百年の子 の商品レビュー
#百年の子 #古内一絵 23/8/4出版 https://amzn.to/3H5UnLJ ●なぜ気になったか 内容紹介を読んだら物語の中で語られている謎が気になってしまった。アマゾンレビューをみたら★5が78%、古内一絵さんの本は読んだことなかったので、これを機会に読んでみたく...
#百年の子 #古内一絵 23/8/4出版 https://amzn.to/3H5UnLJ ●なぜ気になったか 内容紹介を読んだら物語の中で語られている謎が気になってしまった。アマゾンレビューをみたら★5が78%、古内一絵さんの本は読んだことなかったので、これを機会に読んでみたくなった ●読了感想 僕より4つ年下でほぼ同世代の著者なので、昭和40年代の話が現実をちょっともじって表現されていてとてもリアルに感じられ楽しめた。こんな微妙な表現、その時代をリアルに生きてないとわからないのでは?、と心配にもなった #読書好きな人と繋がりたい #読書 #本好き
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学年誌を出版する出版社を舞台に、戦中戦後の祖母、令和の孫娘を交互に描いた物語。 学年別の学習雑誌「小学一年生」シリーズは子供の頃よく読んだ覚えがあります。 それが世界中探しても日本にしかないものだったとは。 創業者や従業員たちの思い、児童文学や漫画、メディアの意義など、興味深い...
学年誌を出版する出版社を舞台に、戦中戦後の祖母、令和の孫娘を交互に描いた物語。 学年別の学習雑誌「小学一年生」シリーズは子供の頃よく読んだ覚えがあります。 それが世界中探しても日本にしかないものだったとは。 創業者や従業員たちの思い、児童文学や漫画、メディアの意義など、興味深いことが多かったです。 やはり私は女性なので、生まれた時代によって女性の大変さが違うということが印象に残りました。 この物語の祖母は女性に教育なんて必要ないと言われた世代。母は出産したら仕事を辞めるべきとされた世代。娘は出産しろ、仕事もしろと言われている世代。 三世代の女性たちの働き方を含めた生き方について、深く考えさせられました。 特に、戦中戦後の激動の時代を懸命に誠実に生き抜いてきたスエさんには感動しました。 生活や感情の描写が臨場感たっぷりで、人々の息遣いまで伝わってきました。 世の中が軍国主義に傾いて学年誌までもが洗脳に近い形で…というのは本当につらい気持ちになりました。 子供と女性の人権の歴史。 仕事、家族関係、出版、教育、戦争など、様々なことを盛り込んだ壮大な物語。 朝ドラにでもなりそうな感じがしました。
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懐かしの『小学一年生』について書かれた本。 女性や子どもたちの置かれている状況がどんどん変わっていくのだけど、 物語を通じて、何度も繰り返される 『人間の歴史は百万年。 子どもの人権が認められるようになったのは、わずか百年。 近代的子ども観はまだ赤子同然。』 当然、母と子の関係...
懐かしの『小学一年生』について書かれた本。 女性や子どもたちの置かれている状況がどんどん変わっていくのだけど、 物語を通じて、何度も繰り返される 『人間の歴史は百万年。 子どもの人権が認められるようになったのは、わずか百年。 近代的子ども観はまだ赤子同然。』 当然、母と子の関係も然り。 この変化の時代に生まれてきたことを楽しみたいなと思った。
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2023年度ラストの一冊。古内さんらしい優しさに溢れた本でした。何気ない人生に思えても、掘り下げていけばどんな人の人生にもかけがえのないドラマがあって、その一つ一つが今に繋がることを丁寧に描かれていた気がしました。戦争中であっても、そうじゃなくても、生きていくのは大変だ。女性なら...
2023年度ラストの一冊。古内さんらしい優しさに溢れた本でした。何気ない人生に思えても、掘り下げていけばどんな人の人生にもかけがえのないドラマがあって、その一つ一つが今に繋がることを丁寧に描かれていた気がしました。戦争中であっても、そうじゃなくても、生きていくのは大変だ。女性ならではの事情も含め、感慨深い読後でした。私はあとどのくらい?日々を精一杯、より丁寧に過ごしていこう。
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ごめんなさい 途中まで小学館お抱え作家の礼賛小説だと思って読んでました ぜんぜん違うわ! もうほんと失礼しちゃう(お前な) 小学館とその看板雑誌『小学一年生』の歴史とそこにまつわる人の想いを振り返ることで、子どもたちの未来について考えさせられるすんばらしい小説でした 「小...
