トゥルー・クライム・ストーリー の商品レビュー
登場人物の会話のみで進行する 著者も登場する、斬新差はあるが、 話の流れが途中からまどろっこしくなってしまい、挫折 3部作は面白かったんだがな〜
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
700ページ近くあるが、インタビューの会話を通して謎が増えていくので先が気になってどんどん読み進めてしまった。 ゾーイに関わる人がみんな怪しく見えてしまうので、それも先が気になるポイントだったと思う。 ただ、張り巡らした伏線を無理矢理回収した感が否めなかった。 YouTube等で強くおすすめされていたので、ハードルが上がっていた分、拍子抜けした感じはある。 イヴリンとのメールの黒塗り部分は結局何だったのか…
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白かった。映像で見たほうがもっとわかりやすくて楽しめると思う。「アイ、トーニャ」とか「アメリカンアニマルズ」のような手法で作ったら良いんじゃないかな。二つとも実際の出来事で、役者が演じる当事者がインタビューに答えているので。 この作品はまるっきりのフィクションではあるが、じゃあそこに作者が投入される意味とは?とは考えていると、ちゃんと出てくる。最初のほうで言ってた最悪な出来事ってこれか~となる。 インタビュー形式なので読みやすかった。なんかこういう、一見すると事実に見える事実の羅列って、映画「サーチ」みたいな読み取りを読者にさせるので没入感があって面白いなと思った。類似で『ポピーのためにできること』も挙げられていたが、10年くらい前にSFでメールなどのやり取りのみの形式の小説もあったなあと思い出した。 で、内容。とにかく、みんなが信頼出来ない語り手で、主観のみで構成されるのでややこしい。二人以上の証言があれば真実みたいな判定していけば良いが、とにかくややこしい。 結局、誰もが自分の都合の良いように嘘をついてたり黙っていたりするので、最後に明かされる犯人もどうなんだろうという疑いが残る。まあそれ含めて面白かったが。 二人だと思っていた人物が一人だったとはな。でもやっぱ最後のとってつけたような犯人の経歴は、作中でうかがえなかったので、ちょっとアンフェアだなと感じた。 それ含めて作者の手のひらの上なのかも。わざわざ第二版で、作者の追加修正が行われてるわけだし。 映像化するなら、そこらへん膨らませて多重解決モノとしても描いて欲しいかなと思った。 いやでもエンタメとしては面白かったが、結局ゾーイがどんな人間だったのか、死んだのか、死体はどうなったのか、わからないな。 マムードが言ってたように、どこかの倉庫に監禁されて死んでたりとか?
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最初のモヤモヤが、読後強まるタイプの稀有な作品。 作者が作者として登場するメタ的要素、インタビューで展開される物語だが誰もが嘘を吐いている気配、執筆者に不幸があったことを示唆されたまま進む不穏さ、あらゆる仕掛けが集約され、錯綜して進んでいく。 真実の全貌(トゥルー)は作者自身しか知り得るはずがないというのに、この作品のタイトルを「トゥルー・クライム・ストーリー」として冠して出版しているところこそ、なんともモヤモヤさせる。この狙いにはやられた。 読み進めるのに若干冗長さを感じてしまった分星4つにしたが、一応の「真実」を知って読み直すのも良いかもしれない。
Posted by
女子大生失踪事件に関心を持った作家が関係者への取材を開始。 インタビュー内容の食い違いがあり嘘をついている人がいて人間の汚い部分が見えてくる。関係者は誰も信用できず、終始不穏で気味の悪さが漂っていた。 最後まで読んでみて真相すら本当なのか?と疑わしくてとてもモヤモヤしたまま。 ...
女子大生失踪事件に関心を持った作家が関係者への取材を開始。 インタビュー内容の食い違いがあり嘘をついている人がいて人間の汚い部分が見えてくる。関係者は誰も信用できず、終始不穏で気味の悪さが漂っていた。 最後まで読んでみて真相すら本当なのか?と疑わしくてとてもモヤモヤしたまま。 インタビューだけで進み、本の中で著者まで登場するものは初めて読んだから新鮮だった。
Posted by
大作ですね。一気に読み終わりました。 スムーズに読み終わったのですが最後の最後でストーリーがわからなくなつてしまいました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
全編がほぼインタビュー形式の会話文で、なおかつ色々な人の会話が時系列で記載されている。 なかなか面白くはあるのだが、このタイプはどうしても展開が遅く、ページ数も多くなりがち。 最後に一気に展開が早くなり、終わり方も中途半端な印象。 結局メインテーマであったはずのゾーイはどうなった? ぼかしたままで終了。キムの誘拐も必要だった? ちょっと残念。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ある女子大生の失踪事件を新進のルポライターが関係者へのインタビューを重ね、事件の全貌をあぶり出すのだが、ルポライターが語り部ではなく、作者であるジョセフ・ノックスが語り部になる。 インタビューで語る人、それを書くルポライター、それを語る作者。 事件を取り巻くさまざまなことを、複数の人を通した視点で読者に提示される。 どこかで意図的にバイアスがかかっていたり、側面でしか語られないことが多いため、非常に気持ち悪い状態で物語は進む。 最後は一応の決着はつけるが、すべての伏線は回収されない。 肝心要の失踪事件は未解決のまま終わる。 700ページ近く読ませての消化不良感は半端ない。 でも読ませる。 インタビュー形式で浮き上がってくるのは、人は第三者として事件を語るとき、見栄を張り、自分をよく見せようと飾り立てることである。 そして、不利なことには口を閉ざす。 そのインタビューの中に、本当の真実の犯罪者の声がある。 単なるミステリーではなく、人の業の深さをインタビュー形式で炙り出す物語でもある。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
メタフィクションというのか…現実で起こったみたいな気持ちになる。このミスで知って図書館で借りてみたら、あまりの厚さにちょっとしりごみしてしまったが(愛用のブックカバーがパツパツ)、地の文はなく、インタビューしたものを時系列に繋げていく感じで進むので読みやすかった。世界観に入り込めた。登場人物みんなが疑わしい。けどあまりにいい人すぎて、ん?って思ってたらやはり…。犯人は判明してもゾーイはどうなったのか…。取材してたイヴリンの事件も解決していないが現実だったらそういうものか。双子の片割れのキンバリーが呪縛から解放されて?自分の人生を生きていることが救いです。
Posted by
ずーっとインタビュー形式で進むので、あの時なんて言ってたかな?と、行きつ戻りつ楽しめました。最後まで先が読めない展開でおもしろかったです。
Posted by