さんかく の商品レビュー
食事や料理の描写、京都の町屋の雰囲気が丁寧に描かれていて、私も一緒にシェアハウスさせて頂きたい!と思いました。 自分がアラフォーだからか夕香にばかり肩入れしてしまって、華ちゃんの良さ、華ちゃんから見た正和の良さがいまいち分からず… 結末に少しモヤモヤしましたが、全体の流れはすごく...
食事や料理の描写、京都の町屋の雰囲気が丁寧に描かれていて、私も一緒にシェアハウスさせて頂きたい!と思いました。 自分がアラフォーだからか夕香にばかり肩入れしてしまって、華ちゃんの良さ、華ちゃんから見た正和の良さがいまいち分からず… 結末に少しモヤモヤしましたが、全体の流れはすごく好みの話でした。
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初めて千早茜さんの作品を読んだが、読みやすくて面白い。美味しそうな食べ物がたくさん出てきた。華ちゃんに感情移入した。
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※このレビューにはネタバレを含みます
高村さんと伊東くんと華ちゃん。 昔のバイトの先輩後輩、高村さんと伊東くんが同居し始める。美味しそうなご飯をたくさん食べる。研究一筋の伊東くんの彼女、華ちゃんは忙しくて中々会えない。同居がバレて喧嘩する。 華ちゃんとヨリが戻ったけれど、高村さんを応援したくなるのは年齢が近いからだろう。 それと関係なく、物語に対して高村さんが同居を誘ったのが悪いとか、どっちつかずの伊東くんが悪いとかそういうことを言う人とは話が合わないなと、読みながら思った。 地名が京都で嬉しい。 千早さんの、と思う。とか、過去形の連続とか、全部言わなくていい感情とか、書き方が気になってしまう。
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読んでたらキャベツの塩昆布食べたくなって夜ご飯に作っちゃったよ 鶏そぼろにきのこ入れるのか〜おいしそう〜 食じゃないとしても同じものが好きな人って一緒にいても楽しい、安心する 自分と違う価値観でも一緒にいたい、相手に合わせたいって思えるのって本当に相手自身のことが大切なんだろう...
読んでたらキャベツの塩昆布食べたくなって夜ご飯に作っちゃったよ 鶏そぼろにきのこ入れるのか〜おいしそう〜 食じゃないとしても同じものが好きな人って一緒にいても楽しい、安心する 自分と違う価値観でも一緒にいたい、相手に合わせたいって思えるのって本当に相手自身のことが大切なんだろうなぁ でも合わせられない、一番が決められないからといって相手のことを大切に思ってないわけじゃないんだよね この恋愛に対する考え方が違ったり、相手の考え方を理解してあげられないとうまくいかない 色んな意味で相手を理解するためにコミュニケーション取ったり、相手のことをしっかりみれるようになりたいね
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千早茜さんも、生きている間にできる限りの文章を摂取したい、と思う作家さんのお一人だ。 真緑の背景にいちごパフェや土鍋ごはんのイラストが印象的な表紙。 章ごとに食べものの名前が付いていて、どれもこれもおいしそう。 奇妙で危うい三角関係と魅惑的な料理の数々。 冒頭の、京都のお庭や...
