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墨のゆらめき
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2023/05/31 |
| JAN | 9784104541089 |

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商品レビュー
4
407件のお客様レビュー
テーマは、実直なホテルマンと自由奔放な書家の出会いを通じて描かれる友情と人生の選択です。代筆業を手伝う中で、二人は互いに心を通わせ、独特のバランスを持つ関係を築いていきます。物語は、彼らの掛け合いや仕事の描写を通じて、読者に心地よい読了感を提供します。特に、主人公たちの個性が際立ち、遠田の過去が明かされることで物語に深みが加わります。また、書家の飼い猫が登場することで、作品にユーモアと温かみが添えられています。淡々としたストーリー展開の中で、人生や自分の生き方について考えさせられる要素もあり、心に残る作品となっています。全体として、二人の関係性やそれぞれの仕事に対する思いが魅力的に描かれており、続編への期待感も高まります。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
真面目なホテルマンが、代筆屋も行う書家と出会い交流を深める物語。 三浦さんの作品は、普段出会えない職業の人が登場するので、とても勉強になるし面白い。 過去を持った書家と主人公との掛け合いに、心が温まった。
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三浦しをん『墨のゆらめき』を読了した。 懐かしい墨を硯で擦っている光景と墨の匂いが思い出された。 老舗ホテルに勤める生真面目なホテルマン・続力は、招待状の宛名書きを依頼するために書家の遠田薫を訪ねる。自由奔放でつかみどころのない遠田に振り回されながら、いつしか手紙の代筆を手伝う...
三浦しをん『墨のゆらめき』を読了した。 懐かしい墨を硯で擦っている光景と墨の匂いが思い出された。 老舗ホテルに勤める生真面目なホテルマン・続力は、招待状の宛名書きを依頼するために書家の遠田薫を訪ねる。自由奔放でつかみどころのない遠田に振り回されながら、いつしか手紙の代筆を手伝うことになる。依頼者の思いをくみ取り、言葉を紡ぎ、筆跡まで再現する仕事を通して、続は文字に込められた人の思いと、遠田の知られざる過去に触れていく。 実直で慎重な続と、豪快で型破りな遠田。正反対の二人が織りなす掛け合いは軽妙で、思わず笑ってしまう場面も多い。しかし、物語が進むにつれて明らかになる遠田の過去と、彼が抱えてきた葛藤が、作品に深い陰影を与えている。 読んで感じたことは、文字は単なる情報を伝える手段ではない。同じ言葉でも、書く人の筆跡や文字の表情によって、そこに込められた感情や人柄まで伝わってくる。手紙の代筆という一風変わった仕事を通して、相手の気持ちを想像し、理解しようとすることの難しさと大切さが描かれている。 そして、遠田の過去を知った続が、彼をどう受け止め、どのように向き合うのか。その姿からは、人を理解するということは、ただ相手の言葉を聞くだけではなく、その人が歩んできた人生まで想像することなのだと考えさせられた。 墨が紙の上で広がり、思いがけない表情を見せるように、人の心もまた、一つの見方だけでは捉えきれない。読み終えた今、何気なく目にしていた文字の向こうにも、書いた人の人生や感情があるのかもしれないと思う。軽やかなユーモアの中に、人と人とのつながりや他者を理解することの深さが静かに滲む、余韻の残る一冊だった。
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三浦しをんの、ちょっと変わったお仕事小説。 ホテルマンと書家が出会って‥? タイプの違う彼らが、いつしかバディに。 西新宿にあるこぢんまりした老舗ホテルに勤める続力(つづき ちから)。 真面目に仕事に取り組んでいるが、自分ではただ普通にやっているだけで、特に何に熱があるわけでも...
三浦しをんの、ちょっと変わったお仕事小説。 ホテルマンと書家が出会って‥? タイプの違う彼らが、いつしかバディに。 西新宿にあるこぢんまりした老舗ホテルに勤める続力(つづき ちから)。 真面目に仕事に取り組んでいるが、自分ではただ普通にやっているだけで、特に何に熱があるわけでもないという感覚だった。 家族とも友達とも気まずいわけではないが、すごく会いたいというような関係でもない。 ホテルでは字を書く仕事が結構あり、筆耕士(書家)と契約して、その時々の目的に合わせて書いてもらう。 ある日、続力は、初めての依頼のために町の書道教室の先生を訪ねる。 遠田薫という男は、かって契約していた人の書道教室を継いでいたのだ。 自由奔放な雰囲気の遠田薫に驚くが、なぜか居心地がいいような。 子供達の生き生きした様子の自然なことったら。 そして、遠田書道教室には猫がいる。うふふ。 猫のカネコも、いい味、出してます。 副業として手紙の代筆もしている遠田に、文章を考えるよう無茶振りされ、仕方なく応じると、これがなかなかうまくいって名コンビに。 かってない楽しさを感じるのだった。 特に不満や物足りなさを抱えていたわけではない力だったが、穏やかな人柄や誠実な仕事経験の積み重ねが、ここへ来て花開いたということでしょうか。 友達がそう多くなかった理由は、群れるために群れるような価値観ではなかった、ということかも。 西新宿のホテルに泊まったことあるし(老舗じゃなかったと思うが)、世田谷線にも乗ったことあります。好ましき雰囲気で描かれているので、嬉しくなりました。 ついでに書くと、母は書道を教えていたこともあります。たまたま。私にはその才能はないけれど、端で感嘆して見る気分もかなりわかる(笑) 先代の遠田夫妻が、優しい人達で良かったなあ…! 遠田薫の才能に目を奪われた力。薫が全く違う波乱の人生を送ってきた男だったと知る。 子供たちともすっかり馴染んだある日。 遠田から、急に「仕事を辞める」という連絡が来る。それは‥ 現実味もありつつ、ほのぼのとした世界。 30代も半ば過ぎになって、予想していなかった友情が芽生え、それは危機ももたらすが。 応援したくなります。 そう来なくっちゃ!だわ(笑) さすが、しをんちゃん♡(←勝手に親しみを感じてます) 心地よく楽しめる作品でした☆
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