桃を煮るひと の商品レビュー
くどうさんの文章好きだなあ…!よすぎてひとりで脚ばたばたしてしまった。 「ひとりでご飯を食べられない」が印象的。そうそう、だから誰かと食べたいのよね、と語彙力のないわたしは聞かれるたびこの一編を見せて回りたい。
Posted by
桃アレルギー疑惑があるから食べるのを控えてるんだけど、わたしも桃煮たいよお〜〜...という気持ちになった こんなにも食を愛して楽しんでいる人の話を読むとなんだか自然とにっこりしてしまうな
Posted by
ついこちらもお腹が鳴るような共感性のたかい文章と、チャーミングなくどうさんのお人柄と、日常の食べ物から膨らむ話の面白さで夢中になって読んだ。 もしこれから先、本を10冊しか持ってはいけませんよ(電子書籍は可)となったら持っていたい本のひとつ。脇田あすかさんの装丁もていねいで素敵。
Posted by
気持ちがホンワカする。 やっぱ食で人格は形成されているなあ。 幼少期の食にまつわる思い出は根深いし、大人になってからも生き続けるんだろうと思った。 自分の場合はどうなのか探ってみたくなった。
Posted by
とても文章が個性的で面白いなと思いました。年齢より文章が大人びている感じがしました。どれも美味しそうで、読んでいて楽しかったです。
Posted by
くどうれいんさんの食エッセイ。『わたしを空腹にしないほうがいい』に続く2冊目。食べものに対峙する時に出る人間性。この人の感性が好きなんだ。桃を煮る人。いいね。
Posted by
記憶は食と強く結びついていることが多いと感じる。このエッセイを読みながら、幼い頃の記憶の引き出しを一つずつ開けていた。祖父が育てた野菜、祖母と一緒に作った白玉団子、給食で最後まで残っていた牛乳、駄菓子屋さんで好んで食べたお菓子、何度もおかわりをした味噌汁。ふとした情景が頭によぎる...
記憶は食と強く結びついていることが多いと感じる。このエッセイを読みながら、幼い頃の記憶の引き出しを一つずつ開けていた。祖父が育てた野菜、祖母と一緒に作った白玉団子、給食で最後まで残っていた牛乳、駄菓子屋さんで好んで食べたお菓子、何度もおかわりをした味噌汁。ふとした情景が頭によぎるとき、そこにはいつも食にまつわる何かがあった、確かに。 初めてのくどうれいんさんの著書。まるで友達に話すように、あくまでも自然体で、彼女の人柄がまるっと伝わってくるような文章が、個人的にすごく好み。
Posted by
話の始め、言葉選び、締めにいたるまで平易で自然体なようでうまく計算されているんだなあとうなってしまいました。 食は毎日のことで、おざなりになることも多いのですが、この本を読んでもっとちゃんと暮らしたいと思いました。"丁寧に"暮らすことについても言及されていま...
話の始め、言葉選び、締めにいたるまで平易で自然体なようでうまく計算されているんだなあとうなってしまいました。 食は毎日のことで、おざなりになることも多いのですが、この本を読んでもっとちゃんと暮らしたいと思いました。"丁寧に"暮らすことについても言及されていましたが、こうあらねばをとっぱらってくれる優しい本です。 心が疲れた時、荒んだ時にこそ手に取るとリズムを整えてくれそうな本で手元に置いておきたいですね。 そして、やっぱり歌人だなと思うのが日常の輝きを切り取るのがとても上手くて…!私もそういった日々の輝きをみずみずしく感じ取れる心を持っていたいと思いました。
Posted by
おすすめだと教えてもらった初めてのエッセイ。 こんなに食欲が出て穏やかな空間に浸れる本に会えると思わなかった。他の本も読みたいと思わせて、くどうれいんさんらしさが出る本だなと感じながらまた2周目を楽しんで読んでます
Posted by
きっと、くどうれいんがくどうれいんである限り、何ならくどうれいんじゃなくなっても、彼女のことが好きだろうな わたしは桃をそのまま食べたい、煮ることすらうずうずしてしまうだろうから。
Posted by