黄色い家 の商品レビュー
2024年 第21回本屋大賞第6位。 第75回読売文学賞(小説賞)受賞、、 その他いろいろ、、 絶賛の帯、、。 本屋大賞は、毎年網羅していくので、手にしましたが、、ムリだった。。 かなり飛ばし読み。 綿密な取材をされて、犯罪に染まっていく少女をリアルに描いているんだろうけど、...
2024年 第21回本屋大賞第6位。 第75回読売文学賞(小説賞)受賞、、 その他いろいろ、、 絶賛の帯、、。 本屋大賞は、毎年網羅していくので、手にしましたが、、ムリだった。。 かなり飛ばし読み。 綿密な取材をされて、犯罪に染まっていく少女をリアルに描いているんだろうけど、、 疲れた、、 好みの問題。 私にはあわず。
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辛かった、長かった。 これほど完読した後、ずっしり重かった作品、初めてかもしれない。何をしてもうまくいかない人もいるだろう、成功してもハイエナのような人に狙われる人もいるだろう。自分も子供の頃はキツかったことも、協調性のない性格やうまくいかない人間関係に失望したこともあったけど、...
辛かった、長かった。 これほど完読した後、ずっしり重かった作品、初めてかもしれない。何をしてもうまくいかない人もいるだろう、成功してもハイエナのような人に狙われる人もいるだろう。自分も子供の頃はキツかったことも、協調性のない性格やうまくいかない人間関係に失望したこともあったけど、それも自分のパーソナリティだがら仕方ないと割り切ったことなんかを、思い出させてくれた作品だった。
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川上未映子先生の本はいつも覚悟して読まないといけない。ずっしり疲れる。でもどうしてもどん底の中に「まあもう少しだけなら生きても良いかな」と思える光みたいなものを見つけてしまうからまた読みたくなる。 映水さん「水商売とか闇とかそういう場所には、そういう黄美子みたいなやつがたくさん...
川上未映子先生の本はいつも覚悟して読まないといけない。ずっしり疲れる。でもどうしてもどん底の中に「まあもう少しだけなら生きても良いかな」と思える光みたいなものを見つけてしまうからまた読みたくなる。 映水さん「水商売とか闇とかそういう場所には、そういう黄美子みたいなやつがたくさん流れてくるんだよ。悪い人間からしたら、そのまんま、金の成る木だからな。男も女も。 どうにでもできるからな。家族もいない、昼の世界とも繋がっていない、身元も適当で、今日とつぜんいなくなっても、なんの問題にもならないようなやつな。そういうやつが夜にはたくさんいて、ある意味、物みたいになってんだよ。いろんな遣い道のある物な。飛ばすのにも、沈めるにも、いちばん都合がいいんだよ。」 花「自分で稼いだ金だけが自分の金で、自分を守ってくれるのは誰かの金ではない。自分で稼いだ自分の金だけなのだ。」 ヴィヴさん「でもね、金の量は決まってるんだよ。金持ちのところに金があるから、あんたのとこに金がこない。ぜったいにこない。金持ちが死んだあともずっと金持ちのままで、貧乏人が死んだあともずっと貧乏人のままなのは金持ちがそれを望んでるからなんだよ。食い物を手に入れるには金がいる。金を手に入れるにはどうしたらいい?働けばいい?どこで?どんなふうに?それはあいつらのためのルールだよ。わたしはそんなルールは知らない。」 花「つまり今日を生きて明日もそのつづきを生きることのできる人たちは、どうやって生活しているのだろう。そういう人たちがまともな仕事についてまともな金を稼いでいることは知っている。でもわたしがわからなかったのは、その人たちがいったいどうやって、そのまともな世界でまともに生きていく資格のようなものを手に入れたのかということだった。どうやってそっちの世界の人間になれたのかということだった。」 黄美子さんが私の身近だった人にそっくりで、夜の世界を生きたその人もこんな気持ちだったのかなあとしみじみ思った。夢を見ているみたいな、人生を振り返ってそのとき出会った人を思い出すような物語だった。
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内容が重かったです。 そのうえ600ページもあるのに、没入感があってあっという間に読んでしまいました。 親ガチャに恵まれなくて、一般的な教養を受けてこなかった末路はあまりにも酷い。 だけど、こういう世界観で生きている人が、この世の中にいるのだと知ることも大事。 ちゃんと子どもに...
