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琥珀の夏 の商品レビュー

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191件のお客様レビュー

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    52

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2024/09/18

子供の頃の記憶と大人になった時の当時の認識の差がわかりやすくて描かれている。 教育についても学んでいる身としては団体の思想とそれに賛同する親、またそれに対する世間の評価が興味深い

Posted byブクログ

2024/09/06

ミステリーかと思ったが、友達の話と教育法についての話だった。でも、ストーリーが面白いし、真実を早く知りたくてどんどん読み込んでしまった。最後は、自由で広々としたように書かれてあって、とても良い結末だった。

Posted byブクログ

2024/09/04

暗い話が読みたかった。前半は入り込めず、日にちをかけて少しずつ。だんだん面白くなり、ついに読み切った。 生まれ育った環境や、様々な感情、子どもを育てるということ。 複雑な感情で重たいが、読み切って満足している。 過去と今が交差する感じがとても良い。他の話もまた読んでみたい。

Posted byブクログ

2024/09/02

・泉で宝物を流し、必死で願いをかけるミカ ・理想の子育てに慢心した結果の一番身近な子のSOSに気付けない親 ・トモダチを最後まで信じたのりこ

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2024/08/26

カルト団体のあった跡地から、子供の白骨遺体が見つかって…とあらすじにあったので、ミステリーかと思って読み始めたら、それよりも子供たちの夏休みを通して、読んでいる自分も子供の頃に戻ったかのように、色々な複雑な気持ちを思い出させるストーリーだった。 昔はいまより宗教とかカルト団体に関...

カルト団体のあった跡地から、子供の白骨遺体が見つかって…とあらすじにあったので、ミステリーかと思って読み始めたら、それよりも子供たちの夏休みを通して、読んでいる自分も子供の頃に戻ったかのように、色々な複雑な気持ちを思い出させるストーリーだった。 昔はいまより宗教とかカルト団体に関して緩かったから、ストーリーもよりリアルに感じられた。

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2024/08/24

辻村作品は本当に、あっという間にみるみる読める。 子どもの頃は自分のことを最優先に考える親をウザったく感じたり、恥ずかしく感じたりしていたけど、そのありがたさが改めて言語化された読書体験だった。 読んでいくと、子どもの頃に感じてた、他の子に対する憧れや嫉妬、尊敬の感情がありあり...

辻村作品は本当に、あっという間にみるみる読める。 子どもの頃は自分のことを最優先に考える親をウザったく感じたり、恥ずかしく感じたりしていたけど、そのありがたさが改めて言語化された読書体験だった。 読んでいくと、子どもの頃に感じてた、他の子に対する憧れや嫉妬、尊敬の感情がありありと思い出される。その頃は自分はなんでんなこと考えちゃうんだろうって嫌になったりもして、今も少しうわっと思うとこはあるけど、自分だけじゃなかったんだなという安心感も感じることができた。 ここまで女の子や女性の心の揺らぎを繊細に描けることに毎回驚かされる。次はなにを読もうかな。

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2024/08/18

家庭環境や教育方針が幼い子どもに及ぼす影響や、 子どものときの世界と大人がみる世界との違いに ゾクゾクさせられる、静謐と痛みが交ざった作品。 全9章、600ページを超える文量で、ミカとノリコの2人を中心に過去と現在とを行き来する構成。 前半はゆっくり進み、後半からは話の展開に...

家庭環境や教育方針が幼い子どもに及ぼす影響や、 子どものときの世界と大人がみる世界との違いに ゾクゾクさせられる、静謐と痛みが交ざった作品。 全9章、600ページを超える文量で、ミカとノリコの2人を中心に過去と現在とを行き来する構成。 前半はゆっくり進み、後半からは話の展開に一気に引き込まれ、その先にあるミライに… 流石辻村深月作品という安心感が待っていました。 終わり方が、良かったです。

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2024/08/15

子どものころはほんの些細なことでも、周りのことを気にしていたと思う。大人になると開き直りか、諦めか、積極的な自分の考えでか、折り合いを適当につけるけど。 親が子どものそばにいないというのはそれなりの事情がなければ選ぶ道ではないと感じました。ミカが自ら名付けた子供たちと暮らすことが...

子どものころはほんの些細なことでも、周りのことを気にしていたと思う。大人になると開き直りか、諦めか、積極的な自分の考えでか、折り合いを適当につけるけど。 親が子どものそばにいないというのはそれなりの事情がなければ選ぶ道ではないと感じました。ミカが自ら名付けた子供たちと暮らすことができるといいなと思いました。

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2024/08/12

かつてカルトと批判された『ミライの学校』の敷地から発見された子どもの白骨死体。弁護士の法子は、遺体が自分の知る少女のものではないかと胸騒ぎをおぼえる。 主人公の法子が子どもの頃に『ミライの学校』で短期間過ごした記憶から、そこで出会った美夏との出来事や、子ども同士の人間関係が繊細に...

かつてカルトと批判された『ミライの学校』の敷地から発見された子どもの白骨死体。弁護士の法子は、遺体が自分の知る少女のものではないかと胸騒ぎをおぼえる。 主人公の法子が子どもの頃に『ミライの学校』で短期間過ごした記憶から、そこで出会った美夏との出来事や、子ども同士の人間関係が繊細に描かれていました。子どもの頃の思い出を美化してしまっている所が自分にも思いあたり、胸を抉られるような気持ちになりました。 親の高尚な理想によって、子どもの欲する愛情に気付かないという親子関係がとても切なかった。 全体的に苦しい内容ですが、親子関係について考えさせられる作品でした。

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2024/08/11

自立といいながら、外に出られなくする。飼い慣らされる教育の怖さ。 親や大人の身勝手に子どもは振り回される 子どもに何か問題があったなら、まず大人の自分に原因があると思うべき。 子ども時代の心のやりとり、友情の深さ。 大人になってからじゃなかなかできない 子ども時代に本当に...

自立といいながら、外に出られなくする。飼い慣らされる教育の怖さ。 親や大人の身勝手に子どもは振り回される 子どもに何か問題があったなら、まず大人の自分に原因があると思うべき。 子ども時代の心のやりとり、友情の深さ。 大人になってからじゃなかなかできない 子ども時代に本当に心を通わせた親友とは、いくつになってもあの時に戻れる 今という時間でなく、昔のあの子ども時代に戻って寄り添う感じ 最後のミカとノリコのやりとりがいい。

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