魔女と過ごした七日間 の商品レビュー
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待望のラプラスシリーズ第3弾!現実とファンタジーのバランスが素晴らしかった。もっとラプラスの魔女であることを全面に出した?他の巻の方が好みだったが、ミステリー小説としてはとっても面白かった。相変わらず、東野圭吾さんの小説は物語の中で真犯人が自然に出てきていつも華麗に騙されてしまう。警察や親身になってくれる人など主人公の味方だと思わされ推理から外してしまう。 見当たり捜査プロが写真を見て前後の人生の想像がつかないという話から、AI生成の写真なのではとの予測が当たった。いつも予想外の展開になる分、たまに自分の推理が当たると嬉しい。 現実の社会問題について考えさせられるところもあった。個人的にはマイナンバー制度やDNAの提出についてメリットの方が大きいと感じる。善良な一般人や事件の被害者たちはもちろん、警察の捜査の負担を大幅に減らすことができるのではないか。いろんな人の意見を聞きたい。
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父を殺された子の話。父を殺した相手は警察内にいて、、、殺したとされる人は既に死んでいて且つ、なるすましていた?人が、、、なんかよくわからない展開だった。たまに途中から話が入ってこない小説があるが、まさにそれだった。
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「ラプラスの魔女」シリーズ第三弾。 指名手配犯捜しのスペシャリストだった元刑事の父親が殺された。 実感がわかない中学生の陸真はどこか不思議な女性、円華と出会い、父親が殺された真相を明かすことに。 このミステリーの核は、AIによる顔認証やDNA鑑定、マイナンバーカードなど最新の国家システムが絶対的な存在になってきているという点である。 最新技術と人間の五感を信じたアナログ手法。 その対比構造がこの物語を面白くしていると感じた。 中学生の主人公が父親が殺されたのに、淡々としているところはビックリしたし、あんまり感情移入などは出来なかったけど、ミステリーとしては面白かった。 DNAデータベースとか監視管理社会はやっぱり怖いなぁと思うけど、将来はこうなっていくんだろうなぁ。
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「ラプラスの魔女」シリーズの第三作ということだが、この作品から読んでも全く違和感なく入り込めた。 やはり安定の東野圭吾作品だが、今回は幾分パンチが足りなかったようにも感じた。 今後、AIから離れて生活することは不可能になる。 だがその便利なAIとの付き合い方は、自分自身で考えてい...
「ラプラスの魔女」シリーズの第三作ということだが、この作品から読んでも全く違和感なく入り込めた。 やはり安定の東野圭吾作品だが、今回は幾分パンチが足りなかったようにも感じた。 今後、AIから離れて生活することは不可能になる。 だがその便利なAIとの付き合い方は、自分自身で考えていくしかないのだろう。
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ラプラスの魔女の続編。 さすが東野圭吾作品、つかみが上手い。円華が糸ののないけん玉を操る出だしなんか、「なんかこれからすごい物語が始まりそう」と予感させるものがある。なので、ページを次々と進めることができた。 しかし、やはり少し尻すぼみ感があったかな。 特に、円華の超才能を発...
ラプラスの魔女の続編。 さすが東野圭吾作品、つかみが上手い。円華が糸ののないけん玉を操る出だしなんか、「なんかこれからすごい物語が始まりそう」と予感させるものがある。なので、ページを次々と進めることができた。 しかし、やはり少し尻すぼみ感があったかな。 特に、円華の超才能を発揮する場面がビリヤードとルーレットだけなのがガッカリというか、もう少しスケールの大きい使い方があったのではないかと。 ジャンルはミステリーだけど、特に本格推理小説というわけではなく、推理自体には力は入れてない作品。ただし、DNAに関する記述などは斬新で、近未来SFの要素もあって面白かった。
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数年ぶりに読んだシリーズ3作目は、円華の能力に期待し過ぎると若干肩透かし。タイトル通りに主役は中学男子であり、映像化でこそハラハラ出来そう。どれだけピンチになろうが、彼女の能力で何とかなると思って読んだのは失敗だった。
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シリーズ3作目。少年の冒険と警察ミステリと空想科学が盛り込まれた著作100冊目の今作もやっぱり面白い。元警察の見当たり捜査官だった父に何があったのか、中学生の陸真と友人の純也と円華で次々に謎を解いていくのと並行して脇坂刑事も同じ事件を追う。たった1人の家族の父がいなくなった直後の...
シリーズ3作目。少年の冒険と警察ミステリと空想科学が盛り込まれた著作100冊目の今作もやっぱり面白い。元警察の見当たり捜査官だった父に何があったのか、中学生の陸真と友人の純也と円華で次々に謎を解いていくのと並行して脇坂刑事も同じ事件を追う。たった1人の家族の父がいなくなった直後の中学生にこんな前向きな行動力があるのか、父の秘密を受け入れる度量があるのかはさておき、たくさんの経験を積むこと自分を信じること考えて行動することはとても大事。法律もナンバーカードも国民ではなく国のため、にはとても共感。楽しかった!
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ラプラスシリーズの第3弾。正直ラプラス第1弾はあまり好みじゃなかった。第2弾は読んだかあまり覚えてない。図書館で借りて旅行の新幹線で結構読んだ。思ったよりは面白くて2日くらいで読み終えた。ラプラスよりは不思議さが良い意味で少なくて読みやすかった。とはいえ最後まで読んで思ったのは、...
ラプラスシリーズの第3弾。正直ラプラス第1弾はあまり好みじゃなかった。第2弾は読んだかあまり覚えてない。図書館で借りて旅行の新幹線で結構読んだ。思ったよりは面白くて2日くらいで読み終えた。ラプラスよりは不思議さが良い意味で少なくて読みやすかった。とはいえ最後まで読んで思ったのは、普通かなー。 全国民のDNAが知らぬ間に登録されてる世の中とか、複顔できるとか、よもや今だってありえてるかも?と思える近未来。
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ラプラスの魔女シリーズ第3弾 ってことなのですが、 「ラプラスの魔女」は既読なものの、昔すぎて内容を覚えておらず、2作目に至っては「魔力の胎動」は未読だった! 父親を殺された中学生男子が主人公。 陸真と友人純也の友情がピュアでよき。 しかし今作では円華の能力について詳しい説明...
ラプラスの魔女シリーズ第3弾 ってことなのですが、 「ラプラスの魔女」は既読なものの、昔すぎて内容を覚えておらず、2作目に至っては「魔力の胎動」は未読だった! 父親を殺された中学生男子が主人公。 陸真と友人純也の友情がピュアでよき。 しかし今作では円華の能力について詳しい説明はなかったので、なんかよくわからないまま読み終えてしまいました。 国民のDNA情報の収集と管理やら、ゲノムモンタージュやら、なんだか本当に将来そうなってそうで、ちょっとゾッとした。 ラプラスの魔女から読み直さないとだなー。
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ラプラスの魔女の続編。 読みやすくて安定の面白さ。 ゲノムモンタージュ、AIによる監視システム、DNA型データベース。 こんなことになったら本当に怖い。
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