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花に埋もれる の商品レビュー

3.5

46件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    13

  3. 3つ

    21

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2024/12/13

久しぶりの彩瀬まるさん。不思議な世界。「ふるえる」が1番好き。石を交換し合うなんて、嫌いになったら、どうするんだろう。あと、振られちゃったら。ストーカーみたいに体から石を取り出すことができなくなって、、などさらに考え進めても面白い。 私の中から石が出るなら、真綿色がいいかな。

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2024/12/07

ちょっと不思議な感じの短編集。人体の一部が植物や石がになっていくところが、不思議でした。その不思議さがとても印象に残っています。

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2024/10/12

幻想的な世界でありながら、男女の心の機微はリアルに描かれ、胸に迫る。随所に触覚が特徴的に描かれ、しっとりとした妖艶な空気感を作り出している。

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2024/09/07

どのお話もじんわり好きだった。 特に「二十三センチの祝福」が良かったな。これからも追いかけたい作家です。

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2024/08/19

短編集。恋愛物でいいのかな? 出会い、別れがある。別れの時の主人公たちの 想いが読んでていいなと思った。人との関わりで、自分自身のことを考え、自分がどうありたいのかを気付く。別れの時を迎えても、前を向いて進んでいく姿がよかった。 普通の恋愛物かと思って読んでると、少し変わった話...

短編集。恋愛物でいいのかな? 出会い、別れがある。別れの時の主人公たちの 想いが読んでていいなと思った。人との関わりで、自分自身のことを考え、自分がどうありたいのかを気付く。別れの時を迎えても、前を向いて進んでいく姿がよかった。 普通の恋愛物かと思って読んでると、少し変わった話もでてくる。変わった話が不思議と引き込まれた。引き込まれるのだけど、私にはよく分からなかった。最初の2話はよかったんだけど、残りの話が申し訳ないけど私には、??でした。 私は『二十三センチの祝福』が好きです。

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2024/06/26

とても妖艶で官能的な短編集。モノが何かのメタファーというか、その不思議な世界の「核」になってた。それぞれが、自分の大切なものが何なのかと悩みながら、小さな幸せを求める感じが良い。 まあ、非現実の話なんだけど、怖い。ゾッとしてしまうほどの表現力だった。俳優の夫が、役に入り込みすぎて...

とても妖艶で官能的な短編集。モノが何かのメタファーというか、その不思議な世界の「核」になってた。それぞれが、自分の大切なものが何なのかと悩みながら、小さな幸せを求める感じが良い。 まあ、非現実の話なんだけど、怖い。ゾッとしてしまうほどの表現力だった。俳優の夫が、役に入り込みすぎて木になっちゃうとか。切ないね。

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2024/06/21

全編好きだったけど特にふるえるが好きでした 私の石は何色なんだろう、本当にあったらいいのになあと何度も思いながら読みました たまに描写が想像しづらくて、でもいろんな場面で綺麗な画が想像できてそんなところも好きでした 創造のものなのにリアリティがあってたまにゾッとするような瞬...

全編好きだったけど特にふるえるが好きでした 私の石は何色なんだろう、本当にあったらいいのになあと何度も思いながら読みました たまに描写が想像しづらくて、でもいろんな場面で綺麗な画が想像できてそんなところも好きでした 創造のものなのにリアリティがあってたまにゾッとするような瞬間もあり楽しかったです

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2024/05/28

短編が6本の構成だが、読後感は何かしっくりこない.「なめらかなくぼみ」はアームソファ ノアールを中心にした物語だが、萌花と礼央くんのやり取り、澄香と啓太の生活、離婚した雅美も出てきて、ごっちゃな感じだ.「マイ、マイマイ」はベーグル店を営む父、翻訳家の母の存在、友梨愛と鈴白くんの付...

短編が6本の構成だが、読後感は何かしっくりこない.「なめらかなくぼみ」はアームソファ ノアールを中心にした物語だが、萌花と礼央くんのやり取り、澄香と啓太の生活、離婚した雅美も出てきて、ごっちゃな感じだ.「マイ、マイマイ」はベーグル店を営む父、翻訳家の母の存在、友梨愛と鈴白くんの付き合いに潜り込んでくるハルヒが登場するがアンモナイトのおはじきが主題だ.「ふるえる」では体から様々な色の石が出てくる.こりゃなんじゃ.「マズノリアの夫」では白木蓮に変身してガラスの鉢に潜り込む郁人の話だが、うまく把握できない.「花に眩む」では体に芽が出てくる.ツリガネニンジンやセンニチュウ、ハトムギなどだがそれを摘まんで食べるのが妙だ.「二十三センチの祝福」が最も普通に楽しめた.天海ルルコの靴を直す加納達夫の話だが、達夫の元妻 芽衣子や娘の美月とのつかの間の接触が虚しい感じだ.ルルコはアイドル活動後故郷に帰るが、彼女からの手紙が話をほっこりさせる.全ての話に花がからむが、それが題名の「花に埋もれる」なんだと、勝手に理解した次第だ.

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2024/05/16

ちょっと妖艶で不思議な世界の女性視点短編集。拘りのアームソファ、体に潜るカタツムリ、体に埋まっている石、皮膚から生えてくる草等々、寓話的に読むのか、視覚、触覚的に感じとるものののか。

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2024/05/10

彩瀬まるさん ベストアルバム的短編集とのこと ストーリーの中に メタファー的(だと思うのだけど)モノや身体変容を独特に差し込んでいる 多少不思議系でもある この短編集集は、ベストと言われるだけあり モノと人、ストーリーがとてもしっくり 「なめらかなくぼみ」 小説新潮2021 選...

彩瀬まるさん ベストアルバム的短編集とのこと ストーリーの中に メタファー的(だと思うのだけど)モノや身体変容を独特に差し込んでいる 多少不思議系でもある この短編集集は、ベストと言われるだけあり モノと人、ストーリーがとてもしっくり 「なめらかなくぼみ」 小説新潮2021 選りすぐったソファの肌触りを愛する女 …というより 自分の愛でるモノを尊重してくれるパートナーが良いんだよね 「二十三センチの祝福」 文芸あねもね2011 同じアパートに住む女の傷んだ靴を直す男 安く傷んだ靴は彼女そのもの 都会で傷つき疲れた女性を優しく送る大人の男 「マイ、マイマイ」 オール読み物2018 大学生同士のそれっぽい恋 好きだったような気がする男の子 いろんな側面を見切ったらさよならでも良いらしい 「ふるえる」 文藝2022 イギリス文芸誌「GRANTA」掲載 誰かを愛しく思うと体内にできる石 石の幻想的な存在と 石について語る登場人物の現実的な言動が相まって面白い あくまで恋愛は現実にある 「マグノリアの夫」 小説新潮2022 マグノリアは木蓮 世界的音楽家のカクシゴの夫 演劇に生きるが裏切られた父親への憧憬と固執 感動的な木蓮の役を演じたあと 木蓮そのものとなる かなり勇気ある設定だけど 木蓮がその生態で語ってくる これが一番好き 「花に眩む」 小説新潮2010 第9回 女による女のためのR-18文学賞 読者賞受賞作 これは この受賞作の中でも異質ですよね わかるようなさっぱりのような 身体に植物が生えるという(全員ね、家族によって植物が決まる)世界観 それが何を著そうとしてるのかわからんかった まあ次行きます

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