ごめんなさい 途中まで小学館お抱え作家の礼賛小説だと思って読んでました ぜんぜん違うわ! もうほんと失礼しちゃう(お前な) 小学館とその看板雑誌『小学一年生』の歴史とそこにまつわる人の想いを振り返ることで、子どもたちの未来について考えさせられるすんばらしい小説でした 「小説」の役割分担っていうのかなぁ なんとなく「小説」が社会の中で担っているもののひとつってこういうことなんじゃなかろか?と思った小説でした でもってちゃんとエンターテイメントとしての面白さもしっかりあって、驚きのあるストーリーもよかった 指導者たちは、子どもたちのために「戦争」してると言い張ってるんだろうなぁ…なんてことも思ったり 子どもたちのためになんかなるわけないだろ!って 「戦争」が子どもたちに「与える」ものなんかないわ!「奪って」ばかりだわ!
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作者は相当下調べしたんだろうなと 戦時中は負けるはずないと思うんだな、異様に思える日本の歴史が実際にあったことだということを忘れてはいけないと改めて思った 炎上するということは自由に批判できるともとれるんだとはっとした 熱を持って仕事に取り組む人々が眩しい
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ちょっと読むのに時間がかかってしまった。 出版社で働く主人公が配属された先の学年誌の100年を調べていく中で、戦中祖母がこの出版社で働いていたことを知り、戦中〜戦後、現代の、これからの未来へと目を向けていく。 これは、今読むべきじゃなかった…というか、もっと落ち着いた時に読む...
ちょっと読むのに時間がかかってしまった。 出版社で働く主人公が配属された先の学年誌の100年を調べていく中で、戦中祖母がこの出版社で働いていたことを知り、戦中〜戦後、現代の、これからの未来へと目を向けていく。 これは、今読むべきじゃなかった…というか、もっと落ち着いた時に読むべきだったな。 すごく興味深い話なのに、あまりすんなり入ってこなかった。 また時間をおいて、改めて読みたいと思う。
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「戦前の昭和」と「コロナ禍の令和」を舞台に、学年誌の編集者にまつわる壮大な物語が描かれています。 学年誌って、ドラえもんがよく表紙になっている「小学一年生」とかの雑誌ですね。 小学館が創立100周年を迎えるにあたり、著者がオファーを受けて描いた作品とのこと。小学館は学年誌から...
「戦前の昭和」と「コロナ禍の令和」を舞台に、学年誌の編集者にまつわる壮大な物語が描かれています。 学年誌って、ドラえもんがよく表紙になっている「小学一年生」とかの雑誌ですね。 小学館が創立100周年を迎えるにあたり、著者がオファーを受けて描いた作品とのこと。小学館は学年誌から始まった会社なので、創立=学年誌創刊100周年みたいです。 戦前からコロナ禍まで、まさに激動の時代を生き抜いた学年誌の、壮絶な歴史が描かれていました。 これが面白くないわけがない!笑 ストーリーの展開としては、史実をなぞっていく描写が少し単調かな、と思う部分があったものの、戦争のときの混沌とした空気感が伝わってきて迫力がありました。 *** 著者は古内一絵さん 1966年生まれ。東京都出身 2011年/44歳 『快晴フライング』でデビュー 2015年に刊行された『マカン・マラン』シリーズが人気。 本作は、2023年8月に小学館より刊行。
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コロナ禍と戦時下・戦後の様子が交互に描かれる作品。読んでいて胸が痛くなる場面がいくつかありました。人の繋がりの大切さを感じさせられました。もう少し時間のある時にゆっくり読めたらもっと世界に浸れたなぁ…
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実在する出版社をモデルにした物語。 個人的に3人目の視点で書かれた物語が長く感じてしまい残りを確認してしまった。 「あ、あの」とか「そ、その」みたいな表現もちょっと気になる。
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