1,800円以上の注文で送料無料

しおかぜ市一家殺害事件あるいは迷宮牢の殺人 の商品レビュー

3.6

32件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    12

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/08/08

表紙がずるい!!そりゃ騙されますわ(^^) しおかぜ一家事件と迷宮事件、関連を頑張って探そうとした自分、お疲れ。

Posted byブクログ

2023/08/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

餓田という主人公が破天荒な登場の仕方で一家殺人事件を起こしたと思えば舞台は暗転、迷宮牢の殺人になっていてえっえっと思っているうちに迷宮ものがサクサク進みまた暗転。となかなか構造自体が謎解きになっていて面白かった。でも主人公が最低。気持ち悪い。

Posted byブクログ

2023/07/27

実によくできた推理小説だと思う。 最初の事件から急に飛んで迷宮に入り込む。 この迷宮でのゲームも未解決事件の犯人を集めたと言うが、年齢も性別も違う7人。 1人ずつ殺されていくのだが…。 伏線を回収しながら行き着いた先は、全ては何だったのかと完全に騙される。 何が自分に合わないのか...

実によくできた推理小説だと思う。 最初の事件から急に飛んで迷宮に入り込む。 この迷宮でのゲームも未解決事件の犯人を集めたと言うが、年齢も性別も違う7人。 1人ずつ殺されていくのだが…。 伏線を回収しながら行き着いた先は、全ては何だったのかと完全に騙される。 何が自分に合わないのかと言うとキャラの濃い登場人物の中での迷惑系ユーチューバーの台詞である。 今どきなのかもしれないが、どうも馴染めない。 軽くなってしまう感が残念。

Posted byブクログ

2023/07/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いきなり残忍な事件から始まり、どうなるかヒヤヒヤして読み進めましたが、この作者特有のとんでも展開で驚きでした。 あまり後味の良いストーリーではありませんでしたが、エキセントリックな感じは面白く読めました。

Posted byブクログ

2023/07/25

タイトルにもなっている、しおかぜ市の殺人事件の犯人がクズすぎて読むのをやめてしまおうかと思うほどでしたがなんとか読破。 全体の構成やトリックはとてもよく考えられてて、え!そういうこと!?と思えてよかったのですが犯人がクズすぎるので再読したいと思えず星2つに。犯人はあくまでも憎むべ...

タイトルにもなっている、しおかぜ市の殺人事件の犯人がクズすぎて読むのをやめてしまおうかと思うほどでしたがなんとか読破。 全体の構成やトリックはとてもよく考えられてて、え!そういうこと!?と思えてよかったのですが犯人がクズすぎるので再読したいと思えず星2つに。犯人はあくまでも憎むべき存在として書きたかったのかもしれませんが残念です。

Posted byブクログ

2023/07/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

しおかぜ市のパートは陰惨でつらく感じるところもあったが、迷宮牢のパートは会話に独特のリーダビリティがあって全体的にとてもおもしろかった。著者らしさ全開の本格ミステリの快作だと思う。 最後の部分については読んでいて何度も違和感はあったものの、まったく気づけなかったので驚いた。そうきたか。

Posted byブクログ

2023/07/08

2023.7.7読了。 トリッキーなイメージがある早坂さんですが、序盤から巧みに伏線が張られており、ラストで一気に回収する様は圧巻の一言。 綾辻さんと有栖川さんへの愛を感じる1冊でもありました。

Posted byブクログ

2023/07/04

ミステリーを愛して止まないのに小バカにした感じが最高 #しおかぜ市一家殺害事件あるいは迷宮牢の殺人 ■きっと読みたくなるレビュー またやってくれましたね、さすがは早坂吝先生。 いつも変態的なミステリーをありがとうございます。 ミステリーを愛してやまない癖に、小バカにした感じが...

ミステリーを愛して止まないのに小バカにした感じが最高 #しおかぜ市一家殺害事件あるいは迷宮牢の殺人 ■きっと読みたくなるレビュー またやってくれましたね、さすがは早坂吝先生。 いつも変態的なミステリーをありがとうございます。 ミステリーを愛してやまない癖に、小バカにした感じが最高なんすよね。いい塩梅で読者をおちょくってくるですよ。こんな作家先生、唯一無二だと思うんだよなぁ。 読みやすく楽しい作品なのでたくさんの人に読んで欲しいですが、正直ミステリー初心者には本作の渋みが分からないかもしれません。 どんな小説なんだと思われるかもしれませんが、しっかりとした本格ミステリーです。迷宮牢というトンデモ館をはじめ、癖のある魅力的な登場人物ばかりだし、実はプロットも出来が超イイ。謎解きも伏線も二重三重によく練られているし、なかなかの読み応えです。 タイトルがまず奇妙なんですが、内容もその通りでびっくり。どんだけやりたい放題のミステリーにするんだって感じで、作者が一番楽しんでるに違いない。 本作、いろいろ推しどころありますが、まずはキャラクターも癖がスゴイ。特にお気に入りは汚野ですね。癇に障る言動と人生舐め切った態度が憎々しいのよ。正直やり過ぎで、人によっては合わないんでしょうが、これがイイんですよ。やり切ってくれるところが素晴らしい。 そしてメイントリックも癖スゴで、まぁ一筋縄ではいきません。入り組んだ奥深い仕掛けで、もはや宗教とか思想のレベルで騙しへの思いが強すぎ。真面目なのか冗談なのか判別不明。でもカラっとしていて、読み終わった後は晴れやかな気分にさせてくれるんです。 世の中には社会へのアンチテーゼやカタルシスが深い重厚感たっぷりの作品はいっぱいあります。本作も重厚感はありますが、ベクトルの向きが全く違う面白さなんですよね。 ■ぜっさん推しポイント 褒めてるのか貶しているのか…といったレビューでしたが、なかなかの力作です。 一見ライトに書かれたミステリーのようにも読めますが、構成がめっちゃ上手で、導入から最後まで一気読めてしまう。トリックもシンプルながらも挑戦的なことをやってるし、かなり精魂こめて書かれたんでしょう。 今年のミステリーの中でも爪痕を残す作品だと思うので、ミステリー好きは絶対読みましょう!

Posted byブクログ

2023/06/25

多少のご都合主義的な部分はあるものの、メインと思われる迷路の館『迷宮牢』の趣向はロジックに欠かせない要素になっていますし、作中作、叙述トリックなどを絡めて単なる一発ネタに終止させないところは好印象。幾重にも仕掛けられた騙しに翻弄されました。

Posted byブクログ

2023/06/12

この世の中で実際に起こっている一方的で理不尽な暴力と、フィクションの世界でしかお目にかかれない不遜で全能な名探偵。 迷宮牢は迷路館というよりは暗鬼館を連想した。 アイデアの一つがマニア過ぎて惚れ惚れ。それで有栖川なの...。笑 この、ある種の内輪ネタがそれまでのシリアスな展開と...

この世の中で実際に起こっている一方的で理不尽な暴力と、フィクションの世界でしかお目にかかれない不遜で全能な名探偵。 迷宮牢は迷路館というよりは暗鬼館を連想した。 アイデアの一つがマニア過ぎて惚れ惚れ。それで有栖川なの...。笑 この、ある種の内輪ネタがそれまでのシリアスな展開とのギャップでくらう。 長いこと根に持ってる某ミステリ(?)の内輪ネタをみんなに披露してる感じが嫌だったので、これとの違いはなんだろうと思ったり。深度?? あとこういう形の名探偵の◯が◯むことすら許されづらい部分もあって一番しんどいのでは...。

Posted byブクログ