1,800円以上の注文で送料無料

白ゆき紅ばら の商品レビュー

3.5

99件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    42

  3. 3つ

    42

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/05/14

鬱々として救いがなかった。 選択肢を与えられなくなると考えることすらやめてしまうものなのか。 救いになりそうな人も実はそうでもなく、、搾取され続ける様子はしんどすぎた 選ぶことのできる毎日を大切に過ごそう

Posted byブクログ

2023/05/12

春日先生との逃走シーンはハラハラしたけど、あとはずっと嫌悪……。ふたりが「のばらのいえ」から出ていけたのはよかったけど、最後は「お金大丈夫か?」と思った。

Posted byブクログ

2023/05/09

ゾワゾワっと足元から嫌悪感が這い上がってくる。行き場のない母子を守る為の「のばらのいえ」は悪魔の家。偽善者夫婦が「良い事」したいだけの自己満足の家。夫婦は子どもを利用する、子どもの可能性の芽を摘む、依怙贔屓する。暴力でなくとも立派な虐待だ。まるでシンデレラのようにこき使われる主人...

ゾワゾワっと足元から嫌悪感が這い上がってくる。行き場のない母子を守る為の「のばらのいえ」は悪魔の家。偽善者夫婦が「良い事」したいだけの自己満足の家。夫婦は子どもを利用する、子どもの可能性の芽を摘む、依怙贔屓する。暴力でなくとも立派な虐待だ。まるでシンデレラのようにこき使われる主人公はこの家からの脱出に成功するが、決着はまだ着いていなかった...。読むのが辛かったが大変面白かった。展開に救いもあるしな。良い子になって搾取されるよりも、悪い子になって自由になろう。それでOK牧場!薄い本だけど読み応えグンバツ。

Posted byブクログ

2023/05/07

あり得ない物語の次も現実味が薄いお話。道は次々に枝分かれして現れるから、人生不安だけど楽しい。どう捉えればいいのか、最後まで分からず。

Posted byブクログ

2023/05/07

前作に続き読んでいると息苦しくなるが、読むことを辞められない。登場人物に裏切られず未来がみえて、今があって良かった。

Posted byブクログ

2023/05/06

家族に恵まれなかった女性2人の話。この作家さんの話は、必ず前向きに終わるはずと信じながら読んだが、途中の脇役たちの無責任さに辟易してしまった。どうしてこれほどまで壊れた人たちなのか、もっと説明が欲しかった。

Posted byブクログ

2023/05/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

暗くて読み終わったあともどんよりとした気持ち。クソみたいな世の中でも生きていかないといけない。って言葉に共感した。 ・だって、実奈子さん変わってるからな。しかたないな。しかたない、便利な言葉だ。それ以上考えなくていいようになるから。

Posted byブクログ

2023/04/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

行き場のない母子を守るとうたう「のばらのいえ」。そこを営む実奈子と志道の異常さ。 しんどい。読み続けるのがしんどかった。 祐希を助ける教師、志道の甥の存在が救いだが、彼らもヒーローではない。そして、置き去りにしたと後悔していた紘果や保の本心がピュアすぎて、これも痛ましい。 これからの二人の行く末が平穏であることを願う。

Posted byブクログ

2023/04/19

事情があって行き場をなくした親子の生活支援を行い、住まいをも提供する「のばらのいえ」…そこには経営者夫婦の他に、親と生活できない祐希、保、紘果の3人も一緒に暮らしていた。祐希は「のばらのいえ」で家事全般と、日常的に目が離せない保の世話も強いられていた。紘果は生活能力が低く、なんで...

事情があって行き場をなくした親子の生活支援を行い、住まいをも提供する「のばらのいえ」…そこには経営者夫婦の他に、親と生活できない祐希、保、紘果の3人も一緒に暮らしていた。祐希は「のばらのいえ」で家事全般と、日常的に目が離せない保の世話も強いられていた。紘果は生活能力が低く、なんでも手を貸さないとできない子でもあった…。祐希は高校卒業と同時に紘果とともに「のばらのいえ」から逃げ出そうとしたが、結果的に祐希のみで逃げ出すことになった…。それから10年の月日を経て、見えてきた真実とは…。 子供は大人に守られて生きるべき…本当にそうあるべきだと思いました。「のばらのいえ」で過ごした子供たち…本来であれば大人に守られ支援を受けつつ、夢を叶えるために努力する大事な時期を、「のばらのいえ」で過ごしたが故にないがしろにされてしまったやり場のない思い…ひしひしと感じ、心が痛くなってしまいました。寺地はるなさんは、社会的に弱い立場の登場人物を描くことに長けていると私的には感じるところがあり、自然に感情移入させられるところがスゴイですよね…。エンディングに救われた思いがしました。

Posted byブクログ

2023/04/19

嫌な物語で、ずーっと胸のむかつきが収まりませんでした。 子どもの生活環境がどれほど大切か、近くに支えてくれる大人がいるかがどれほど大切かを痛感させられました。 苦しみを共にした子たちの時間は戻らない。 光を見せてくれる大人に出逢えた最後だけに、不遇の環境を乗り越えた先の幸福感...

嫌な物語で、ずーっと胸のむかつきが収まりませんでした。 子どもの生活環境がどれほど大切か、近くに支えてくれる大人がいるかがどれほど大切かを痛感させられました。 苦しみを共にした子たちの時間は戻らない。 光を見せてくれる大人に出逢えた最後だけに、不遇の環境を乗り越えた先の幸福感を願うばかりです。

Posted byブクログ