変な絵 の商品レビュー

雨穴(著者)

2022/11/13

前作よりも更にクオリティ上げてきた感じで面白い。前作は後付け感があったけど、今回は本のために作った感があるっていうのかな、って思った。
絵の秘密もなかなかに凝ってて分かったらスッキリって感じ。
あくまでフィクションとして楽しむのがいいと思う作品ですっ

2022/11/26

最近見つけて(遅)ハマっている雨穴さんの本。
構成が上手い。エンタメなのかなと侮っていた分、ちゃんとしたミステリーで引き込まれてしまった。ただ情景の描写が少ないのであくまでも読者が謎解きに集中できるような仕様にしてあるという感じ。
第一章の内容を描いた雨穴さんの動画で、栗原さんが「やっぱりみんなそこに引っかかるんですね」と言っていたときから、栗原さんは前に一度このブログを他の誰かに読ませていたのではないかと思ったけど、それにしてもあのブログを読んだだけでこの裏に何かあると勘づいて、こんな不可解な事件にまでたどり着けた栗原さんほんとに何者……？笑。栗原さんが出てくることによって雨穴さんのいる世界とこの物語が地続き(=わたしたちのいる世界と地続き)であることがわかって、余計にゾッとする。
個人的に二転三転する作品より、最後に全てがつながるような作品の方が読んでて気持ちいいので好き。読んでいくうちに、ああこれはあなたの物語だったのかということが明らかになっていく様もわくわくする。本ならではのミスリードによる叙述トリックもあって動画ではない雨穴さんを楽しめた。
動画を見ている時から狂気に対する理由付けや人間の性質がしっかりしているなと感じたのだが、この作品も例に漏れず。精神病理的なものも反映されていて興味深く感じた。一貫して子供に対する慈愛を感じる作風も好き。

2022/11/13

『変な家』が面白かったので、前知識無しで購読。
はじめは「あれ？イヤミス？なんか変な家と作風が…」と思いながら読み続けると止められなくなりました!!
文章構成がすごい!!個人的には強いミステリー感は感じなかったのですが、読み手を引き込ませる構成がすごい!!
ミステリー疲れしていてしばらくエッセイを読んでいましたが、やっぱり面白い作品でした。

2022/11/13

ずっと楽しみにしてました！さすが雨穴さんって感じの今回も一気読みしました。考察しながら読むけど、どうしたって当たらない展開。絶対そうだろうと思っていても、想像を超えた展開をしてくるので、また次作も楽しみ。

2022/11/13

一気に読んだ
定価で買わずいつか中古が出たら購入しようと思ってたけど
変な家は一目惚れでジャケ買いしたのにやっぱり奮発して買おうかな

買う買わないの悶々とした日々がしばらく続き過ぎて、これで面白くなかったら、とめちゃくちゃハードル上がってたわけだけど

それでもやっぱり定価で買って正解！って思えたほど面白かったんだから
雨穴さんホントすごいわー

とにかく、誰でも理解できるような図解までありわかりやすい

最後にはひとつも疑問点が残らず回収できていてスッキリする

個人的には1番最後に不穏な1行あればもっと燃えた

ちょっとまた変な家再読だわ

2022/11/13

前作「変な家」も面白かったですが、こちらも面白かったです。続きが気になって一気読み。お祖母さん（主人公）怖すぎ。最後に全て謎が解けた。

2022/11/12

作者の雨穴さんのYouTube作品が大好きなため、こちらの小説も迷わず購入。短編小説かと思いきやすべての話が繋がっている。構成作りがとても上手く読みやすい。最初の話で登場する、重ね合わせて浮かび上がる絵に特にゾッとした。

2022/11/11

両角長彦の作品を彷彿させる繊細な謎の積み上げが、最後にはシェイクスピアの名戯曲を読んでいるかのようなドラマチックな仕立てで真実が明らかになっていく。これがさらっと2-3時間で読めてしまう軽やかな小説に仕上がっているのが、この人の作品の素晴らしさなのかもしれない。今作も面白かった。

2022/11/10

　最初のイラストが関係してくるのはいいと思ったけど。
どうしてももう一捻り欲しいなって思った。
もちろん面白くて、発想もすごくいいと思う！！

殺人を犯したいと思う心に重きを置いていてそこはでも大事だよねってほんと思う。

2022/11/08

前作の変な家も思ったけど、よく構成が練られている。初め短編集なの？とまで思っていたらまさか全てが繋がっているとは。良く出来てるなぁと感心する。ミステリが好きな方は読んでみてもいいのでは、と広く薦められる1冊。