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墨のゆらめき の商品レビュー

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279件のお客様レビュー

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2023/06/25

話しかけやすい」体質のホテルマンとどこか訳あり風な書道家で筆耕士との邂逅 生まれも育ちかたも違いすぎて出会う事も無かったかもしれない2人の邂逅には、この先の人生に意味があるのでは 大人になってからできる友人はとても貴重だとつくづく思う。

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2023/06/24

いつも主人公がかっこいいなぁ。 「親ガチャ」とかいう身も蓋もない言葉で表される不運の連鎖を止めるには、何人かの人との出会いと本人の消えないまっすぐな思いがあるかどうか、、なのか。 墨のにおいは精神を鎮める力があると思う。 背筋を伸ばして、息を止め、時をも止めて書く。 子供の頃通っ...

いつも主人公がかっこいいなぁ。 「親ガチャ」とかいう身も蓋もない言葉で表される不運の連鎖を止めるには、何人かの人との出会いと本人の消えないまっすぐな思いがあるかどうか、、なのか。 墨のにおいは精神を鎮める力があると思う。 背筋を伸ばして、息を止め、時をも止めて書く。 子供の頃通っていた書道教室の沈丁花の香りを思い出す。 おとぎ話みたいだったなぁ。

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2023/06/24

安定の三浦しをんさんでした。遠田&チカがキャラクターが魅力的でテンポ良い会話ですらすら読み進められました。パンダやうまい棒に笑わされつつ、漢詩や書道の奥深さに惹かれました。終盤では予想の斜め上の展開にはらはらし、最後まで楽しく読めました。

Posted byブクログ

2023/06/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・6月17日に読み始め、21日に読み終えました。 ・最高最高行こう最高裁判所 ・うれし~~!!(でかい声)ひっさしぶりの三浦しをんのボーイ・ミーツ・ボーイで、細胞が喜んでいるのを感じた。ありがたい。ありがとうございました。 ・三浦しをん作品で、少し楽しみにしているのが主人公らの職業なので、今回も書家とホテルマンという変わったとこがでてきたなーと面白かった。筆耕士っていう仕事を初めて知った。 ・ただ今回の話のメインが代筆だったので、もうちょっと遠田くんの普段の仕事のこととか読みたかったなーと……!筆耕士登録もなくなっちゃったし……!! なので、もうちょっと長くてもよかったんじゃ!?と思った。まあ長けりゃいいってもんじゃないし、もうちょっと読みたい……って思うくらいがちょうどいいのかなあ。 ・『愛なき世界』くらいミチミチに専門的な話もして、長くしていいんじゃとも思ったけど、こっちがラブがあったからなあ。ラブなかったらこれくらいなもんかね。いや、十分ラブだと思いましたけど……(?) ・続くんに、帰る家があること、やさしい家族がいること、現在進行形で愛されていることを(そしてそれをあたりまえに享受していることを)示して、遠田くんの過去の話に行くの、ずり~よな~と思いつつ、こういうの良いよねえ……とも思う。 ・奔放でアウトローなとこのある男と、その男に振り回される常識人の男、という構図、まほろと似たようなものを感じでニコリとしたのですが、こっちはだいぶ明るめだったな。まほろが暗いわけじゃないんだけど、続と遠田が真昼の桜の下のあたたかな光だとしたら、多田と行天は真冬の薄明、って感じ。 ・そう。これ買ったとき、装丁がモノクロなのに花布と遊び紙がうすピンク色なのが破廉恥すぎる!?(??)と思ったのですが、これ桜色だったんだね…… ・最初は呼びつけられたりで振り回されっぱなしだった続くんが、遠田くんに拒否されてからムキになったり心配したりで自分からシャッターこじ開けて接近したの、良いよなあ。こういうのが好きなんだよ、三浦しをんのこういう、男と男の名称し難い関係が…… ・筆耕士登録なくなったし今後接触するとしたらほんとに個人的なやつに限るのめちゃくちゃ萌えだなあ。はあ。はやく友だちになりなさいよ。いや、名称し難い関係のままでもよい、うーん、助けて(?) ・あー、でもほんとに、久しぶりに三浦しをんのデッカ同性感情を得て、健康になった。うれしい。続編、読みたいなあ~~……

