しおかぜ市一家殺害事件あるいは迷宮牢の殺人 の商品レビュー

早坂吝(著者)

2024/12/09

一家殺害事件からの迷宮牢でのデスゲーム開始。別々の２つのストーリーがどう交わって着地するのか、予測不能になりながら読み進めました。犯人は誰か、デスゲームの勝者は、その目的は、謎が謎を呼ぶ展開に心躍らせながら最後の衝撃が読めたのは本当に良かった。

2024/12/04

まずタイトルからして目を引く、事件2つ入っとる！タイトル長すぎ！
一家殺害事件の描写が終わったと思ったら、続けて迷宮牢の殺人が始まり、え？なんで？と混乱。
しかし終盤の展開は、まさに超絶技巧(帯参照)！唐突にぶち込まれる事実！完全にやられました。

2024/11/12

犯人の異常性が理解できず…
作中作品は、館シリーズとインシテミルをまぜこぜにした感じ。そして、左右識別障害を暗に、しかし全面に押し出すため、読んでるこちらが、「あれ？え？私の頭おかしい？理解できてない？」と、混乱する始末。
気を衒いすぎたせいか、イマイチ、ストンと理解できなかった…

2024/09/09

描写の違和感やどこか稚拙な文章にモヤモヤしながら読んでいましたが、なんと、そのモヤモヤすら仕組まれたものだったとは……！
解決は鮮やかでしたが、仕込みの為のモヤモヤが本書全体の印象を支配してしまった感じが少し残念だったかも

2024/06/07

こりゃあまた不思議な感覚に陥ってしまった。
読み終わったあとも輪郭がはっきりしない夢を見ている気分。
騙された！！！

2024/03/25

最初のしおかぜ市一家殺人事件と、その後の迷宮牢とのつながりがどうなるのかと思いきや、結構意外な結末だった…。純粋に迷宮牢の話は面白かったし、しおかぜ市一家殺人事件は反吐が出るくらい凄惨だったな…

2024/03/18

いきなり残酷な描写にぶちあたる。とはいえ、リーダビリティの高い親切なミステリといえるのでは。

現代的な、ある意味で軽い感覚の殺人事件と、迷宮で展開されるバトル・ロワイヤル。さて、両者はどうつながるのか？主人公はどうやって生き残るのか？

残酷さ、軽薄さを度外視すれば、面白い作品だ。

2024/01/27

表紙に欺かれた。あ、そっちなのね？内容は騙された！って言うより裏をかかれた感じ。作中のデスゲームの設定が斬新で面白すぎてワクワクしたけど、期待と全然違う形で終わってしまった。けれど作品自体が面白かったので全然ヨシ。構成が上手い。

⚠️ネタバレ
表紙が探偵じゃなくて実は刑事って事かなって思ったけど、普通に素直に作中探偵って事？

2024/01/21

色んなシーンが絡み合って読むのが少し大変だった。
全部人のせいにする生き方で犯人のことを全くもって好きになれなかった

2024/01/20

杉江松恋氏のレビューに触発されて読んでみたのだが、正直絶賛推奨するような作品か？と疑問に思い。

ここ（ブクログ）の各位レビューを読んで納得、これって玄人受け、ミステリー愛好者が内輪で盛り上がる小説なんやなぁと。（例えが古いが）メタルファンが王様を喜ぶ類い。

俺はそこまでミステリーの素養がないので、稚拙な表現や無駄にグロい描写、反則技的トリックを受け付けなかったが、元ネタやらパロディやら色々知識と素養が必要だったというわけか。楽しむには時期尚早だったと。