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さみしい夜にはペンを持て の商品レビュー

4.4

392件のお客様レビュー

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  3. 3つ

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2024/08/14

図書館の本㊸ 「書く」ことによる、自分との向き合い方を教えてくれる本。 自分も普段日記を書いていた時期があったけれど、そのときは本書の「タコジロー」と同じく、「実際にあった出来事のみ」を書いていたが、本来もっと考える時間を取って、何を感じたのか詳細に書く必要があると感じた。 ...

図書館の本㊸ 「書く」ことによる、自分との向き合い方を教えてくれる本。 自分も普段日記を書いていた時期があったけれど、そのときは本書の「タコジロー」と同じく、「実際にあった出来事のみ」を書いていたが、本来もっと考える時間を取って、何を感じたのか詳細に書く必要があると感じた。 しかし、多くの人の悩みと同じく、そんなに書ける時間がなかなか確保できないことで、日記をつける人は少ないのだと思った。(自分も現在は書けていない) ただ、改めて「書く」ということのすごさを感じられるような本だったので、自分のことを肯定したいひとにはおすすめ。

Posted byブクログ

2024/08/12

自分と向き合うことの大切さを伝えてくれる本。そしてそれに一番適しているのは書くこと=日記を書くこと。 今まで文章を書いていて感じていた『嘘が混じってしまう』ことや『書くことが無い』などのおそらく誰にでもよくある障害に対する対応策も丁寧に書いてあり、何度か挫折している日記を改めて始...

自分と向き合うことの大切さを伝えてくれる本。そしてそれに一番適しているのは書くこと=日記を書くこと。 今まで文章を書いていて感じていた『嘘が混じってしまう』ことや『書くことが無い』などのおそらく誰にでもよくある障害に対する対応策も丁寧に書いてあり、何度か挫折している日記を改めて始めようと思わせてくれる。 こういう自己啓発?に近い本もやはり物語になっていたほうが読みやすいと感じた。 1日で読みきれる読みやすさと文量も良い。

Posted byブクログ

2024/08/08

タ、タコジロー!!!タコジローはすげえよ。私がタコジローなら、あんなにまともにクラスメイトとやりとりできないよ。 Audibleで聞いたのだが、ナレーションの方のタコジローがあまりに可愛すぎて最高だった。 私もタコジローと同じ中学生から日記を書いているけど、改めて日記の書き方や...

タ、タコジロー!!!タコジローはすげえよ。私がタコジローなら、あんなにまともにクラスメイトとやりとりできないよ。 Audibleで聞いたのだが、ナレーションの方のタコジローがあまりに可愛すぎて最高だった。 私もタコジローと同じ中学生から日記を書いているけど、改めて日記の書き方や日記を書く意義みたいなのを考えさせられた。 私の日記は、物語の様にはなっていないかもしれないけど、日記を読んでいると、昔の悲しみに暮れている自分を、今の自分が助けることもある。本当に日記は長く続けるほど良い。 それにしても、タコジローがクラスメイトから受けた仕打ちに胸が痛かった。中学生ぐらいって、どうしてこんなことが往々にして起こり得るんだろうね。 何かに悩んでいたり悲しんでいる人にたくさん読まれてほしいなと思う本だった。

Posted byブクログ

2024/08/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

完全に著者の考えに賛成するわけではありませんが、概ね良い本だと思います。 「タコであることがコンプレックス」なタコジローくんが日記を通して自分を見つめる物語。その物語を通して、日記を書いてみようねという内容の書籍。 「タコであること」を他のことに置き換えればみんな自分事として読めます。 私は成長のためや単なる記録として日記をつけていました。 この本では成長するためではなく自分と向き合い、自分を好きになるために日記を推奨しているようです。 伊藤羊一さんの1行書くだけ日記を実践中なのですが、目的が大きく異なるのでどちらが合うのか試してみたいと思います。

Posted byブクログ

2024/08/08

ファンタジーな世界を舞台に、心の内を書き出すことの重要性を謳い、ひいては日記を書くことを推奨する本。 ファンタジーといっても、取り扱う事柄は現実でも十分ありそうなテーマ。 特に子どもや、その親世代には思い当たると思われる。 子ども向け(具体的には13歳向け)に書かれた本というこ...

ファンタジーな世界を舞台に、心の内を書き出すことの重要性を謳い、ひいては日記を書くことを推奨する本。 ファンタジーといっても、取り扱う事柄は現実でも十分ありそうなテーマ。 特に子どもや、その親世代には思い当たると思われる。 子ども向け(具体的には13歳向け)に書かれた本ということで、とても読みやすい。 会話ベースでの物語進行は軽快で、言い回しもやさしく丁寧。 ほぼ全ページにイラストや装飾がユニークに施されており、ビジュアル的にも楽しめる。 話し言葉と書き言葉の違いといった、言語的な観点にも触れられており、大人が読んでも読み応えがある。 そういう意味では、本としての完成度はとても高く感じ、評価に値する。 書くことによって自身を顧みることになったり、気持ちの整理を付けることになるのは十分に理解できる。 しかし、その一方で、主人公タコジローが実際にしたためた日記風の表現があるが、毎日この量を書くのは、なかなか現実的ではないなとも思ってしまった。

