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木挽町のあだ討ち の商品レビュー

4.4

425件のお客様レビュー

  1. 5つ

    202

  2. 4つ

    153

  3. 3つ

    46

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    1

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2024/04/19

素晴らしい。よくよく練られた筋書きと構成が本当に素晴らしいし、それぞれの人物の来し方のエピソードが本当に素晴らしい。インタビュアーはいったいどんな素性の者なのか?仇討ちの語り部たちはいったいどのような人物で、この物語の中でどんな役割を担っているのか? 途中の描写で真相らしきものに...

素晴らしい。よくよく練られた筋書きと構成が本当に素晴らしいし、それぞれの人物の来し方のエピソードが本当に素晴らしい。インタビュアーはいったいどんな素性の者なのか?仇討ちの語り部たちはいったいどのような人物で、この物語の中でどんな役割を担っているのか? 途中の描写で真相らしきものには気づかされるものの、それでも巧みの話術で興味が削がれることはなかった。当初の印象から少しずつ様相が変わっていく「仇討ち」の真相とは? 人の情と矜持を強く感じられる、映画「スティング」を彷彿とさせる時代小説の傑作でした。

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2024/04/18

ずっと読みたかったのがやっと図書館本の順がまわってきた。ほぼ予備知識無く読み始めたけど、想定外な構成と展開に弾き込まれあっと言う間に読み終わってしまった。なんとなく想像ついたけど、仇は徒とは。ほんとにお芝居を観てるようでした。 終幕の菊之助の語り口だけが、それまでのイメージと違っ...

ずっと読みたかったのがやっと図書館本の順がまわってきた。ほぼ予備知識無く読み始めたけど、想定外な構成と展開に弾き込まれあっと言う間に読み終わってしまった。なんとなく想像ついたけど、仇は徒とは。ほんとにお芝居を観てるようでした。 終幕の菊之助の語り口だけが、それまでのイメージと違ったのは違和感ありでした。 2024-021

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2024/04/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ある雪の夜、芝居小屋のそば、衆人環視のなかで成し遂げられた仇討ち。 その後、仇討ちをなした青年の縁者という武士が、目撃者である芝居小屋の関係者に詳細を聞きたいと現れるが、果たして真相は… 徐々に明らかになる仇討ちの背景に、切なさと不可解さが増してくるが、その反面、最後の種明かしで顛末が明らかになったときの、義理人情へのカタルシスがたまらない。それで「あだ討ち」かと。 芝居小屋の関係者たちのバックボーンが伏線になっていて、それぞれ役割を与えられることで、一気に物語が膨らんだ。 一気読みです。

Posted byブクログ

2024/04/14

だいぶ序盤で真相に近いところの予想はつくのだけれど、それが明かされるまでのひとつひとつのお話がどれも全部良くて、思わずほろりとしてしまった。読後感もよく、人に勧めやすい。大変よかった。

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2024/04/12

面白かったものの、途中からストーリーがわかってしまった。最初とっつきにくく、難しいが、読み進めるとあっという間に読める。

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2024/04/09

星4.5 直木賞 木挽町で起きた仇討ちについて、芝居小屋に関係する人たちを訪ね聞き歩いたある武士。それぞれが仇討ちについてや、自分の来し方についてなど語るのだが、それを読んでいるだけで、当時の悪所に関わる色々なことを知れて、退屈しない。難しそうと長い間積読していたが、読み始めた...

星4.5 直木賞 木挽町で起きた仇討ちについて、芝居小屋に関係する人たちを訪ね聞き歩いたある武士。それぞれが仇討ちについてや、自分の来し方についてなど語るのだが、それを読んでいるだけで、当時の悪所に関わる色々なことを知れて、退屈しない。難しそうと長い間積読していたが、読み始めたらあっという間に読めた。 生い立ちや身分によって、話し方も変わったりするのだが、幼少の頃より時代劇を見て育ったという作者ならでは。 最後に種明かしがあるのだが、なるほどと腑に落ちた。

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2024/04/09

仇討ちや芝居についての学びがたくさんありました。読み始めは読みづらいかも…?って思ってたけど、案外すらすら読み進められて面白かったです!

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2024/04/08

最初の語りからあっという間に江戸の街に連れて行かれ、そうかそうかと皆の話を聴きながら、江戸をブラブラしてるうちに、トトトーンと最後まで。最高なトリップでした。

Posted byブクログ

2024/04/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・菊之助をほっとけない周りの人からの話し。徐々に間接的に菊之助と聞き手と作兵衛の有り姿や想いが描かれていく。 ・「幸村を討て」を彷彿とさせる。 ・と思いきや、最後には全てが炙り出される。数々の市井の人たちは目撃者ではなく、自分たちのやり方を通した主体だった。 伊納清左衛門 菊之助 作兵衛 一八 木戸芸者 与三郎 指南役立師 ほたる 衣装部屋 久蔵 小道具 与根 金治 筋書戯作者 葛葉 妙 金治許嫁

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2024/04/06

先が読めてしまって、、、期待が大きかったから、ちょっと残念やった。作り込まれた感じがあって、このピースはここにはまるんやろうなあと、読んでて個人的には盛り上がらなかった。菊之助もみんなが助けるほどの魅力を感じなかったな。

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