変な絵 の商品レビュー

雨穴(著者)

2022/12/11

ホラーというより、ミステリー要素強め。
前作同様、雨穴さんらしさ全開で面白怖かった。
犯人の思考がえげつない。あまりに不遇な家庭環境に同情こそするが、だからと言ってユキちゃんまでもを殺す発想には普通至らない。
物語中盤には、先を読むのが辛くなるほどに生々しいグロシーンも登場。岩田が惨殺されたのはかなりショックだった。
全てを知ってからサイト「七篠レン　心の日記」に目を通すと、随所でゾクっとさせられてオススメ。

2022/11/23

「異様に切ない顔してる」2時間ぶっ通しで読み終えた私を見た夫が言ってました。

雨穴さんらしく異様なんです。
期待を裏切りませんでした。

短編集なのかなと思いましたが、ひとつひとつの章が最終的につながって謎が解き明かされるのが快感！

オカルトめいた恐ろしさを想定して読み始めましたが、テーマが「絵から読み解く心理」であるので人間の心理面への深掘りが面白かったです。
人間味ある優しい心と残忍な恐ろしい心が同居する切ないお話でした。

雨穴さんの小説は、しばらく薄気味悪い思いをするのに、読みたくなるのは何でなんだろう。。。

2022/11/23

相変わらず読みやすさとわかりやすさと怖さのバランスが良い。
前作の「変な家」と同じく、一見すると普通の絵に隠された、おかしな点について、徐々に真相が明らかになっていくのが読んでで気持ちいい。内容は気持ち悪いけど。
面白がった。

2022/11/22

変な家よりも断然面白かった！！！

だんだんと繋がりに気付くたびに
ゾワゾワする！面白い！

幼少期の環境って大事すぎるなぁと思った、、

2022/11/27

ストーリーは一人のブログから始まる。
一見日常を綴った内容だが、不可解な点があることに気づく。

通常のミステリーに加え、タイトルにもある’絵'を絡めることにより2度楽しめる作品。
一人の可哀想な少女から大切なものをを守る為だけの獣のように成長し、最後はその存在に固執してしまう物語。

面白かった！

2022/11/20

伏線が凄い。
全て繋がってるし、また読み返したい。雨穴さんのYouTubeを元々観ていたので、注意深く読み進めていたけど、見事に騙された。
特に、今野直美の正体がわかったときの衝撃は凄かった。

2022/11/19

何の変哲もない絵をモチーフに、何気ない違和感から、その裏側にある恐ろしい真実を明らかにしていく名作ホラーミステリー。今年読んだ中で1番面白い。

4つの物語からなる短編ホラーミステリーかと思いきや、最後には1つの線となり、物語を構築している。

前作の変な間取りでは、1つ1つの話が長いせいか、怖さが失われ、それなら短編でも、と思っていたが、今作では適度な展開スピードがより一層の怖さを引き立たせている。

ミステリー的側面において、綾辻先生の館シリーズ、最近の今村先生の『屍人荘の殺人』シリーズや阿津川先生の『紅蓮館の殺人』シリーズなど、ある程度のボリュームがないと名作ミステリーには至れないと思っていたが、これだけの短さで、陳述トリックの巧さ、ミステリー的要素、ストーリーの一貫性を表現するというのはなかなかできない。

ホラー的側面でも乙一先生の『夏と花火と私の死体』のような本物の怖さを感じた。

何度も言うがこれは名作、一読の価値あり。
間取り、絵と来たから、次は手紙とか、楽譜とか、地図とか、、次回作にも期待。

2022/11/19

読み終わって全てを理解した上で、もう一度始めから読み直したい作品。相変わらず雨穴さんの頭の中はどうなっているんだ…と感じた。
家、絵、と来て、次は何が来るんだろう…。写真、だと絵と似てるし、音楽、本…なんだか雨穴さんなら、永遠に書けそうだ。

読書が苦手だと感じる人でも、この伏線回収劇はとても読みやすくハマると思う。

2022/11/19

ゾッとする。
バラバラに見えるものが繋がってるとわかった時、本当にゾッとした。
一気に2時間ほどで読み終えました。
雨穴さん、名前だけ知ってたけどちょっとハマりそう。
「変な家」も合わせて買ったからそっちも早く読もう。

2022/11/27

読み終わったあとは表紙の絵を見ただけでゾッとする
設定とか伏線回収とか変な家よりレベルアップした感
一日で読み終えるくらいのレベルの本だから怖いの大丈夫なら本苦手な人も読みやすいと思う！