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白ゆき紅ばら
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2023/02/22 |
JAN | 9784334915155 |
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商品レビュー
3.5
95件のお客様レビュー
もう何とも言えない気持ち悪さが終始ついて回る。慈善事業というものは決して『心の綺麗な強く優しい人』が、これまた『心の綺麗な困っている弱者』を救済し、感謝に涙を流すといった童話のようなものではない。それをまざまざと見せつけられたように思う。介護や福祉の体制が中々完全に整わないのは仕...
もう何とも言えない気持ち悪さが終始ついて回る。慈善事業というものは決して『心の綺麗な強く優しい人』が、これまた『心の綺麗な困っている弱者』を救済し、感謝に涙を流すといった童話のようなものではない。それをまざまざと見せつけられたように思う。介護や福祉の体制が中々完全に整わないのは仕事の大変さや賃金の問題もあるが、この助ける側と助けられる側の意識の乖離が大きいような気がする。 志道も実奈子も、『偽善者』というのがピッタリの人間だけど、この物語に出てくる全ての人が多かれ少なかれこれにあてはまる。祐希を助けてくれた人達も皆どこか完全ではない。 読後は完全にスッキリとはしないが、少しの希望が救われる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
行き場のない母子を保護する「のばらの家」 かわいそうな子供を救いたいと運営する大人に逆らえない子供たちの不条理がテーマなのか 慈善事業をしている人の弱さや狡猾さや汚さを伝えたいのか。 18歳でその家から逃げ出し、10年後一緒に育った友だちを連れ出して未来に向かって生きるという内容だが、全体的に深みが感じられなかった
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初寺地はるな作品。想像以上に現実感があって、「弱い」子どもと大人が描かれていた。 『ゆきばらとべにばら』は読んだことあった。色んな訳があるらしいが、私が幼い頃に読んだのはこれだ。 私もこれを読んだ当時びっくりした記憶がある。物語の最後に急に王子の弟が出てきて、姉妹と結婚する。 ...
初寺地はるな作品。想像以上に現実感があって、「弱い」子どもと大人が描かれていた。 『ゆきばらとべにばら』は読んだことあった。色んな訳があるらしいが、私が幼い頃に読んだのはこれだ。 私もこれを読んだ当時びっくりした記憶がある。物語の最後に急に王子の弟が出てきて、姉妹と結婚する。 なぜ急に弟が出てきたのか。答えはもちろん姉妹がそれぞれ結婚して、両方とも幸せになるためだ。明らかな帳尻合わせで苦笑した。 祐希と紘果も「幸せの条件」を勝手に決められて育てられた。 でも2人は物語のお姫様とは違う。 長い時間をかけてお姫様じゃなくなっていく。
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