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杉森くんを殺すには の商品レビュー

4.3

54件のお客様レビュー

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    25

  2. 4つ

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2024/12/13

これは最後の『解説』まで読むべし!です。 そして 今、人生に悩んでいる人や悩んでいる人が身近にいる人は、早くこの本と出会って欲しいと思いました。 私は悩み事を誰にも相談できないとき、答えが出そうな本を探して読みあさってました。  だから 多くの方の手に取っていただけたらと思...

これは最後の『解説』まで読むべし!です。 そして 今、人生に悩んでいる人や悩んでいる人が身近にいる人は、早くこの本と出会って欲しいと思いました。 私は悩み事を誰にも相談できないとき、答えが出そうな本を探して読みあさってました。  だから 多くの方の手に取っていただけたらと思います。 読んでよかった一冊です。

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2024/12/13

友達の自殺から立ち直る話。兄や友人や先生が適切に寄り添ってくれて立派。自分もこんな風に人に接することができるだろうかと見つめ直すことができた。 ただ、自分の好みとは合わない気がした。子供向けの本なのでこれ以上を求めるのは無理だとは思うが。

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2024/12/01

あぁ…なるほど…そういう話か… 主人公の友人、良子さんが良い子過ぎる。名は体を現す。良子さんのような人間になりたい。

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2024/12/01

私が学生の時に読みたかったなと思えた本でした。 社会人になってこの本を読んで、学生時代の人間関係を振り返って良好とは言えない人間関係だったなと思いましたし、今の時代を生きる学生さんには読んで欲しい一冊でした。 漢字にふりがなが振ってあるので小学生高学年くらいからでも読めるのではな...

私が学生の時に読みたかったなと思えた本でした。 社会人になってこの本を読んで、学生時代の人間関係を振り返って良好とは言えない人間関係だったなと思いましたし、今の時代を生きる学生さんには読んで欲しい一冊でした。 漢字にふりがなが振ってあるので小学生高学年くらいからでも読めるのではないかと思います。

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2024/11/30

ヒロが杉森くんを殺す理由が明らかになるにつれ、物語の状況も明らかになる。児童文学で読みやすいのに、何か大切なことを伝えてくれている。小さい子に読んで欲しい。客観はだれかにとっての主観

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2024/11/28

刺激的なタイトルから、どんな物語なんだろう?と読む前から想像を掻き立てられ、読み進めていくうちに「なるほどな...」と、こまめに最初から読み直してもう一度話を整理したくなる本だった。 展開も早く面白くどんどん読み進められるので、あっという間に読了。 テーマ自体はきっと重ためであり...

刺激的なタイトルから、どんな物語なんだろう?と読む前から想像を掻き立てられ、読み進めていくうちに「なるほどな...」と、こまめに最初から読み直してもう一度話を整理したくなる本だった。 展開も早く面白くどんどん読み進められるので、あっという間に読了。 テーマ自体はきっと重ためでありながらも、少し笑ってしまうような登場人物のユーモラスな会話で、あまり負荷を感じずに楽しく考えながら読めた。

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2024/11/27

児童文学とは知らず読み進めていたが、自分の経験にも重なる部分があり、共感する場面が多い本だった。 読み始めたきっかけはXでおすすめされていて気になったからである。ミステリー系の話かと思ったが、これは悩んで辛い思いをしている人を支えようとしている周囲の人の葛藤を描いているとても現...

