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黄色い家

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2023/02/20 |
JAN | 9784120056284 |
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黄色い家
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商品レビュー
3.9
824件のお客様レビュー
境界知能と言う言葉と関係するのかもしれない登場人物たち ありきたりの普通の家庭に育ったらこの世界には足を踏み入れることはないと思う 花の人生がお金によって翻弄されていく様が、ついついページをめくりたくなる ほぼ一気読み
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★4.1 「人はなぜ、金に狂い、罪を犯すのか」 善と悪の境界、家族とは何か。17歳の夏、彼女たちは生きていくために犯罪に手を染めた。 「本人だけがわかっていない依存」 その鈍さを筆者は的確に描き、その危うさに息を呑む。人間関係における非対称性を強く意識した。加害でもあり被害で...
★4.1 「人はなぜ、金に狂い、罪を犯すのか」 善と悪の境界、家族とは何か。17歳の夏、彼女たちは生きていくために犯罪に手を染めた。 「本人だけがわかっていない依存」 その鈍さを筆者は的確に描き、その危うさに息を呑む。人間関係における非対称性を強く意識した。加害でもあり被害でもある存在としての少女たち。彼女たちの未熟さは責められるべきものか、それとも環境の帰結か。 もう少し考えれる頭があれば、あと少し要領が良ければ、逆にもう少し要領が悪ければ。 その“もう少し”が持てなかった若さゆえの詰みは、静かに破滅を呼び込む。 判断力の未熟さと環境要因が絡み合う中で、人がどのようにして境界線を越えるかを冷静に描いている。 「ない頭」――この言葉は、単なる自己卑下ではなく、機会の格差や情報へのアクセスの欠如がもたらす構造的な不利を象徴しているようだ。 物語を追いながら、私は何度も「こんなはずじゃなかった」を感じた。しかし、その「はず」がそもそも社会が作り出した幻想だったのかもしれないとも、思わずにはいられなかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
すごくダークな深い重い内容と描写なのに、どんどん読めてしまう。 そんな作品でした。 スナックからカード詐欺をする様になった辺りはどんどん堕ちていくだけの話かと思いきや、終盤になると花の壊れていく様子や黄美子さんの不器用さやもどかしさが痛い程伝わってきました。
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