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変な絵 の商品レビュー

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672件のお客様レビュー

  1. 5つ

    208

  2. 4つ

    264

  3. 3つ

    151

  4. 2つ

    16

  5. 1つ

    4

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2022/11/08

前作の変な家も思ったけど、よく構成が練られている。初め短編集なの?とまで思っていたらまさか全てが繋がっているとは。良く出来てるなぁと感心する。ミステリが好きな方は読んでみてもいいのでは、と広く薦められる1冊。

Posted byブクログ

2022/11/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

第一章「風に立つ女の絵」で、その絵のトリックが早々に明かされることに驚く。なんとなく、終盤でやっと答が出て、犯人なり真相なりに気付くという道筋を想像していたので。 まぁでも、この絵を描いた人はなぜこのようなトリックを仕掛けたのか?その謎はまだ解明されていない。それをこれからこの主人公たちが明かしていくのか…と、思いきや。話は第二章で突然途切れ、登場人物もがらりとチェンジされる。「?」と思いつつ読み進めていくと、なるほど、この人があの人と同一人物だったのか…と少しずつ、さながら物語に登場するレイヤー層のように、過去の物語が重なって、一つの結果が映し出されていく。 第一章で解き明かされたあの恐ろしい絵を意識しながら読む過去はハラハラするし、現在はぞっとする。前作「変な家」と同じく、身近な暮らしの中にある、恐ろしい話。人の怖さ、脆さ、因縁について考えさせられる。 とはいえ、疑問も。10歳にして母親の首を蹴り殺した子について、幼い子や動物と触れ合えば更生されるだろう、とは簡単には考えにくい。 虐待され暴力の元で育った子どもは、あるいはろくでもない親の遺伝子を持つ子どもは、更生の機会を与えられても結局は変われない・負の連鎖から逃げられない、という結論に至ってしまう。ただ、その息子(レン)に暴力性はない。たとえ暴力的な非社会的思考を持つ親であっても、愛情を持って接されれば(マザコンだの曲りなりにはあれど)子どもは普通の人間として成長でき得る、という希望を見る。

Posted byブクログ

2022/11/06

前作よりゾワッとした感じは薄れて代わりにミステリー感が増したように思う。 読みやすかったので一気読み✧◝(⁰▿⁰)◜✧

Posted byブクログ

2022/11/05

もともと動画で知ったクリエイターで、前作も読んでます。前作は少しこじつけのような違和感ありましたが、今作は前作よりもグッとクオリティ高くて、本当にミステリー小説でした。 とても楽しめたし、登場人物の背景まで描いているので、一層引き込まれました。 読み進めるほどに物語が組み上がって...

もともと動画で知ったクリエイターで、前作も読んでます。前作は少しこじつけのような違和感ありましたが、今作は前作よりもグッとクオリティ高くて、本当にミステリー小説でした。 とても楽しめたし、登場人物の背景まで描いているので、一層引き込まれました。 読み進めるほどに物語が組み上がっていく感覚が、たまりませんでした。

Posted byブクログ

2022/11/05

オモコロをきっかけに雨穴さんのファンになった。この「変な絵」も、不気味で現実味のある世界観で面白くて、一気読みできた。記憶を消して何度も読みたい。

Posted byブクログ

2022/11/05

やはりプロットの神だ。前作もホラーのような巧妙なトリックであったが、前回にも増して複雑であり、読む手が止まらないすばらしい作品である。他の作家とは違って、語彙力の点なのか、チープでB級に感じるが、それがまた作品の内容とマッチして最高である。

Posted byブクログ

2022/11/05

#読了 #変な絵 #雨穴 期待を裏切らない面白さだったー!! 一緒に考察しながら読み進めていけるから楽しい! 第三弾も大いに期待しますっ!

Posted byブクログ

2022/11/04

著者のの1作目「変な家」の存在は知っていたものの 何となく心動かずスルーしていた。 だけど気になっていた事もありこちらの作品を手に取る。 短編の認識で読み進めていたのだけれど あら、繋がるのね。うわーここも繋がるの?と ズンズン読み進めてあっという間に読了。 ゾワッと来たが面白か...

著者のの1作目「変な家」の存在は知っていたものの 何となく心動かずスルーしていた。 だけど気になっていた事もありこちらの作品を手に取る。 短編の認識で読み進めていたのだけれど あら、繋がるのね。うわーここも繋がるの?と ズンズン読み進めてあっという間に読了。 ゾワッと来たが面白かった。 これは「変な家」も読まなきゃだな。

Posted byブクログ

2022/11/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

バラバラだと思っていた事件が一つに繋がった時の何とも言えない恐怖は雨穴さんの本でしか体験できないと思いました。

Posted byブクログ

2022/11/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「変な家」と比べると伏線が張られていたので、読み進めていくと気づくことが多くて面白かったです。実際に「七篠レン 心の日記」をついつい調べてしまいました。ちゃんとブログが存在していて、なんだかワクワクしました。私はまた登場人物の関係性が分からなくなりがちなので相関図というものを作りました。

Posted byブクログ