内容が重かったです。 そのうえ600ページもあるのに、没入感があってあっという間に読んでしまいました。 親ガチャに恵まれなくて、一般的な教養を受けてこなかった末路はあまりにも酷い。 だけど、こういう世界観で生きている人が、この世の中にいるのだと知ることも大事。 ちゃんと子どもに愛情と、生きる強さを教えながらも、楽しく暮らして、少しでも希望を持てる未来を子どもたちには用意してあげたいと感じました。
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※このレビューにはネタバレを含みます
感性が異なるのか、本の内容をどう整理して、どう感じたと記憶するのかアイデアが出てこないです 自分の感性を疑うべきか 読書リテラシーが低いのか (感想記載2週間後) 冒頭の事件(記事)を考えてみた 逃げたとされてる被害者の証言は、 被害者が”自分は軟禁されていた”と 思い込みたいと、記憶を書き換えたものかな?と 彼女たちと同じように そうしないと生きていけない 記憶を操作しないと行けないくらいの苦しい経験
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女子高生3人と40代女性の奇妙な関係と夜の世界 読了後は後味がほんのり悪く、なんとも言えない感情を抱いてしまう。 カード詐欺や色々なことに手を染めてしまう主人公:花の心情に感情移入してしまう程、丁寧に書かれている。 1990年代のあの時代を生きていた人に分かる世の中の空気感が...
女子高生3人と40代女性の奇妙な関係と夜の世界 読了後は後味がほんのり悪く、なんとも言えない感情を抱いてしまう。 カード詐欺や色々なことに手を染めてしまう主人公:花の心情に感情移入してしまう程、丁寧に書かれている。 1990年代のあの時代を生きていた人に分かる世の中の空気感が読んでると、少しノスタルジックさも感じる。 この物語には極悪人は居ないけど、ずる賢い悪の道に片足突っ込んてる人達との関わりで、誰のことも憎めない感じがする。 この読了後のもどかしい感じは、読んだ人のみ分かるので気になってる人は読んで欲しい。
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※このレビューにはネタバレを含みます
花の視点で書かれているから、客観的にどのような状況だったのかは曖昧。 あくまで花から見た事実。 彼女の心情が丁寧に描かれていて、ハラハラもするのだけど、それだけかな。 帯の惹句になるほどと思う一方、あそこまで守られ(てるのか?)庇われる黄美子が謎。リアリティという意味でも。 面白い、とは思わないし、オススメはしづらい
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この本のあらすじで連想する話しとは全く違う。 犯罪はおまけみたいなもので、なぜ人は犯罪を犯すのか。っていう問いかけの話でもないし、クライムサスペンスでもない。 貧困で家庭環境の悪い10代の花ちゃんがとにかく不憫で切ない小説。 お金に関する箇所は全てに胸がキリキリしてしまう。 ...
この本のあらすじで連想する話しとは全く違う。 犯罪はおまけみたいなもので、なぜ人は犯罪を犯すのか。っていう問いかけの話でもないし、クライムサスペンスでもない。 貧困で家庭環境の悪い10代の花ちゃんがとにかく不憫で切ない小説。 お金に関する箇所は全てに胸がキリキリしてしまう。 最後はみんなで山分けって納得いかない! 特に桃子!(怒)パー券のお金は?!(怒) しかも行方しらずって(怒) 蘭はマイホームがあって子供もいるらしい描写があるし、その一方で花は、、、 切ない。
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出版社(中央公論新社)特設ページ https://www.chuko.co.jp/special/kiiroiie/ 書評・短評等多数 久々に夜更かしまでしてはまり込んだ。
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金(黄色)でおかしくなっていく女だけの疑似家族の話。最初から最後まで主人公が泥沼にハマってく描写がずっと続き、途中で読む気が失せる。 「あの導入の引きの結末がこれ?」って感じの終わりで、全体の話の流れも面白くない。 昔に流行ったケータイ小説が好きな人以外にはおすすめできない。
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