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少年と犬 の商品レビュー

4.1

252件のお客様レビュー

  1. 5つ

    94

  2. 4つ

    99

  3. 3つ

    41

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2024/07/28

久しぶりの馳星周さん。デビュー作「不夜城」など初期のころはずっと読んでいたけれど、ノワールものクライムノベルだったから、読み続けるとしんどくなってきて(笑)ずいぶんとご無沙汰でした。 今作は初期の頃の作風とは異なる、犬が旅する連作短編。秀逸! どれもほっこりと切なさ満載。 「少年...

久しぶりの馳星周さん。デビュー作「不夜城」など初期のころはずっと読んでいたけれど、ノワールものクライムノベルだったから、読み続けるとしんどくなってきて(笑)ずいぶんとご無沙汰でした。 今作は初期の頃の作風とは異なる、犬が旅する連作短編。秀逸! どれもほっこりと切なさ満載。 「少年と犬」での少年と多聞の絆が奇跡。犬が飼い主に会いたくて、遠いところから会いに来るエピソードは実際にいくつもある。本当に犬には不思議な力があるのかもなぁ。 文庫版には、単行本には含まれていない「少女と犬」と北方謙三先生のあとがきがあるのがお得で嬉しい。

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2024/07/22

・多聞の強さはどこからくるのだろう。 ・どの話も少しづつ切なくて、最後は涙が溢れたけれど心がほんのり温かい。私の心にも多聞が住んでいるよう。

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2024/07/20

すごく読みやすかったし、素晴らしい作品だと思った。 短編それぞれが一冊の本になるくらいのストーリー性があって退屈することがなかった。

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2024/07/18

犬の偉大さを改めて感じる内容。いろんな人との触れ合いがありながらも、ずっと多聞はぶれることなく行動していて、きっと本当にこういう犬は存在するんだろうなと思いました。犬ってすごい。

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2024/07/18

推しの西野七瀬さんと高橋文哉さんのW主演ということがきっかけで、読みました。 読み始めたら、色々な登場人物が犬の多聞を通して、人生の転機となったり、励まされて決心のきっかけとなったり、沢山のドラマが詰まっていて、凄く良かったです。 本のタイトルの意味は最後の章でわかるのですが、 ...

推しの西野七瀬さんと高橋文哉さんのW主演ということがきっかけで、読みました。 読み始めたら、色々な登場人物が犬の多聞を通して、人生の転機となったり、励まされて決心のきっかけとなったり、沢山のドラマが詰まっていて、凄く良かったです。 本のタイトルの意味は最後の章でわかるのですが、 最後の章は、読んでいて、電車の中で泣きました。 前の章までの登場人物を思い出し、それまでの流れを 思うと更に泣けてきました。 我が家ではダックスフントを飼っていますが、改めてナデナデしました。

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2024/07/17

とても良かった 大好きな人を守りに行く道すがら孤独な人の最期にそばに居ていっときの幸せをあげる素敵なわんちゃんのお話だった

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2024/07/17

感想 歴史が紡がれる以前からの絆。命を賭して相棒を救う。それは物語の中だけかもしれない。だけれども。確かに強い結びつきを感じる。

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2024/07/13

『多聞〜っ 俺の最期にも寄り添ってくれよ〜』 そう思えただけで充分。良い作品でした。 全7話からなるシリーズ物の短編集。どの話も解像度が高く、後からタイトルを見るだけで登場人物の人生が思い浮かぶ。犯罪者や偏屈な老人も出てくるのだが、犬と絡むと皆良い人に思えてくるから不思議。第...

『多聞〜っ 俺の最期にも寄り添ってくれよ〜』 そう思えただけで充分。良い作品でした。 全7話からなるシリーズ物の短編集。どの話も解像度が高く、後からタイトルを見るだけで登場人物の人生が思い浮かぶ。犯罪者や偏屈な老人も出てくるのだが、犬と絡むと皆良い人に思えてくるから不思議。第一話の『男と犬』の「これからどうなるんだろう?」というワクワク感が良かったです。 時系列に沿って収録されているが、初出は最終話の『少年と犬』が一番早く、第一話がそれに続く。途中のエピソードは後から考えて書き足していったのだろうか? 番外編として動物しか出ない回とか書いて欲しかったです。無茶振りだけど面白いと思うけどなぁ。

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2024/07/05

動物好きではないので、触れ合う機会もあまりなかったし、ペットも人間の家族と同様に扱うべきという意見には違和感を覚えている方だが、人と人に運命的な結びつきがあるように、人と動物にも運命的なものがあるかもしれないと思えた。震災や環境でどうしようもない状況に置かれてしまった人間の描写は...

動物好きではないので、触れ合う機会もあまりなかったし、ペットも人間の家族と同様に扱うべきという意見には違和感を覚えている方だが、人と人に運命的な結びつきがあるように、人と動物にも運命的なものがあるかもしれないと思えた。震災や環境でどうしようもない状況に置かれてしまった人間の描写は、この作者の不夜城を思い出させた。

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2024/07/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

泣いた…。 最後の編を読むのが、図書館じゃなくて家でよかった。 短編で、それぞれが飽きることない、ほどよい内容量だった。 えらいね、多聞。

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