千早茜さんも、生きている間にできる限りの文章を摂取したい、と思う作家さんのお一人だ。 真緑の背景にいちごパフェや土鍋ごはんのイラストが印象的な表紙。 章ごとに食べものの名前が付いていて、どれもこれもおいしそう。 奇妙で危うい三角関係と魅惑的な料理の数々。 冒頭の、京都のお庭や土鍋ごはんが炊き上がる描写から、まるで今そこにいるかのように、五感がリアルを飛び越えていく。 華ちゃんの、約束をしょっちゅう反故にするのは自分なのに、相手から思うような反応が返ってこないと苛立ったりするところや、他者を軽んじたり、俯瞰で見るようなところがちょっぴり苦手だった。 (ただ、相手の苦手と感じる部分は、自分の投影とも言うので、私にもそういった要素があるのかもしれない。うう) 「ヒトってさ、自分にとって都合の悪いものを変だって言うんだよ」 確かにな〜〜 何かとても大きな事件が起こる訳では無いけれど、先の展開が気になってするすると(しかし読み応えは濃厚)読み進めてしまった。 千早茜さんという作家に出会えて本当に良かったと心から思う。 阿川佐和子さんの解説も素敵だった。 居酒屋「さんかく」、私もぜひ暖簾をくぐりたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「俺にとっての家はどっちだろう」と悩む伊東くんに、ちょっと共感してしまった。「感情は? 生活に宿るのか、心に宿るのか」 多くの人はまず好きだという感情から始まり、家族になって、共に生活をつくっていく。でもその生活が(しかも完璧に)先に出来上がっていたら? そういう関係性はなんと名付けられよう? というのが本書のテーマなのかなと思う。 「恋愛とか性欲とかじゃない、もっと寂しさに近い感情で」高村さんのことを引き寄せよう(抱き寄せようではない)としていた伊東くん。その気持ちも、痛いほどわかる。人って、恋とか愛とか以外に「寂しさに近い感情」を理由に付き合ったり結婚したりすることが案外多い気がする。その関係性には名前がまだないから、それを恋やら愛だと思い込んでいるだけで。 私は結婚しているけど、伊東くんみたいに生活と愛を切り離したいときがたまにある。女ともだちだけで生活したら楽だろうなーとか、生活せずにいられたら夫と喧嘩が減るだろうなーとか。生活しているからこそ育まれる愛もあるんだけどね。
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本作は映像作品では感じとる事が出来ない「行間を読む」場面が潤沢に使われていた気がする。 「◯◯と思ったが溜飲して、、、」というような表現や千早さんならではの匂いの描写が、やっぱり好き(解説の阿川さんも仰っていましたが、、、)。 比喩表現もまた好き。赤面する事を、そう言う風に言うか...
本作は映像作品では感じとる事が出来ない「行間を読む」場面が潤沢に使われていた気がする。 「◯◯と思ったが溜飲して、、、」というような表現や千早さんならではの匂いの描写が、やっぱり好き(解説の阿川さんも仰っていましたが、、、)。 比喩表現もまた好き。赤面する事を、そう言う風に言うか〜〜。と心で大きく丸を描く。 三角ではない、、、知らんけど、、、。
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三角関係未満の男と女と女。ハッキリ責められない分、自分も相手もモヤモヤしてしまうのかも。 高村さんの作る料理はどれも美味しそうで、町屋でのていねいな暮らしとともに憧れます(夏冬は大変そうだけど)
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京都に住むデザイナーの高村夕香。かつてのバイト仲間で、夕香の作るまかないが好きだった伊東正和。その恋人の研究熱心な大学院生の華。 この三人による、視点がそれぞれ交代しながら進んでいく小説だ。 夕香の暮らす町家に正和が同居することになった。 でも、二人の関係は友人に毛が生えた程度...
京都に住むデザイナーの高村夕香。かつてのバイト仲間で、夕香の作るまかないが好きだった伊東正和。その恋人の研究熱心な大学院生の華。 この三人による、視点がそれぞれ交代しながら進んでいく小説だ。 夕香の暮らす町家に正和が同居することになった。 でも、二人の関係は友人に毛が生えた程度。 絶妙な距離感での同居生活が進んでいく。 一方、研究中心の華は、何よりも大切なものが研究だ。 恋人の正和についても、なんだかあっさりして希薄だ。 こんな三人がそれぞれの思いを抱えながら過ぎていく時間。 私だったら…とちょっと考えてしまう面もありつつ、それぞれがどこかしたたかで、ちょっと小賢しい面もあり、人間らしくもあり。 なんだか不思議な余韻に包まれた小説だった。
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普通の恋愛、お仕事小説だけど 食べ物があんまりおいしそうで、それだけで癒される。 高村さんがぽっちゃりじゃない理由が知りたい。
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