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桃を煮るひと の商品レビュー

4.1

80件のお客様レビュー

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    29

  2. 4つ

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2023/06/25

装丁が好き。タイトルが好き。 くどうれいんさんの本を初めて読み、人柄も大好きになった。 日々のなんでもない暮らしを重ねることの大切さを教えてもらった感じがする。

Posted byブクログ

2023/06/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ももの表紙が可愛くて手に取った、初めて読むくどうれいんさん。 目次の美味しそうなこと…! 「焦げちゃった」がとても好き。 物事が上手くいかず、くさくさと不貞腐れた気分になったとき、Twitter検索で「焦げちゃった」を検索するというくどうさん。 ⚫どう見ても食べられないくらい焦げているのに「焦げちゃった」 とお茶目に投稿できる人もいれば、たいして焦げ ているように見えないのに「焦がしたマジで最悪」と投稿する人もいる。「焦げちゃっ た」と書く人たちは「でもおいしかった」とか「でもおもしろいからOK」と前向 きな言葉を付け足す傾向がある。 「焦げちゃった」という語尾に表れる、てへへという空気にうっとりする。てへへ、 と暮らしたいものだ。わたしも、どれだけ焦がしても「焦げちゃった」と笑える人間でありたい。 はー、なるほどなぁ。 私は完全に前者のタイプなのだけれど、「てへへ」と笑って言える可愛らしい人間になりたいと思った。 「焦げちゃった」の精神、大事にしたい。 「もずく酢サラダ」がとっても美味しそうだったので真似しようっと。 台所に立ちたくなるエッセイだった。

Posted byブクログ

2023/06/25

 くどうれいんさんの41編の食エッセイ集です。  『虎のたましい人魚の涙』読了後のレビューに、「瑞々しい文章」「自分〝素〟を晒し、人物像がリアルに立ち上がる」と記しましたが、本作も同じ印象です。  歌人で季語に詳しいからか、食材の旬・色・形状・調理法、そして食感に至るまで、そし...

 くどうれいんさんの41編の食エッセイ集です。  『虎のたましい人魚の涙』読了後のレビューに、「瑞々しい文章」「自分〝素〟を晒し、人物像がリアルに立ち上がる」と記しましたが、本作も同じ印象です。  歌人で季語に詳しいからか、食材の旬・色・形状・調理法、そして食感に至るまで、そして今と昔の食にまつわる話題が盛り沢山です。  「好き」「美味しい」「うれしい」に代表される感情を表す言葉、「はふはふ」「つやつや」などの擬音語・擬態語を多用することで、読み手の想像が掻き立てられます。  加えて、料理や仕事のちょっとした失敗など、事実や感情も晒しますが、陰鬱さは感じられません。  そこに表現される一話一話は、紛れもなく誇張も虚飾もないありのままの姿で、この辺が〝等身大〟と云われ、身近に感じられる所以なのでしょうね。  あとがきに「文章を書くことも菜箸を持つことも、わたしがわたしを取り戻すために必要な行為」と記したくどうれいんさん。  「食」は、私たちの健康や栄養に留まらず、人の記憶や生きる姿勢などにも深く関わり、「食」によって人生は豊かになるのですね。まさに、「食べることは生きること」を、飾らない言葉で感じさせてくれる一冊でした。

Posted byブクログ

2023/06/24

同世代として、働く人間として、 わたしは、くどうれいんのエッセイをどうしてもどうしても必要としている。 虎のたましいから待ち焦がれて、この大きな桃!嬉しすぎる。 くどうさんのエッセイを読んでいると、なんでか少し切なくてたまらない気持ちになる。 少しなみだぐんでしまう。 目の前...

同世代として、働く人間として、 わたしは、くどうれいんのエッセイをどうしてもどうしても必要としている。 虎のたましいから待ち焦がれて、この大きな桃!嬉しすぎる。 くどうさんのエッセイを読んでいると、なんでか少し切なくてたまらない気持ちになる。 少しなみだぐんでしまう。 目の前にただ存在しているものを愛している、くどうさんの日々へのまなざしが大好きでたまらない。

Posted byブクログ

2023/06/22

全力で食べることを楽しむくどうさんの、食にまつわるエッセイ。 食べることは生きること。 まるで桃のような手触りの装丁に感動。

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2023/06/16

れいんさんは食に翻弄されてる感があってすごくいい、そういうところが日常だし愛だよね くるくる目まぐるしい日々にもお腹はちゃんとすく 細パスタ可愛かった

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2023/06/16

感想 お金でなく時間をかける。料理を味わうのは積極的な営み。五感を整え旬の味を身体に取り入れる。例え物が不足していても日々は豊かに輝く。

Posted byブクログ

2023/06/15

れいんさんの綴る言葉は何でこんなに魅力的なんだろう。飾らない等身大の言葉?歌人ならではのテンポ感?そんなことだけでは片づけれない気がする。このまま本ごと飲み込んで私のものに出来たらいいのに、というくらい、れいんさんの文章が好き。 https://note.com/aydknn/...

れいんさんの綴る言葉は何でこんなに魅力的なんだろう。飾らない等身大の言葉?歌人ならではのテンポ感?そんなことだけでは片づけれない気がする。このまま本ごと飲み込んで私のものに出来たらいいのに、というくらい、れいんさんの文章が好き。 https://note.com/aydknn/n/n23470688b124

Posted byブクログ

2024/04/08

#桃を煮るひと #くどうれいん 23/6/14出版 https://amzn.to/4d19jtt ●なぜ気になったか 「なんかいいやん、この表紙」「どんな人だ、それは?」と、昔やったレコードのジャケ買いの感覚を感じた本。エッセイであることを知り最後の1歩を踏み出せた。読んでみ...

#桃を煮るひと #くどうれいん 23/6/14出版 https://amzn.to/4d19jtt ●なぜ気になったか 「なんかいいやん、この表紙」「どんな人だ、それは?」と、昔やったレコードのジャケ買いの感覚を感じた本。エッセイであることを知り最後の1歩を踏み出せた。読んでみたい ●読了感想 食にこだわりがないので食べ物に関わるエッセイは相性が悪いのを実感。れいんさんの表現は好みなはずなのに心に響く表現はほんの僅かで、ある意味驚きの読後感。食中心な本は僕には鬼門なのかも #読書好きな人と繋がりたい #読書 #本好き

Posted byブクログ

2023/06/11

すいすい楽しく読んだ。何話かよんで食エッセイはやっぱいいなあと思った。人のマイルールを聞くのが好きだ。 炒飯の話を読んで、『いつか中華屋でチャーハンを』を読み返したいなあと思ったり。その日の夜に、逆にいつもは選ばないカニチャーハンを注文したらなんか幸せな気持ちになった。

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