Posted byブクログ

2023/06/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

書籍化されたけれどぜひAudibleで聴いてほしい!と思うほどナレーションがよかった。なんだか五感を刺激される不思議な体験だった。「ズッ友」発言から薫に心を掴まれてしまった……。書道、よく知らなかったけど魅力的。これはまたすぐ聴き直したい。

Posted byブクログ

2023/06/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「『まほろ』を彷彿とさせる」という感想を見かけ、まほろシリーズが大好きな私は、うっきうきで本棚にお迎えし、うっきうきで本を開いた。 やっぱり三浦しをんさんのバディものは最高! 対照的な性格をしたホテルマン力と書道家遠田のコミカルなやりとりが面白い。 細かく言うとキリがないくらいツボに入ったシーンが沢山。小説を読みながら声出して笑ったのは久しぶり。 パンダの件は職場で読んでいたのに笑っちゃった。ぶっ飛びすぎだろうよ。 書道に関しては全く知識が無い私だけど、 『室内に漂う鉱物と植物の中間みたいな墨の香りが、甘くなつかしい湿り気を帯びて鼻さきをかすめた。』 等の表現で、遙か昔に受けた書道の授業を思い出して懐かしい気持ちになった。 子供の頃はあまり興味が持てなかったけど、大人になった今なら書に対する魅力に気付く事が出来るのかもしれないな。 最後の方は、もう一気読みだった。 続きはすごく気になるけど残りページが少なくなっていくのが寂しい…!もう少し力と遠田のやりとりを見ていたい…!!と思いながら読了。 先生、続きをください。

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2023/06/21

三日月ホテルの従業員、続力は筆耕を頼むために登録している遠田を訪ねる。 美しい字を書くが掴みどころがない遠田と、人当たりのよい続。読んでるうちにいつの間にか2人が一緒にいることが私の中で当たり前のようになっていた。 習字教室に行ってみたいな。 遠田が字を書いているところを見てみた...

三日月ホテルの従業員、続力は筆耕を頼むために登録している遠田を訪ねる。 美しい字を書くが掴みどころがない遠田と、人当たりのよい続。読んでるうちにいつの間にか2人が一緒にいることが私の中で当たり前のようになっていた。 習字教室に行ってみたいな。 遠田が字を書いているところを見てみたいな。 佐々木君のお小遣いアップ、『絵くんとことばくん』天野祐吉作、福音館書店を教えてあげたいな。 神保町で中村さんに出会ってからは一気読みでした。

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2023/06/18

その柔和な外見からかよく人に話しかけられるホテルマンの続力(つづきちから)と、ホテルの筆耕の仕事を請け負うことになった書道家の遠田薫。 2人が仕事の関係を超えて居心地の良い関係を築いていく姿を描く物語。 遠田の書道教室での子どもたちを含めた(下ネタ満載の)やりとり、続と遠田の友...

その柔和な外見からかよく人に話しかけられるホテルマンの続力(つづきちから)と、ホテルの筆耕の仕事を請け負うことになった書道家の遠田薫。 2人が仕事の関係を超えて居心地の良い関係を築いていく姿を描く物語。 遠田の書道教室での子どもたちを含めた(下ネタ満載の)やりとり、続と遠田の友情(今回はBL臭はなし)、そして飼い猫“カネコさん”の行動など軽妙洒脱で微笑ましい展開はしをんさんならでは。 そして、墨の匂いが立ち上がってくるような“書”の描写はさすが。 遠田がとても魅力的で、映像化するなら誰が良いかな〜と考えるのもまた楽しかった。

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2023/06/15

書家の遠田とホテル勤務の続が、お互いにリスペクトし合い友になっていく過程の物語。2人のやりとりが面白く、登場する小学生、元従業員、親戚、ネコの存在も温かくて優しい。書という知らない世界への関心も高まった。遠田書道教室、三日月ホテルで働いている2人を見たい、そんな気持ちにさせられる...

書家の遠田とホテル勤務の続が、お互いにリスペクトし合い友になっていく過程の物語。2人のやりとりが面白く、登場する小学生、元従業員、親戚、ネコの存在も温かくて優しい。書という知らない世界への関心も高まった。遠田書道教室、三日月ホテルで働いている2人を見たい、そんな気持ちにさせられる。

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2023/06/14

面白かった 男同士のこんな友情も有り 恋愛要素とかも好っきやけど、 変に女性が出てこないところも良かった

Posted byブクログ