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墨のゆらめき の商品レビュー

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269件のお客様レビュー

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2024/07/26

「舟を編む」以来の三浦しをん作品。ホテルマンと書道家の掛け合いがとても良かった。2人のキャラも立ってて読後感もスッキリ。

Posted byブクログ

2024/07/21

書についてだけでなく、建物や道、人の情景描写がやけに丁寧だなと感じていたので、後付の「Audibleのために書き下ろされた」という記載を目にして納得。 実にいい働きをしてくれるカネコ氏の肉球は、Audibleでは見られないので、紙の本を読んでよかった。 「話しかけやすい」体質...

書についてだけでなく、建物や道、人の情景描写がやけに丁寧だなと感じていたので、後付の「Audibleのために書き下ろされた」という記載を目にして納得。 実にいい働きをしてくれるカネコ氏の肉球は、Audibleでは見られないので、紙の本を読んでよかった。 「話しかけやすい」体質のホテルマンと少々下品で自由奔放な書家という組み合わせがおかしくも心地くて、シリーズ化してほしいと思った。 でなければ、「君去春山誰共遊」なのはたしかだ。

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2024/07/21

墨の黒さ、深さ、美しさ。どんな思いを持ち文字に憑依するのか。力強さや悲しさまでも表現できる芸術。真っ当なホテルマンとアウトローの書道家の掛け合いが笑いを誘う。

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2024/07/13

誰しもが必要なときに必要な人と出会えますように。そんな風に思わせてくれるお話でした。 ありがとうございます。

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2024/07/08

あなたはどんな字を書きますか?字には人柄が表れると言いますが、書家の遠田はどんな人の字も同じように書く事ができます。彼の副業は代筆。これはツバキ文具店と同じ?と思ったら、仕事小説&男性の友情、バディ物語でした。 宛名書きの依頼で書家の遠田宅(書道教室)を訪れたホテルマンの続。そ...

あなたはどんな字を書きますか?字には人柄が表れると言いますが、書家の遠田はどんな人の字も同じように書く事ができます。彼の副業は代筆。これはツバキ文具店と同じ?と思ったら、仕事小説&男性の友情、バディ物語でした。 宛名書きの依頼で書家の遠田宅(書道教室)を訪れたホテルマンの続。そこで出会った小学生から代筆を頼まれます。偶然の出会いから始まった代筆の共同作業。 映像化して欲しいなぁ。遠田の書く字、マネでなくオリジナルの彼の字を見てみたいです。全神経を集中させ、紙の世界に思いと魂をこめた一筆。久しぶりに硯で墨を磨ってみようかな。叔母の趣味が書道なので、私の家にも貰った草書屏風があります。ゆらめく墨の味わいって見ていて飽きません。

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2024/07/05

また、優しい三浦しをんの世界に浸ることができた。文楽、林業、便利屋、辞書編纂、植物学者、これまでも数々のお仕事の世界を教えてもらった。 今回はホテルマンと書道家の友情物語。猫も登場するのが微笑ましい。期待に違わず、面白く、じんわり心が温められる小説になってる。

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2024/07/04

「書」という物に関して全くの素人、何の知識もないわたしですが、幾度となく頭の中に華麗な筆使いが浮かんできて、ともすれば墨の匂いまで漂ってくるような。 遠田もチカもカネコ氏も愛おしい。 佐々木くんの依頼のその後も気になるので、続編でないかな。

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2024/06/30

面白かった!!! 下高井戸駅の様子が詳しく描かれる序盤で、 京王線ユーザーの私は既に引き込まれ、 遠田が書道教室の居心地良さそうな家屋や 力が勤める昭和なホテルの様子 二人の雰囲気 小学生とのやりとり 書の表現 などなど、魅力がいっぱいでした。 (もちろんカネコ氏も!) 力と...

面白かった!!! 下高井戸駅の様子が詳しく描かれる序盤で、 京王線ユーザーの私は既に引き込まれ、 遠田が書道教室の居心地良さそうな家屋や 力が勤める昭和なホテルの様子 二人の雰囲気 小学生とのやりとり 書の表現 などなど、魅力がいっぱいでした。 (もちろんカネコ氏も!) 力と遠田がどっちも良いキャラで 二人の交わす会話や 一緒にいる時のその場の空気感が好きなので 続編希望!

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2024/06/17

うん、いい話ではあるのだが、この遠田の事情が悪いわけではないのだが、この本を「書」に導かれて手に取った人には理解が追いつかない展開なのではないかなぁ。それぞれに興味深い異世界と異世界だが、それをつなぎ合わせるには現実味がなさすぎるというか。だが、そんな遠田が書く字がどんな字なのか...

うん、いい話ではあるのだが、この遠田の事情が悪いわけではないのだが、この本を「書」に導かれて手に取った人には理解が追いつかない展開なのではないかなぁ。それぞれに興味深い異世界と異世界だが、それをつなぎ合わせるには現実味がなさすぎるというか。だが、そんな遠田が書く字がどんな字なのか、どんな墨の艶なのか、見てみたいとは思う。印象的な言葉。「土谷はいつも、いじめをしてた子たちを『かわいそうなやつら』って言ってます。『なんかストレスでも溜まってんだろ。実験用の狭い檻に閉じこめられたネズミじゃないんだし、ふつうはストレス溜まってもだれかをいじめたりしないけど。先生も、どうして三木をいじめるのかって聞くのはおかしい。おまえに原因なんかなんにもないんだから。それよりあいつらに、いじめをする自分自身のなかにどんな問題があるのかって聞いて、考えさせるべきだ。そしたら、あいつらが抱える問題を解決する方法も見つかるかもしれないから』」。「ミステリと言う勿れ」でも類似の表現があった。いじめられる方ではなく、いじめる方が何か問題を抱えている、すぐに隔離して、専門施設で診てもらう、という流れが外国では整っているのだという。日本もこうありたいと重ねて思った。

Posted byブクログ

2024/06/13

人に話しかけられやすいホテルマンの続力と、元ヤクザの書道家遠田薫野交流を描いた作品。 特に可もなく不可もなし。 オーディオブックとしては、これくらい穏やか〜な内容がいいのかもしれません、と思ったくらいです。

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