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さみしい夜にはペンを持て の商品レビュー

4.4

400件のお客様レビュー

  1. 5つ

    185

  2. 4つ

    149

  3. 3つ

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2023/09/10

日記を書くことで得られるもの。自分自身への理解、自分を好きになれること。不登校になったタコの主人公に、ヤドカリのおじさんが書くことで見つかるもの、書くのが続かない理由、なにを書けばいいかを教えていきます。 何度も挫折して続かなかった日記を、もう一度書いてみたくなりました。今までと...

日記を書くことで得られるもの。自分自身への理解、自分を好きになれること。不登校になったタコの主人公に、ヤドカリのおじさんが書くことで見つかるもの、書くのが続かない理由、なにを書けばいいかを教えていきます。 何度も挫折して続かなかった日記を、もう一度書いてみたくなりました。今までとは全く違う感覚で書けそうです。

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2023/09/10

日記の読み手は自分。書くときにはその状況が何にどんな風に似ているかを思い浮かべてみるといい。「私は丸々だと思った。」と書くとネガティブな感情を客観的に捉えられたり、3人称を使ってみる事もまた状況を客観的に捉えられる。書くことは自分と対話する事。面白くてサクサク読めるけど、大事なこ...

日記の読み手は自分。書くときにはその状況が何にどんな風に似ているかを思い浮かべてみるといい。「私は丸々だと思った。」と書くとネガティブな感情を客観的に捉えられたり、3人称を使ってみる事もまた状況を客観的に捉えられる。書くことは自分と対話する事。面白くてサクサク読めるけど、大事なことが詰まっています。

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2023/09/07

この時代にこの本を世に出してくれたことに感謝 タイパやコスパやらと効率時短重視な世の中に、じっくり時間をかけて自分と向き合う大切さを教えてくれました。 こった装丁にも気合いが感じられてますます感動 あれこれの黒歴史も、記していけば3年後の自分に笑い飛ばしてもらえるのだろうか

Posted byブクログ

2023/09/04

素敵なイラストと、童話のような登場人物たちの中で、自分の思いをことばにすることの難しさやその方法について書かれていて、新鮮な読み物だった。 どのページにもイラストが入っているので、読書が苦手でも読めそうな雰囲気があるのがいい。逆に、普通の本に慣れている人は、イラストがない方がい...

素敵なイラストと、童話のような登場人物たちの中で、自分の思いをことばにすることの難しさやその方法について書かれていて、新鮮な読み物だった。 どのページにもイラストが入っているので、読書が苦手でも読めそうな雰囲気があるのがいい。逆に、普通の本に慣れている人は、イラストがない方がいいと思うだろうな。大人になればなるほど、読みづらさを感じるかもしれない。 けれどこれは、小学校高学年から高校生くらいをターゲットにしている本なので、イラストの感じも、物語の感じもとてもちょうど良いと思う。 言語化することの大切さを説くと同時に、学生のころ感じた「どうして文章をうまくかけないのか」「なぜ考えることをしないといけないのか」といった純粋な疑問にまで突っ込んで解説してくれているのがよかった。 読書感想文の困難さや、日記を書き続けられない原因、ことばの暴力がなぜ生まれるのか、などなど、書くこと(ときに話すこと)に関するあれこれを網羅してくれているように感じた。 自分のことばにならない感情や考えをことばにする。その面倒くささを受け止めて、それでも考えを深めことばを選ぶことができるようになれば、人生が豊かになる。それは間違いないことだ。 この作品を読んだ人は、面倒くささに負けずに、ことばや自分と向き合おうという気持ちになると思う。 私も日々の記録(この作品を読んだら、日記とは言えなくなってしまった!)をつけているが、もう少し自分と対話しながら書くようにしようと思った。

Posted byブクログ

2023/09/04

『嫌われる勇気』と同じ様に対話方式で話が進んでいきますので、とても読みやすく、自分が本の主人公になってゆっくり理解しながら読み進める事ができました。  自分なりに簡潔にまとめると… 「さみしい夜には…ペンを持ち紙(ノート)と向き合い自分を取り戻せ」って事かなー。 ◆日記を書くこ...

