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白ゆき紅ばら
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2023/02/22 |
JAN | 9784334915155 |
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商品レビュー
3.5
98件のお客様レビュー
行き場のない母子を救う家、そこは汚れていて曇っていて息苦しい。 終わりになるにつれて、真相が見えるにつれて、その息苦しさというか曇りが晴れていくのにも関わらず眉根による皺は増える。 祐希は紘果のめに、紘果も祐希のために。 お互いが希望だった。 これまでされてきた記憶は一生残る...
行き場のない母子を救う家、そこは汚れていて曇っていて息苦しい。 終わりになるにつれて、真相が見えるにつれて、その息苦しさというか曇りが晴れていくのにも関わらず眉根による皺は増える。 祐希は紘果のめに、紘果も祐希のために。 お互いが希望だった。 これまでされてきた記憶は一生残るかもしれないけれど、どうか今まで以上に幸せであることを願う。
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終始、背筋がぞくぞくするような気持ち悪さと絶望が漂っている まともな大人があんまり出てこない中で、教師の枠を越えて祐希を助けた春日先生だけが希望だったな 「かわいそうな子どもを救いたい」という“善意”は立派だけど、志道さんと実奈子さんは、はじめから誰かの人生を抱え込めるような人た...
終始、背筋がぞくぞくするような気持ち悪さと絶望が漂っている まともな大人があんまり出てこない中で、教師の枠を越えて祐希を助けた春日先生だけが希望だったな 「かわいそうな子どもを救いたい」という“善意”は立派だけど、志道さんと実奈子さんは、はじめから誰かの人生を抱え込めるような人たちではないんだよな〜… 内心何度もぎゃ〜〜ッ!となりながら読みすすめました( ;∀;)目を背けたくなる描写も度々出てきます ラストは祐希と紘果の二人の未来に希望を感じる終わり方で良かった!!みんな幸せになれ〜!!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
行き場のない母子を引き取り共同生活をする場「のばらのいえ」、理想郷に思えるこの家に澱み沈殿しているヤングケアと未成年少女に対するハラスメント。 どうしようもない絶望感が終始溢れていて読み進めるのが辛い。ここを脱出したらしい主人公祐希は、何故またこの地獄に戻ってきたのか? 志道というサイテイ最悪の男が出てくる。根拠のない自信と捻じれた自己嫌悪と浅薄な差別意識をもつ男が、不労所得を得て成長を拒んだ時、弱くて恐ろしいモンスターが生まれるわけか…。 最後に希望があってよかった。祐希たちだけでなく、保も英輔も、これからはできるだけ幸せに、哀しみはあっても絶望だけはないように生きて行って欲しい。
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