死にがいを求めて生きているの の商品レビュー
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伊坂さんのシーソーモンスターの後、他の「螺旋プロジェクト」本で本屋に在庫があるものを…と検索して手にした一冊にして、初の朝井リョウ作品。 この作家さんに出会えて良かったわ〜。螺旋プロジェクトありがとう、と思えた。 当初、友達想いのいいヤツだと思っていたのに…なるほど、実はそういう事なのか、とだんだん怖くなってきた。目が覚めた時どうなるのか、の妄想が止まらない! 死にがい、というタイトルに納得した一冊。
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相変わらず朝井リョウさんの描く大学生の描写が色々と生々しすぎて苦手なのについ読んじゃう…… 全てが点で描かれているのに後半になるにつれて段々と戦で繋がっていく感じが本当に気持ちよくて2、3日でサクッと読めました!
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手段と目的が逆転してるんだよ 性格も行動も真逆に思える雄介と智也は何故縁が続いているのか、彼らの人生を追いながら現在の状況になった理由を紐解いていく物語 螺旋プロジェクトの「平成」を担うこの作品 大SNS時代である令和の今でも、今だからこそより刺さる作品だと感じた ...
手段と目的が逆転してるんだよ 性格も行動も真逆に思える雄介と智也は何故縁が続いているのか、彼らの人生を追いながら現在の状況になった理由を紐解いていく物語 螺旋プロジェクトの「平成」を担うこの作品 大SNS時代である令和の今でも、今だからこそより刺さる作品だと感じた 誰が何をしているのか、どんな人生を送っているのかが現代は常にリアルタイムで見えてしまう 自分なりの人生を、生き方を!が素敵だとされる風潮だからこそ、その「自分なり」を見つけるために必死になって自分のやりたいことをSNSや誰かの話から見つけようとする、真似しているのかもしれないな 本来は自分のやりたいことがあってそれを実行していくうちにその軌跡が「その人らしい人生」になるはずなのにね 自分も例外ではない面もあるし、何かをしていないと衰退していく気がして怖いと思ってしまうのも現代病かもしれない これを生きがいではなく、死にがいと表現する朝井さん………切り方が鮮やかすぎる……刺さりまくりました…… ただ生きているだけでいいと思うことは、言葉の穏やかさとは裏腹に、自分自身の確固たる軸がないと難しいことなのだと思った
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看護師のところを読んでる時はただただ雄介が健気に見えていたのに、ラストでの死にがいに固執する姿はとても恐ろしかった。結局山族と海族に囚われた人生を送る智也を見ていると、人は死ぬまでの間明確な生きる理由がないと生きていけないという事実を突きつけられたように思えた。
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朝井リョウさんの作品は、いつも人間の心の闇を垣間見せられているような感覚になります。登場人物たちの心情に共感すると同時に、どこか虚しさを覚えることも少なくありません。しかし、そうした心の揺れこそが深く記憶に残り、最終的には「読んで良かったな」と思わせてくれるのです。有名どころな作...
朝井リョウさんの作品は、いつも人間の心の闇を垣間見せられているような感覚になります。登場人物たちの心情に共感すると同時に、どこか虚しさを覚えることも少なくありません。しかし、そうした心の揺れこそが深く記憶に残り、最終的には「読んで良かったな」と思わせてくれるのです。有名どころな作品からでも、手に取って損はない作家さんだと思います。
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平成の描き方が鮮明すぎて、とても懐かしくちょっとこそばゆい感覚も感じる本だった。 競争や順位づけってとても簡単に自分のポジションを表現してくれるものなのだと思う。中学生になって、テストで初めて順位が知らされた。特段張り出したりしなかったので、「自分だけが学内の順位を知っている」...
平成の描き方が鮮明すぎて、とても懐かしくちょっとこそばゆい感覚も感じる本だった。 競争や順位づけってとても簡単に自分のポジションを表現してくれるものなのだと思う。中学生になって、テストで初めて順位が知らされた。特段張り出したりしなかったので、「自分だけが学内の順位を知っている」という状態だったが、頑張り方を理解することができてスッキリした感情を持った。 雄介の考え方は全然他人事ではなく、自分も少なからず、ポジションに安心したい気持ちを持っている。何かに挑戦して何者かになりたい自分と、安定した場所に身を置きたい自分が常に自分の中にいる。平成という時代によって、この感情が作られたかはわからないけれど、こんな豊かな時代に生まれても、少ないとも私は不安も苦しさも強くなりたい欲求も持っている。強欲だな。
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久しぶりの読書、螺旋プロジェクト2作目。海と山の対立がすごく分かりやすかった。自分自身の行動原理について考えさせられる。
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手段と目的が逆になってるという言葉にざわざわした。雄介が他者から注目されることが行動の原動力になっている所が自分にも当てはまる所があってざわざわした。他者の評価に左右されて生きていることを思い出して苦しい。 自分自身を自分が認められるように生きていきたいと思った。
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雄介が生きがいを求める矛先を智也に向けた時、とてもゾワっとした。ホラーかと思った。そのくらいの恐怖があった。生きてるだけでいいなんて綺麗な世界に生きることはできなくて、それぞれの目線から見たそれぞれの世界がある。交わることと繋がってしまうことは別物。
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他人からの評価でなく、自分で自分を認めてあげればいいってそれ過酷すぎない??っていう話なんだと思う。 自分を価値づけるために行動してしまうけどその行動の種類が人それぞれ違う。競争に勝つことで価値付ける人、何かを成し遂げることで価値付ける人を山族で表現したのだとも思う。 自分を価値づけているものを整理してみようかな。
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