リカバリー・カバヒコ の商品レビュー
人生や仕事や人間関係に疲れ立ち止まってしまった人々が、公園にあるカバのカバヒコを通じて人生を少しだけリカバリーします。青山さんの本は本当に優しく辛い時に寄り添ってくれます。
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青山美智子を読むのが6冊めともなると、だんだん慣れてしまったのか、今回はあまり感動しなかった。 幼稚園のママ友の話などはあっちこっちで聞くものだし。 とはいえハートフルには違いなく、みんないい人。 今回はカバヒコだけど、人には、何かにすがるとか、何かに話を聞いてもらうとか、お天道...
青山美智子を読むのが6冊めともなると、だんだん慣れてしまったのか、今回はあまり感動しなかった。 幼稚園のママ友の話などはあっちこっちで聞くものだし。 とはいえハートフルには違いなく、みんないい人。 今回はカバヒコだけど、人には、何かにすがるとか、何かに話を聞いてもらうとか、お天道様が見てるからちゃんとしようとか、神様仏様とか、そういうの少しは必要なのかも。 現代はそういうのがなさすぎる。 カバヒコの目の塗装が剥げてるから泣いてるように見える、とか、不安になってしまうのはそれだけ想像力が豊かだということ、などの表現にうなりました。
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ここ最近読んだ中で1番良かった! 5編の短編集で構成されていて、ちょっとずつ登場人物がリンクしていた。 みんなクリーニング屋さんにお世話になることで触ると良くなる公園にあるカバの置物を知って、にんまり笑っているカバにリカバリーされていった。 心温まるお話でした!
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新築マンションの近くの公園にある、アニマルライドのカバ。そのカバは「リカバリー・カバヒコ」といい、自分の悪いところを触ると「リカバリー」(回復)するといわれている。そんなカバヒコを巡るお話。 実際にはそんな効果はなく、カバヒコに勇気づけられ、奮い立たされ問題が解決していく、ということだと思うが、カバヒコがみんなの「支え」になっているのが、良い。 第4話の話が特に好きで、「わかるわかる」となりながら、読んでいた。嫌なことからは逃げたくなるが、性格が性格なばかりに、次第にガタが生じる。彼なりに向き合い、前に進んでいく姿は眩しかった。
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青山先生の作る物語は、本当にいつも面白くてどんどん読み進めてしまいます。 早く続きが読みたいと思えます。 物語の中で大切な事を教えてくれるのが凄く有難いです。
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読み終わったら心がふんわりとなりました。 青山美智子さんらしい、リアルだけどどこか不思議な世界に入り込む瞬間がとても好きです 私もカバヒコにリカバリーして欲しいところだらけです
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青山さんの作品はいつもホッとするので、好きです。 劇的に良くなるわけではなく、良くなるお手伝いをしてくれるようにリカバリーしてくれるカバヒコ。ただそこにいてくれる安心感。
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青山美智子さん初読。 ハートフルな連作短編集。 憧れの新築マンションに越してきたけれど、それぞれに悩みを抱える年齢も様々な住人たち。同じ町に古くからある団地の片隅の寂れた公園にあるアニマルライドの都市伝説は、なぜか信じてみたくなるもので… 一話一話のつながりや最終章で明かされる都...
青山美智子さん初読。 ハートフルな連作短編集。 憧れの新築マンションに越してきたけれど、それぞれに悩みを抱える年齢も様々な住人たち。同じ町に古くからある団地の片隅の寂れた公園にあるアニマルライドの都市伝説は、なぜか信じてみたくなるもので… 一話一話のつながりや最終章で明かされる都市伝説の秘密が、読後にじんわり響いてくる。
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今作は、悩みを抱える老若男女の主人公たちが、「リカバリー・カバヒコ」を通して緩やかに繋がる連作短編集。 本当はわかっているんだよね。自分の心の弱さが原因だって。でも、それを突きつけられるのってこわいよね。 苦しいときは逃げてもいいと思う。むしろ、逃げたほうがいいと思う。という...
今作は、悩みを抱える老若男女の主人公たちが、「リカバリー・カバヒコ」を通して緩やかに繋がる連作短編集。 本当はわかっているんだよね。自分の心の弱さが原因だって。でも、それを突きつけられるのってこわいよね。 苦しいときは逃げてもいいと思う。むしろ、逃げたほうがいいと思う。というか、それは逃げではないよと思うこともある。 だけど。自分と向き合うことができたなら。 その方がこころは楽になる。逃げ続けるって苦しいものね。 問題は解決しなくても、状況は変わらなくても、相手のことは変えられなくても、自分の心の持ちようは変えられるよと優しく諭してくれるようだ。 「リカバリー」とは、心を修復させること。 それは元のカタチではなく、キズとなる経験を含めて作られた新たなカタチ。愛おしいカタチ。 そうして自分を受け入れることができたとき、負の経験だと思っていたことさえも、そうじゃなくなるんだって、そういった苦い経験が、人生に深みを与えてくれるんだって思えた。 カバヒコ、皆のこころを解放してくれてありがとう。
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温かいストーリー。最終話でそう来たか〜!と納得。うるっときました。公園にカバヒコいないか探してしまいそうです。
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