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川のほとりに立つ者は の商品レビュー

3.8

578件のお客様レビュー

  1. 5つ

    119

  2. 4つ

    237

  3. 3つ

    164

  4. 2つ

    25

  5. 1つ

    4

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2022/11/26

コロナ禍が自然に描かれた物語だった。 これは推理小説の分野なのか。 発達障害と知らなければ確実にいらいらする場面でも発達障害を知ってしまったらたしかに対応を変えているだろうなと思う。周りも認知したらアプローチも変わってくるし生きやすくなるかも。品川さん。 松木の言う相手の立場にな...

コロナ禍が自然に描かれた物語だった。 これは推理小説の分野なのか。 発達障害と知らなければ確実にいらいらする場面でも発達障害を知ってしまったらたしかに対応を変えているだろうなと思う。周りも認知したらアプローチも変わってくるし生きやすくなるかも。品川さん。 松木の言う相手の立場になって考えることができるのは心に余裕があるときだね 幸せにくらすことは運がよかったのもあるけどそれなりに努力もしてると思う。篠ちゃんも考えて行動してるんだし。 みんなのあしたが良い日であることを願う。

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2022/11/26

セルフモチベーションのセミナーを受けても、この様な生活から抜け出せないのかな。 清瀬さん、がんばれ

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2023/09/02

私にはものすごく響く作品でした♪ 僅か222頁の小さな作品でしたけど、ひとつも読み飛ばせない練りに練られたそれぞれの文章のように感じられて! とある軽食なども出すカフェ店で店長を任されている原田清瀬(29)と言う女性の短期間での体験物語なのですが、なんと言う深く大きく鋭く速い変貌...

私にはものすごく響く作品でした♪ 僅か222頁の小さな作品でしたけど、ひとつも読み飛ばせない練りに練られたそれぞれの文章のように感じられて! とある軽食なども出すカフェ店で店長を任されている原田清瀬(29)と言う女性の短期間での体験物語なのですが、なんと言う深く大きく鋭く速い変貌ぶりでしょう。 そして何気ないけど終生の友達 がそばに居ることの大切さも。 翻って、外見や言動や学歴や職歴や噂や自分の物差しだけで人を決めつけていなかっただろうか?と自問してみる。 こんなに突きつめて人を見つめることが出来るからこそ作家という仕事ができるのだ!と改めて認識するとともに、読書の嬉しさ喜びに思いを致したことでした♪

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2022/11/25

11作目、内容が違うのに作品が醸し出す雰囲気は「声の在りか」に似ていた。少しずつ作風が変化してるみたい。

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2022/11/22

いろいろな生きづらさを抱えている人たち。その原因を知らない他人からみれば、それはわがままか、努力不足としかみられない。自分の物差しで他人を評価する。人の気持ちに寄り添うことの難しさを感じた小説だった。一気読みだった。

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2022/11/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

~川のほとりに立つ者は、水底に沈む石の数を知り得ない。~ 大好きな寺地さんの最新作は、誰もが皆、どうしようもなく不器用で愛すべき人々の物語でした。 ラストシーンの天音さんを見た時(正確には読んだ時、ですが)ふとゲシュタルトの祈りとニーバーの祈りが心に浮かび、ただ私にできることは自分の日々を生きることのみだと痛感しました。 ままならないことがたくさんある中で、折れそうになる時、また読み返そうと思います。

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2022/11/20

物事を見るときに できるだけいろんな角度から見ようとは思っている。 白と思うものも ちょっと角度を変えて見たら黒かもしれないし グレーかもしれないから。 でも、まだまだだなと思った。 私たちは普段、 “思い込みの世界”で生きているのかもしれない。 それも自分にとって都合のいい思...

物事を見るときに できるだけいろんな角度から見ようとは思っている。 白と思うものも ちょっと角度を変えて見たら黒かもしれないし グレーかもしれないから。 でも、まだまだだなと思った。 私たちは普段、 “思い込みの世界”で生きているのかもしれない。 それも自分にとって都合のいい思い込みだったり、 願望のような思い込み、 そして常識に囚われた結果の思い込み。 もしかしたら、その勝手な思い込みによって 相手を傷つけているかもしれない。 そう思ったらなんだか怖くなった。 本当のところは誰にもわからない。 白と黒ではっきり分けられるものでもない。 人はいろんな顔を持っている。 相手が変われば自分の立ち位置も変わるし 接し方も変わる。 みんないろんな顔を使い分けながら 日々生活している。 それは自然なことだと思う。 でも、やはり自分と接している時が その人の全てだと思い込んでしまう。 本当はそうじゃないのに。 当たり前のようなことだけど そのことを改めて考えさせられた。 幾度となく出てくる 「明日がよい日でありますように」 という言葉に心が温かくなった。 私も大切な人にこの言葉を贈りたい。 「あなたの明日がよい日でありますように」

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2022/11/16

決して軽くない、いやむしろ重いテーマを、これほどテンポよく読ませて思考へとスムーズに導いてくれるってすごいことだと思う。 もっと読みたいもっと読まねば・・・そう思える作家さんです。

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2022/11/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人と本音で話すのは難しい。たとえ恋人でも、自分を悪く思われたくなくて、あえて言わないことはよくあるだろう。清瀬は、恋人の松木がケガをして意識不明だという連絡を病院から受ける。松木の隠し事のせいで喧嘩してギクシャクしていたが、隠し事の内容を知ることになり自分の視野の狭さに気づく。世の中には、誰が間違っているとか正しいとか決められないことがたくさんある。決めつけずに知ろうとすること、相手を尊重して受け入れることが大切だと思う。ようやく目を覚ました松木の手を「二度と離さない」と思う清瀬。二人の「明日がよい日でありますように」

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2022/11/12

『傷ついた人びとが他者に救われ、再生する物語』 ではないということが、すごく感銘を受けました。 発達障害の子を育ててきた母親として、 なんかこう身につまされる話でもありました。 『頑張ればなんとかなる』と日々頑張ってきた 私にとって、発達障害の子が動きやすいように 環境を整え...

『傷ついた人びとが他者に救われ、再生する物語』 ではないということが、すごく感銘を受けました。 発達障害の子を育ててきた母親として、 なんかこう身につまされる話でもありました。 『頑張ればなんとかなる』と日々頑張ってきた 私にとって、発達障害の子が動きやすいように 環境を整えていくことは、気持ち的にとても難しかったけれど、そうすることが自分の生きやすさにも繋がっていって、 そんなことを再認識させてくれた本でした。

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