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さえづちの眼 の商品レビュー

3.6

86件のお客様レビュー

  1. 5つ

    17

  2. 4つ

    24

  3. 3つ

    34

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

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2026/03/09

比嘉姉妹シリーズ。 久しぶりに読んだけど、相変わらずの不思議な雰囲気。澤村伊智さんの本は長編の方が追い詰められる感が強くて面白いかなあ。

Posted byブクログ

2026/02/26

今作はホラーでありながら本質はミステリ色が強い作品群という印象だった。 怪異そのものの恐怖よりも、「誰が何者なのか」「何が起きていたのか」という構造の解明が物語の軸になっている。 「母に」では成り代わりや役割の入れ替えが前面に出ており、尾綱瑛子の正体や“母”という立場の多層的な...

今作はホラーでありながら本質はミステリ色が強い作品群という印象だった。 怪異そのものの恐怖よりも、「誰が何者なのか」「何が起きていたのか」という構造の解明が物語の軸になっている。 「母に」では成り代わりや役割の入れ替えが前面に出ており、尾綱瑛子の正体や“母”という立場の多層的な意味が物語を動かしていた。怪異の動機も悪意というより「抱っこしてほしい」という幼い願いに根ざしており、その純粋さが逆に不気味。 「あの日の光は今も」では、探偵役の解釈が怪異を呼び寄せた可能性が示唆され、ミステリがホラーへと転じる構造が印象的だった。 「さえづちの眼」は、善悪では割り切れない理不尽さが強い後味を残す一作。佳枝は決して極悪人ではないのに、認識のズレと祟りの論理によって破滅へと向かう。日本的な「恵みも祟りもある神」の在り方が色濃く出た、救いの少ない物語だった。

Posted byブクログ

2026/01/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・母と 趣味で不良少年を助ける鎌田さんがただ幽霊に乗っ取られたの可哀想だった。尾綱瑛子は寂しかったんだね、昔からいるの怖い。 ・あの日の光は今も 後半で主人公の記憶を上回る新たな事実(かもしれないもの)が判明し、綺麗に終わろうとした間もなく怪異に殺されてしまうの理不尽で怖い。ネットの無責任な誹謗中傷もひどい。でも「男児サイコキラー説」はちょっとおもろい。 ・さえづちの眼 ヒトコワかと思ったらちゃんと怪異だった。呪いの原因が山蛭を殺したからっていうのは理不尽すぎた、一応お母さんのお陰で家から逃げられたのに。

Posted byブクログ

2026/01/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中編集。 母と 真琴と野崎。 おっさんがいいやつ。ミスリードの性別トリックが2回目でああねとなる。 あの日の光は今も 湯水と里穂。 なるほどとなったが最後の理不尽さが怪異らしい。 さえづちの眼 琴子。 表題作だが、母がどうしてもそこまで悪い奴に思えず&冴子がそこまで残虐な性質とも思えず。 周りから殺す、何度も繰り返し殺すという思想になるか?がしっくりこなかった。子供を殺された、神に近いものになったので感覚が違うというのはあると思うが。だから理不尽で恐ろしいのだ、にはならなかった。

Posted byブクログ

2026/01/05

お気に入りの比嘉姉妹シリーズ第6作。 このシリーズももう6作目かと思うと感慨深い。 最近は短編〜中編を複数収録した構成が続いているけれど、個人的には初期の『ししりば』『ずうのめ』のように、表題作が長編でしっかり読み応えのある形のほうが好み。 今回は中編3本構成で、テーマは家族や...

お気に入りの比嘉姉妹シリーズ第6作。 このシリーズももう6作目かと思うと感慨深い。 最近は短編〜中編を複数収録した構成が続いているけれど、個人的には初期の『ししりば』『ずうのめ』のように、表題作が長編でしっかり読み応えのある形のほうが好み。 今回は中編3本構成で、テーマは家族や親子の絆、育児放棄やネグレクトといった重めの題材が中心だった。 過去作の登場人物や、解決役として比嘉姉妹を配置することでシリーズ作品としての体裁は保っているものの、正直なところ「比嘉姉妹シリーズでなければ手に取ったかな?」と少し考えてしまった。 ⸻ 「母と」 育児放棄やネグレクトなど問題を抱える家庭の子どもを無償で預かる〈鎌田ハウス〉。 人知れず邪悪な存在と戦う鎌田のおっさんの姿が印象的。 啄海(たくみ)というキャラクターでミスリードを狙っているのはわかるものの、この手法は同シリーズの『ずうのめ』ですでに使われているため、驚きはやや薄めで残念。 杏という少女も過去作に登場していたようだが、時間が空いていたこともあり記憶が曖昧だった。 外から“善人の顔”をして邪悪なものが侵入してくる描写は不気味で、そこは良かった。 真琴担当回。 ⸻ 「あの日の光は今も」 日本版ロズウェル事件の目撃者と、その後の人生を描く一編。 UFOや宇宙人は本当に存在したのか?という題材は面白い。 ここでも推理探偵のように考察を語る少し不自然な人物が登場するが、どうやら彼女も過去作の登場人物らしい。 ……が、正直ほとんど覚えていなかった。 ⸻ 「さえづちの眼」 明治〜昭和初期を思わせる時代背景。 住み込みで働いていたお手伝いさんの手紙を手がかりに、田舎の旧家で起きた行方不明事件や呪いの謎を解き明かしていく。 じっとりとした因習と閉塞感があり、雰囲気はこの一編がいちばん好み。 琴子担当回。