児童文学とは知らず読み進めていたが、自分の経験にも重なる部分があり、共感する場面が多い本だった。 読み始めたきっかけはXでおすすめされていて気になったからである。ミステリー系の話かと思ったが、これは悩んで辛い思いをしている人を支えようとしている周囲の人の葛藤を描いているとても現実的でハッとさせられるような学びの多い物語だった。 読み進めているとき、中学生の友達の顔が浮かんだ。物語の立場で言うと杉森くんにあたる。その子は自殺はしていないが、精神的に病みかなり追い込まれていた。そして、私の立場は主人公のヒロにあたる。その子にとって頼り先が私しかなかった。 ヒロが、自分を精神安定剤にしてくる杉森くんの存在を「めんどうくさい、距離をおきたい、私は私の人生がある」と煩わしく感じていた。 すごく共感できた。小さい頃から仲良しで親友だったのに、病んで落ちていくあの子なりのSOSにしっかり向き合おうとすると、すごくめんどうくさかったことを思い出した。私だって楽しいことをしたい、別のコミュニティがあるのにと、一緒に悩み考え苦しむ時間がある一定をすぎるとどんどん煩わしくなるのだ。 ヒロはここで、その役割を一身に担い疲弊し逃げる。周りの大人に相談できなかったのだ。 ヒロは、杉森くんを自分の世界から追放し拒絶したが、私は先生に泣きながら話を聞いてほしいとSOSを出した。 今思えば、本当に偉かったと思う。 そのあと、その子はカウンセラーに預けられ私が先生にSOSを出したことにありがとうと言ってくれた。 ヒロはすごく強い子だった。強いから1人で悩んで抱え込んでいた。弱かった私は弱かったからこそ周りを頼ることができた。 最近仕事でうまくいかないことしかない辛い日々で

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2024/11/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

風邪気味で、子供達の食事の用意などして、自分はさっさと寝る準備をして、そういえばこの本があったと寝室で、風邪だけどビール一缶くらいは、と読み始めた本 出会いはXで。最近流れてくる情報は全部しつらえた物みたいで、つまらないと思っていたけど、やっぱりこういう出会いがあるから、情報に触れ続けるのは有意義だと思い直せるほどの。 この本は、本当に児童文学ですか?いや確かに子供達に読んでほしい。世の中のほんとうの事が淡々と書かれていて、感動しすぎて泣きすぎてどうしようもなくなってしまいました。 杉森君を殺さなければいけない真相が分かり次第、主人公の切実な心の叫びが胸を突いて堪らない。読んでる私が逃げ出したい程の真摯な叫びが堪らなかった。 風邪由来の鼻水を超えて嗚咽が止まらないほどの涙と鼻水で箱ティッシュの容量をどんどん減らしてしまいました。 子供達がお母さん風邪大丈夫〜?と寝室を覗いたらヤバいです。もしそうなったら、素直にこの本読みなさいと差し出すしかないでしょう...

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2024/11/25

『客観なんて、しょせん、だれかの主観だ。』 和歌山にある書店の店主さんがXで激推ししていて気になって読んだ。 読み終わって「え!?本当に児童文学!?」とびっくりしてしまった。 文体は軽めでサクサク読めるのに、心にグサグサ刺さる。小中学校の国語の教科書に載せるべきだと思うし、1人...

『客観なんて、しょせん、だれかの主観だ。』 和歌山にある書店の店主さんがXで激推ししていて気になって読んだ。 読み終わって「え!?本当に児童文学!?」とびっくりしてしまった。 文体は軽めでサクサク読めるのに、心にグサグサ刺さる。小中学校の国語の教科書に載せるべきだと思うし、1人でも多くの人にこの本を読んで欲しい。 絶対救われる人がいると思う。

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2024/11/25

児童文学を久しぶりに読みましたが、社会人の自分にこんなにしっくりくるとは思っても見なかったです。わかりやすい表現、言葉、構成、物語。 いろんな作者が同じテーマで小説を書く。それでもまだまだ読みたくなる。文体や視点、空気感ってそれぞれの作品にこもっているんだなと、この小説にはそん...

児童文学を久しぶりに読みましたが、社会人の自分にこんなにしっくりくるとは思っても見なかったです。わかりやすい表現、言葉、構成、物語。 いろんな作者が同じテーマで小説を書く。それでもまだまだ読みたくなる。文体や視点、空気感ってそれぞれの作品にこもっているんだなと、この小説にはそんなことを考えさせられました。 なんだか星で評価を決めるような小説ではないような気がしたので星なしです。

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