Posted byブクログ

2024/08/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大人が読んでも、たくさんの気付きがありますが、やはり、10代の方に読んでほしい本でした。 自分自身があまり好きではなく、なんだか持て余していたような、、、そんな10代の自分に手渡してあげたかったなぁ~ ことばを決めるのが早すぎるから、文章が心から離れていく。 出来事ではなく考えたことを書く。 書くことで「言葉にならない思い」はかたちを持った「考え」にかわる。そして考えるのは、なんとかして「答え」を出すため。 日記を通した自分との対話。始めてみたいなと思いました

Posted byブクログ

2024/08/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「手っ取り早く、便利な言葉で片付けているー」 今まで、疑問に思いながらも見て見ぬふりをしていた言葉選びの妥協に向き合うかけがえない時間になった。もっと早く出会いたかった… 主人公のタコジローは自分が嫌いだ。見た目や墨を吐いてしまうという特徴にコンプレックスを抱き、それを逆手にクラスのいじめの対象になっていた。 そんな彼が通学バスを乗り過ごし降りた終着駅にいたのは、ヤドカリのおじさんだった。この2人の出会いが言葉の冒険の始まりだった… 印象的な場面は、言葉選びを怠らないということや自分を見直し好きになるには、“日記”をツールとした自分の努力の姿勢が大事だということ。 言葉について、話すことについて、ここまでしっかり考えたことがなかった。今後は「感動した」のようなひとまとまりで完結しそうな言葉選びを避け、自分の感受性を反映した言葉を紡いでいきたい!! p.85 ことばを決めるのが早すぎる 「文章を書くのが苦手なわけじゃない。ただ、ことばを決めるのが早すぎる。手っ取り早く、便利なことばで片づけている。ことばを探す面倒くささに、屈している。おかげで、自分の気持ちから離れた文章になっている。それだけのことさ」 p.89 どうして「ことばの暴力」が生まれるのか 「ていねいに、ことばを急ぎすぎず、何度でも消しゴムを入れて、じっくりと自分と対話する。そうするなかで、すこしずつ自分をことばにできるようになったし、自分のことがわかってきたような気がするんだ」 p.127 「あのときの自分」に質問してみる 「答えは、見つけるものじゃない。出すものだ。いまの自分が『あのときの自分』の感情に、答えを出す。あのときの自分はこうだったはずだと、答えを決める。そうやって決めないことには、なにひとつ書けないんだ」 p.129 考えないのって、そんなに悪いこと? 「思いを『考え』にまで高めたいんだ。ほら、言ったじゃないか。『考えることは、答えを出そうとすること』だって。答えを出そうとしないまま保留しているのは、なにも考えないのと一緒なんだよ」

Posted byブクログ

2024/08/05

あぁ小学生後半か中学生の時に、この本に出会っていたらどんなに人生が違っていただろう。夏休み中の今、特に子どもたち、大人たちにオススメしたい本。日記を書くのが難しいと感じていたけれど、書いてみたい、読んでみたいと思わせてくれた。 図書館で借りたけれど、読み終わった後、手元に置いてお...

あぁ小学生後半か中学生の時に、この本に出会っていたらどんなに人生が違っていただろう。夏休み中の今、特に子どもたち、大人たちにオススメしたい本。日記を書くのが難しいと感じていたけれど、書いてみたい、読んでみたいと思わせてくれた。 図書館で借りたけれど、読み終わった後、手元に置いておきたい本だと思い購入。

Posted byブクログ

2024/08/03

死ぬまでに一度読んでみたいと思っていたので、図書館で見つけた時はテンションが上がりました。本作は、文章を作るコツと、日記を楽しく書く方法を、ストーリーを絡ませながら伝えていくものでした。とても分かりやすく面白かったです。 日記を書く際、次の事を意識してみようと思いました。 ①出来...

死ぬまでに一度読んでみたいと思っていたので、図書館で見つけた時はテンションが上がりました。本作は、文章を作るコツと、日記を楽しく書く方法を、ストーリーを絡ませながら伝えていくものでした。とても分かりやすく面白かったです。 日記を書く際、次の事を意識してみようと思いました。 ①出来事ではなく、考えたことを書くこと。 ②全体よりも細部の場面を切り取ってスローモーションで書くこと。 ③一つの表現言葉だけでなく、似たような言葉を探して、それを実際に使うこと。 印象に残った言葉や、思わず心が救われ言葉もありました。 ①「思う」と「言う」には、距離がある。 会話の中でポンポン言葉が出てこないのは、頭の回転が決してにぶいわけじゃないという言葉にハッとさせられました。 ②「へんなこと」を書かないようにしようという意識が考えることを奪う。 ③習慣は自分との約束。

Posted byブクログ

2024/08/03

なんだか「嫌われる勇気」を思わせる進み方で、とっても素敵で分かりやすかった! 思春期の子どもたちに読んでほしい一冊。 いつも日記が続かなかったけれど、今晩から早速はじめてみようと思う。 所々に散りばめてあるパロディも面白かった(*^^*)

Posted byブクログ