理職は読むといくつか新しい気付きが得られると思う。

Posted byブクログ