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川のほとりに立つ者は の商品レビュー

3.8

735件のお客様レビュー

  1. 5つ

    144

  2. 4つ

    298

  3. 3つ

    217

  4. 2つ

    31

  5. 1つ

    3

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2026/04/11

読んで数日が経った。読了後すぐには、モヤモヤと、腑に落ちない部分がたくさんあったが、数日経った今、松木の親友である樹を思う気持ち、樹のまっすぐさをじんわりと思い返して、心が温まった。 なるほど。確かに川のほとりからでは、川底は見えない。見えていない部分を見ようとする努力はとても...

読んで数日が経った。読了後すぐには、モヤモヤと、腑に落ちない部分がたくさんあったが、数日経った今、松木の親友である樹を思う気持ち、樹のまっすぐさをじんわりと思い返して、心が温まった。 なるほど。確かに川のほとりからでは、川底は見えない。見えていない部分を見ようとする努力はとても大切。今まで何度も川底を見ずに切り捨ててきたものが私にも皆にもきっとある。今それに気づいてよかった。明日から変われるかなと思った。

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2026/03/29

寺地はるなさんの作品は温かい気持ちになるものが多いけど、これはちょっと怖かった。ミステリー要素の怖さと、登場人物の心の闇の怖さ。 物語の本筋は、主人公に対して隠し事をしている恋人と、その隠し事に関わっている人たち。主人公は「隠し事をされた」立場だけど、個人的には主人公の性格に対...

寺地はるなさんの作品は温かい気持ちになるものが多いけど、これはちょっと怖かった。ミステリー要素の怖さと、登場人物の心の闇の怖さ。 物語の本筋は、主人公に対して隠し事をしている恋人と、その隠し事に関わっている人たち。主人公は「隠し事をされた」立場だけど、個人的には主人公の性格に対してもモヤモヤしたものがありました。でも中盤の恋人の回想シーンでモヤモヤの正体がわかってスッキリ、と同時に自分にもそういう面があるかも…とここでもまた怖くなりました。 隠し事の核になっている女性が一番怖かった…

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2026/03/26

客観的?に見たらめちゃくちゃ星5だと思うんだけど、グサグサ刺さりすぎて小説にはフィクション7:現実3くらいを求めている私にとってはあまりにも苦しかったので星3つで… いかに多角的な視点を持つことができるか、ということが「優しさ」について考えるには重要なことなんだな、と改めて感じ...

客観的?に見たらめちゃくちゃ星5だと思うんだけど、グサグサ刺さりすぎて小説にはフィクション7:現実3くらいを求めている私にとってはあまりにも苦しかったので星3つで… いかに多角的な視点を持つことができるか、ということが「優しさ」について考えるには重要なことなんだな、と改めて感じた。 生きている以上多かれ少なかれ自分視点で物を考えてしまうのはどうしようもないことだし、そうできるからこそ自我を保っていられる。だから、その事実を知るということが一番最初のステップなのだろう。

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2026/03/24

自分の知らない色々な人がたくさんいても、そんな人達がたくさんいるということを知って生活していくだけで、周りにもっと優しくなれるような気がした。 多種多様様々な人、感情でこの世界は成り立っている。そんな風に思わされる作品だった。

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2026/03/24

良いタイトルだ、と思えた事に、読んだ価値が自分にはありました。 年齢、タイミング、立場なんかの違いで、刺さるところも変わりそうな作品だなと思います。 寺地さん、まだ2冊目ですが、上手く言えない心のモヤモヤを、納得する言葉で表現してくれる作家さん、という印象です。 えぐってくるの...

良いタイトルだ、と思えた事に、読んだ価値が自分にはありました。 年齢、タイミング、立場なんかの違いで、刺さるところも変わりそうな作品だなと思います。 寺地さん、まだ2冊目ですが、上手く言えない心のモヤモヤを、納得する言葉で表現してくれる作家さん、という印象です。 えぐってくるのではなく、素直に心に落ちてくる感じが、読ませるなぁと思います。 自分の尺度で人を測らない。 読み終えて、心に留めておこうと浮かんだ言葉でした。

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2026/03/22

私もなんでこの人はできないんだろう、と思ってしまうことがある。 でも人には人の事情があるし、川のほとりからは見えないことがたくさんある。 そのことを頭の片隅に入れて生活していきたいと思った。

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2026/03/21

助けの手を差し伸べてもうけとめてもらえるとは限らない。 せっかく助けてやったのにと思うことは、助けの手を差し伸べないことよりもよろしくないと気が付けました。 誰の手をとるのか、いつ取るのかはその人の自由だということ学びました。 あとは、大事な人の明日がいい日になりますようにと、...

助けの手を差し伸べてもうけとめてもらえるとは限らない。 せっかく助けてやったのにと思うことは、助けの手を差し伸べないことよりもよろしくないと気が付けました。 誰の手をとるのか、いつ取るのかはその人の自由だということ学びました。 あとは、大事な人の明日がいい日になりますようにと、願うこと。それが愛だと知りました。 手をとってくれることを待つまでは、願うことしかできない。大好きだよと思うことしかできない。 でもそれでいいんだと、思えました。

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2026/03/20
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天音さんが清瀬さんに言い放った「運」の話、わかる気がする。ラストシーンでは、天音さんにも運が巡ってきていて、笑顔の彼女が想像できた。 一方、いっちゃんは退院後どこに行ったのかな。おべんとうのイワイにはいないみたいだし。 岩井さんはすごいな。包容力の塊のような人。

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2026/03/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短し目の感想 面白かった。読みいってしまった。 この人、自分とは合わないなという人もその人たちの背景がある。主人公達に感情移入できるかどうかってとこもあるが、作中でその身勝手さにも触れている。 が、どこまで慮るべきかやか、それがうまくハマるか、うまく生きていくかは慎重さもや傲慢さが両方必要。 簡単にいいやがってと怒るのも、もしくは受け入れるのも本人の判断だけど、常に自分が弱者とも強者とも限らない。 そして、本当に大切な視点はメインキャラから少し離れた人が持ってる気がした。

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2026/03/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

偏見を自覚するのも難しいし、相手の考えていることなんてなかなかわからないということが身に染みた。 正直途中からは天音に対する憎しみが募るばかりだった。松木やいっちゃんの善意を逆手に取って自分のエゴを貫く姿勢は悪女だと思ってしまったが、彼女には彼女なりの背景があるのだろう。 その天音にお節介と思いつつ手を差し伸べようとした清瀬は優しいと思う。自分の知らない自分自身の偏見を反省したからこそできることだ。 しかし個人的な感想としては清瀬の行動は自己満的というか天音は嫌だろうなと思った。天音に同情はしないが。 色んな人と接するとその人が偏見を持っていると感じることがある。 それを清瀬が自覚するのはすごいことだ。大抵の人ができることではない。 この感覚を小説に落とし込めるのがすごいと思った。

Posted byブクログ