クスノキの番人 の商品レビュー

東野圭吾(著者)

2023/07/03

主人公を中心に4つの物語が展開する。
主人公自身の出生。佐治家の後悔。大場家の後継ぎ問題。そして千舟の苦悩。

クスノキの祈念を通して実現したこと、クスノキの力を使うのではなくクスノキの概念を利用して思いを受け継ぐこと、そして最後は「クスノキがなくても伝わる」エピソードで締める。前編を通して心が温まるストーリーでした。

2023/11/16

ミステリーではないけれど、
絆や人との関わりを考えさせられるストーリー。
主人公が成長していく過程が綴られていて
希望が持てたし、心が温かくなった。
始めの頃の主人公がちょっと頭が悪すぎて
こんなに成長する？とは思ったけれど。。

#ブックサンタ

2023/05/27

心温まる話。人の気持ちは完全には言葉にできないと話を通して実感し、そしてそれが不便なことではなく、だからこそ繋がりや言葉以外のものも大切にするべきだと思った。

2023/05/27

読みやすく、長さを感じなかった。

ファンタジー…でも、人として大切な何か。を改めて感じる事が出来た気がする。原点に戻るというか、人生こうでなきゃ生きてる意味って？みたいな感じ。

棚ぼた感は否めないが、幼少期があんなでひねくれないで育つのか？とか、東野圭吾はこういう会話の運びをするんだなとか…といった感想。

日々生活する中の、ちょっとした気分転換的な一冊だった。
気分も新たに、ひねくれないで育って行きたいと思います。ありがとうございました。

2023/05/27

はじめての東野圭吾作品でした。
このお話はサスペンスではなく、人とのつながりを描いた作品で、主人公の叔母である千舟さんの言葉一つ一つがとても印象的な作品です。

2023/05/26

クスノキの不思議な力
それを繋ぐ親族の絆の物語

ファンタジー要素ありで「ナミヤ雑貨店の奇跡」と並ぶくらい心温まる作品でした。

主に３つの親族のクスノキに纏わる物語で構成されています。いずれも伏線回収が後半に怒涛の勢いで押し寄せて来ますが、夢中になる程面白かったです。

また主人公の怜斗が、物語が進むにつれ大きく成長していく様に感じました。それは、天性の物であり、千舟さんの影響でもあり、クスノキの力でもあるのだと思います。

ラストの締め方が特に美しく、読後にあたたかな余韻に浸ることが出来ました。

自分の人生は自分で変えられると、優しく背中を押してくれる様な作品でした。

2023/05/26

怜斗と千舟が関わりを深めていくにつれ、関係性がどんどんいいものになっていくのを感じました
血の繋がりが全てではなく、一緒にいた時間の大切さを学べる、素晴らしい作品でした。

2023/05/25

感動しました。
どんな家族にもいろんな事情がありますよね。
それだけではなく、さまざまな環境や人との関わりが主人公の気持ちを変えていったことや、その描写が大好きです。
東野圭吾さんファンになってまだ浅いですが、彼の他の作品をもっと読みたいです。

2023/05/25

クスノキに関係する人々の人生や様々な思いが交錯し、徐々に謎が解明されていきます。次は、その次はと、話の展開をどんどん知りたくなり、あっという間に読み終えてしまう面白さがあります。

2023/05/25

なんとなく設定が浅い感じがした
登場人物達それぞれが年齢バラバラなのに、あんまり特徴がなくて感情移入出来なかった