さみしい夜にはペンを持て の商品レビュー
自分自身は何者か、という人生最大の謎を知るために、日記を書きなさいという本だった。 日記を書く楽しさは、読んでみてもまだわからないけれど、私も日記を書いてみようと思った。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
表紙が綺麗で、遠目からも目に止まる。 タコジローとヤドカリのおじさんを通して、思いを文字で表現する素晴らしさが書かれていて、よくある『作文の書き方』本じゃなく、自然と書き方を教えているのが良い。 辛く、嫌なことがあっても数年後に読み返せる日記を書くタコジローはきっと心も体も強い大人になるんだろうな〜。 シェルフォン、泳げメロス、スイムダンク、色々なものを海の世界に置き換えてるのが面白い。 中学生男子に読んで欲しい本。
Posted by
日記にすることで、自分の考えを言語がしてまとめることができる。言葉は修正することができないけど、日記ならいくらでも修正することができる。 特に、日記の読者は自分であり、読書後に続きが気になるから書くというサイクルを回していくことで日記の意味を感じた。 当日から日記を書き始めたが、...
日記にすることで、自分の考えを言語がしてまとめることができる。言葉は修正することができないけど、日記ならいくらでも修正することができる。 特に、日記の読者は自分であり、読書後に続きが気になるから書くというサイクルを回していくことで日記の意味を感じた。 当日から日記を書き始めたが、その日にあった出来事ごとをメモしておく癖ができ、その瞬間を意識するようになった。
Posted by
書いて整理することって自分を理解するのにとても大事、ということを子どもでも理解できるような平易な文章で物語に出来ていてすごい。 ついこの前、ステップアップへのチャレンジを控えている後輩に、私自身が伝えられる表現でアドバイスを送ったけど、私が言いたかったのはこういうことだったな。表...
書いて整理することって自分を理解するのにとても大事、ということを子どもでも理解できるような平易な文章で物語に出来ていてすごい。 ついこの前、ステップアップへのチャレンジを控えている後輩に、私自身が伝えられる表現でアドバイスを送ったけど、私が言いたかったのはこういうことだったな。表現は子どもに伝えるために調整されているけど、大人にとってもちゃんと理解し自分のものにしておくべき内容。 小学生にもわかるように、ってよく言われるものの、実際に表現しようとするととても難しいもの。小学生までではなくとも、相手と同じ目線で伝えるべきことを伝えられるようになりたいと思いました。
Posted by
日記を書くことで得られるもの。自分自身への理解、自分を好きになれること。不登校になったタコの主人公に、ヤドカリのおじさんが書くことで見つかるもの、書くのが続かない理由、なにを書けばいいかを教えていきます。 何度も挫折して続かなかった日記を、もう一度書いてみたくなりました。今までと...
日記を書くことで得られるもの。自分自身への理解、自分を好きになれること。不登校になったタコの主人公に、ヤドカリのおじさんが書くことで見つかるもの、書くのが続かない理由、なにを書けばいいかを教えていきます。 何度も挫折して続かなかった日記を、もう一度書いてみたくなりました。今までとは全く違う感覚で書けそうです。
Posted by
日記の読み手は自分。書くときにはその状況が何にどんな風に似ているかを思い浮かべてみるといい。「私は丸々だと思った。」と書くとネガティブな感情を客観的に捉えられたり、3人称を使ってみる事もまた状況を客観的に捉えられる。書くことは自分と対話する事。面白くてサクサク読めるけど、大事なこ...
日記の読み手は自分。書くときにはその状況が何にどんな風に似ているかを思い浮かべてみるといい。「私は丸々だと思った。」と書くとネガティブな感情を客観的に捉えられたり、3人称を使ってみる事もまた状況を客観的に捉えられる。書くことは自分と対話する事。面白くてサクサク読めるけど、大事なことが詰まっています。
Posted by
この時代にこの本を世に出してくれたことに感謝 タイパやコスパやらと効率時短重視な世の中に、じっくり時間をかけて自分と向き合う大切さを教えてくれました。 こった装丁にも気合いが感じられてますます感動 あれこれの黒歴史も、記していけば3年後の自分に笑い飛ばしてもらえるのだろうか
Posted by
素敵なイラストと、童話のような登場人物たちの中で、自分の思いをことばにすることの難しさやその方法について書かれていて、新鮮な読み物だった。 どのページにもイラストが入っているので、読書が苦手でも読めそうな雰囲気があるのがいい。逆に、普通の本に慣れている人は、イラストがない方がい...
素敵なイラストと、童話のような登場人物たちの中で、自分の思いをことばにすることの難しさやその方法について書かれていて、新鮮な読み物だった。 どのページにもイラストが入っているので、読書が苦手でも読めそうな雰囲気があるのがいい。逆に、普通の本に慣れている人は、イラストがない方がいいと思うだろうな。大人になればなるほど、読みづらさを感じるかもしれない。 けれどこれは、小学校高学年から高校生くらいをターゲットにしている本なので、イラストの感じも、物語の感じもとてもちょうど良いと思う。 言語化することの大切さを説くと同時に、学生のころ感じた「どうして文章をうまくかけないのか」「なぜ考えることをしないといけないのか」といった純粋な疑問にまで突っ込んで解説してくれているのがよかった。 読書感想文の困難さや、日記を書き続けられない原因、ことばの暴力がなぜ生まれるのか、などなど、書くこと(ときに話すこと)に関するあれこれを網羅してくれているように感じた。 自分のことばにならない感情や考えをことばにする。その面倒くささを受け止めて、それでも考えを深めことばを選ぶことができるようになれば、人生が豊かになる。それは間違いないことだ。 この作品を読んだ人は、面倒くささに負けずに、ことばや自分と向き合おうという気持ちになると思う。 私も日々の記録(この作品を読んだら、日記とは言えなくなってしまった!)をつけているが、もう少し自分と対話しながら書くようにしようと思った。
Posted by
『嫌われる勇気』と同じ様に対話方式で話が進んでいきますので、とても読みやすく、自分が本の主人公になってゆっくり理解しながら読み進める事ができました。 自分なりに簡潔にまとめると… 「さみしい夜には…ペンを持ち紙(ノート)と向き合い自分を取り戻せ」って事かなー。 ◆日記を書くこ...
『嫌われる勇気』と同じ様に対話方式で話が進んでいきますので、とても読みやすく、自分が本の主人公になってゆっくり理解しながら読み進める事ができました。 自分なりに簡潔にまとめると… 「さみしい夜には…ペンを持ち紙(ノート)と向き合い自分を取り戻せ」って事かなー。 ◆日記を書くことで本当の自分を知ることができる。 ◆自分との対話が大事。 ◆本当の自分を取り戻す行為。 ◆最大の謎は「自分」 P.127「答えは、見つけるものじゃない。出すものだ。」 P.228「悩みごとをふたつに分けて考える」 →考えごと、心配ごと →考えるとは答えを出そうとすること。 ●コトバミマンの泡を片付ける ⇒ボキャブラリーを増やし形にしていく ★以前からメモや日記、自分の気持を等、毎日小まめに書いていてますが、意識して今後も続けていきたいと思いました。
Posted by
文章とそれを彩るイラストと本として素晴らしい作品だと思った 内容は雑にまとめると日記書いてみよう、ということに尽きるが、「嫌われる勇気」のように対話を通してその意味を紐解いていくスタイルで非常に読みやすかった
Posted by