『嫌われる勇気』と同じ様に対話方式で話が進んでいきますので、とても読みやすく、自分が本の主人公になってゆっくり理解しながら読み進める事ができました。  自分なりに簡潔にまとめると… 「さみしい夜には…ペンを持ち紙(ノート)と向き合い自分を取り戻せ」って事かなー。 ◆日記を書くことで本当の自分を知ることができる。 ◆自分との対話が大事。 ◆本当の自分を取り戻す行為。 ◆最大の謎は「自分」 P.127「答えは、見つけるものじゃない。出すものだ。」 P.228「悩みごとをふたつに分けて考える」 →考えごと、心配ごと →考えるとは答えを出そうとすること。 ●コトバミマンの泡を片付ける ⇒ボキャブラリーを増やし形にしていく ★以前からメモや日記、自分の気持を等、毎日小まめに書いていてますが、意識して今後も続けていきたいと思いました。

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2023/09/03

文章とそれを彩るイラストと本として素晴らしい作品だと思った 内容は雑にまとめると日記書いてみよう、ということに尽きるが、「嫌われる勇気」のように対話を通してその意味を紐解いていくスタイルで非常に読みやすかった

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2023/09/02

◆ 「感情に答えなんかあるの? 答えなんか見つかるの?」 「出すんだよ。答えは、見つけるものじゃない。出すものだ。今の自分が『あのときの自分』の感情に、答えを出す」 ◆考えないのって、そんなに悪いこと? 答えを出していくのが怖い =可能性を残しておきたい =その思いを、考えに高...

◆ 「感情に答えなんかあるの? 答えなんか見つかるの?」 「出すんだよ。答えは、見つけるものじゃない。出すものだ。今の自分が『あのときの自分』の感情に、答えを出す」 ◆考えないのって、そんなに悪いこと? 答えを出していくのが怖い =可能性を残しておきたい =その思いを、考えに高めてほしい →考えないと、簡単にだまされてしまうから ◆ぼくたちはたくさんのものを見て、聞いて、感じている。けれどそのほとんどは、意識のなかからすり抜けていく。そういう『すり抜けていく感情』をキャッチする網が、ことばなんだ。 ◆だれに言えないことは、自分にも言えないこと 「言葉にするとね、見なくてもすんだはずの現実を、直視しなきゃいけなくなるんだ」 ◆悩みごとを2つに分ける ・心配ごと : 自分が手出しできないもの ・考えごと : いまの自分にできることがある ◆ぼくたちは読書感想文で、嘘をつく。作文のなかで、嘘をつく。それはもう、避けられないことだ。学校の先生や友だちが読むからだ。、それが評価の対象になっていて、評価を気にして書くからだ。 ◆ 「イカリくんは3年後、笑ってる自信あるの?」 「もちろん。じゃないと、中学生なんてやってらんないよ」 ◆忘れるってさ、とってもいいことなんだ。ぼくたちは、前を向いて進んでいく。あたらしい出来事を受け止めて、あたらしい記憶で心を埋めて、古い記憶を消していく。景色は流れ、記憶も流れていく。それが前に進むってことなんだからね。

Posted byブクログ

2023/09/01

実は少し前に、学生時代につけていた日記帳を捨てたところだった。いじめられてはいなかったけれど、学校が嫌いで、自分のことも大嫌いだった頃の日記だ。こんなもの取っておいたって何にもならんと思って捨てた。 この本を読み終えて、あれを捨てたのは勿体なかったかしらと惜しくなった。 でも捨て...

実は少し前に、学生時代につけていた日記帳を捨てたところだった。いじめられてはいなかったけれど、学校が嫌いで、自分のことも大嫌いだった頃の日記だ。こんなもの取っておいたって何にもならんと思って捨てた。 この本を読み終えて、あれを捨てたのは勿体なかったかしらと惜しくなった。 でも捨てる前に読み返したとき、私はあの頃の私を結構カワイイやつじゃんと微笑ましく思い、あの頃の悩みを尽く笑い飛ばすことができたから、鬱屈とした日記をつけていたあの頃の自分も少しは報われたかもしれない。

Posted byブクログ

2023/08/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

挿絵だったりキャラクターだったり、小中学校の頃の朝読書思い出すなぁ〜と懐かしい気持ちになりながら読んだ。章替わりの題名も映画タイトルみたいで良いなぁと。 テーマは言葉にすること書くこと、自分自身との対話だったけど、他者との繋がりを持つことの大切さもわかりやすく書いているなと思った。 読み手がいるから続けられるって話があるように、誰かに読んでもらうことを意識して、その誰か、が自分であっても良いんだなとわかった。 他者とわかりあうには分かろうとする努力、分かってもらおうとする努力が必要。相手を分かろうとする努力はしても、わかって貰おうとする努力はあまりしてないなぁと思った。 これは自分自身にも言えることで自分に自分をわかって貰おうとする、自分を分かろうとする努力をして行きたいなと思った。 日記をつけるのが楽しくなりそうで読んで良かった。

Posted byブクログ

2023/08/31

未来の自分を読者に想定し、 決して嘘はつかず、 ただ、自分を客観的に見て、 解像度高く観察し、自分の心を掬い上げる。 人は物語以外の方法で自分も、他者も、世界も認識できない。 だから日記によって、自分の人生を新たに再構成できるのだろう。

Posted byブクログ