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2025/12/21

さえづちの眼。短編では一番好き。 田原以来のクズがいると、やっぱり人が一番怖いかな。 琴子の厳しい優しさ、こんなクズにも手を差し伸べる、でもクズは人の優しさがわからない、人は自らの手段でしかない、だから、クズなんだ。 人ならざるものは、偶然であろうと一線を越えた者は、クズだろうが...

さえづちの眼。短編では一番好き。 田原以来のクズがいると、やっぱり人が一番怖いかな。 琴子の厳しい優しさ、こんなクズにも手を差し伸べる、でもクズは人の優しさがわからない、人は自らの手段でしかない、だから、クズなんだ。 人ならざるものは、偶然であろうと一線を越えた者は、クズだろうが善人だろうが容赦はない。 人間として社会的に成功してるがクズである者、我々が裁けない様なそういったクズは、こうなって欲しい。と、人ならざる者に祈る自分も、クズなのかなとは思ってしまった。それでも、琴子はクズの弁護をしようと手を差し伸べた、お姉ちゃん優しいな。

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2025/11/19

ホラーコーナーでは背筋さんやら梨さんやら雨穴さんやらが脚光を浴びてますが、 圧倒的に読ませるホラーとしては澤村伊智がぶっちぎってることを再確認させられるますね。 比嘉姉妹シリーズ6冊目。中編を3篇。 どれも良いハズレがない。 怪奇や民俗的でありつつも、必ずヒトコワを入れてくる。...

ホラーコーナーでは背筋さんやら梨さんやら雨穴さんやらが脚光を浴びてますが、 圧倒的に読ませるホラーとしては澤村伊智がぶっちぎってることを再確認させられるますね。 比嘉姉妹シリーズ6冊目。中編を3篇。 どれも良いハズレがない。 怪奇や民俗的でありつつも、必ずヒトコワを入れてくる。 ヒトコワとオノマトペが今回も炸裂しつつ、 世界をひっくり返すのもしっかりと。 2作目の「あの光は今も」で、お前が探偵役なんかい?!思ったら、あ、そうなるんだ?! 3作目は、比嘉琴子ねーさん来たーと思ったら、ほんとにお触り程度で、それでしっかりと話としてはキレイに嵌めこむ。 澤村さんは、大量に話を織り交ぜた短編集よりも、中〜長編の方が圧倒的に好きだなー 良い。

Posted byブクログ

2025/11/16

 蛇の怪異に苛まれる一族、ある施設で次々に起きる異変、UFOの目撃談から派生する奇妙な仮説の三編が収録された中編集で、特に表題作が予想を覆すラストになっていて凝っていた。

Posted byブクログ

2025/11/23

2023年。 「母と」野崎と真琴が関わる。 「あの日の光は今も」里穂が出てきて、よくわからん考察を披露する。 「さえづちの眼」何十年にも及ぶ架守(かがみ)家の謎。琴子が関わる。娘のためを思って、娘に恨まれる。おそろしい。これだけで星4つ。琴子を頼って!

Posted byブクログ

2025/11/04

短編と中編?かな?書き下ろしのさえづちの眼が凝った構成で好きでした。 「さえづちの眼」(澤村伊智先生 ) 人気シリーズ第6弾。大蛇の怪異が現れる館が登場。それにしても琴子さんが出る場面で私はとても安心します。琴子さんみたいな人、現実にもいて欲しい。もしも怪異で困ったら縋りたい…...

短編と中編?かな?書き下ろしのさえづちの眼が凝った構成で好きでした。 「さえづちの眼」(澤村伊智先生 ) 人気シリーズ第6弾。大蛇の怪異が現れる館が登場。それにしても琴子さんが出る場面で私はとても安心します。琴子さんみたいな人、現実にもいて欲しい。もしも怪異で困ったら縋りたい……笑

Posted byブクログ