名探偵のいけにえ の商品レビュー
白井智行さんの本を初めて読む人にもおすすめしやすい本でした。 設定も他の本よりリアルにありそうで、入門としては良さそうな気がしました。 他の本でも同じですが、 ・論理展開が緻密。伏線が綺麗に回収される。 ・どんでん返しが想像を超えてくる。どんどん読んでしまう。 ・他の本ほどでは...
白井智行さんの本を初めて読む人にもおすすめしやすい本でした。 設定も他の本よりリアルにありそうで、入門としては良さそうな気がしました。 他の本でも同じですが、 ・論理展開が緻密。伏線が綺麗に回収される。 ・どんでん返しが想像を超えてくる。どんどん読んでしまう。 ・他の本ほどではないが、設定が特殊。 ただ、白井さんの本全体的にサイコっぽい感じなど、 登場人物の感情には共感しづらいことが多いので、 好みははっきり分かれるかなと思います。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
二、三日で一気読み。 実際にあったカルトの集団自殺事件をストーリーの骨格に組み込んで、決して「名探偵」ではない主人公が、優秀な助手とともに事件を解決すべく奮闘…! 名探偵とは?いけにえとは?事件の真相は? 最後に全部のピースがはまっていって読後感はとても気持ちよかった。ただ、人が死にすぎ。。。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
※めちゃくちゃネタバレしてます すごい。へビーな内容でとても濃厚な物語だった。 序盤からなかなかきついシーンで始まり、本筋の話が始まるまでにもいろいろエピソードがあったから乗ってくるまで少し時間がかかったけど、連続殺人が起こり調査を進めていくにつれて読むのが止められなくなった。 小説において当たり前なのかもしれないけど、海外に渡る前のエピソードも登場人物も店などの舞台も全てに無駄がなく、全ての要素がラストに向かって集束してくるように感じたのが素直にすごい!! あとはタイトル。 はじめは殺された人たちがいけにえになる物語、と解釈していたけど(実際は探偵ではなく調査員だけど)、りり子に捧げる生け贄なのだと分かった時の衝撃たるや… それを知ってから表紙を見ると、すごくしっくりくる絵だったんだなぁとわかる。 その他、印象に残っているのはルイズの過去。 あまりに理不尽で同情せざるを得なかった。 人民教会の教えは、大塒達の視点から読んでいるととても信じられないと思ってしまうけど、ルイズのように自分の力ではどうしようもできない理不尽な現実に絶望したら、きっと信じたくなるのだろう。そしてそれが現実になってしまうのだろう。 最後のページまでまだ何かあったらどうしようと安心できなかったけど、希望の感じられるラストだったのが救いだった。 大塒の罪が重過ぎてなんといったらいいか分からない部分もあるけど、浦野くんの未来が明るいものだといいなと思う。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
非常に構成力の高い作品であると感じた。 奇蹟自体は荒唐無稽だと思ってしまう側面もあるが、小さな知覚の歪みは現実世界でも多く起こり得る。 一連の事件の真相をあらゆる視点から複数の解釈をしているのが非常に面白い。登場人物の思考も一貫性があり納得ができるストーリー。 二転三転する真相に抱えていた違和感が解けていく快感を感じられる良作。
Posted by
前半〜中盤にかけて失速、しばらく置いてから再開。中〜後半は面白く一気読み。 前半の伏線回収が昔のあのときの!となって 実際に時間が経っていたせいか、本当に物語と過ごした時間が一致したような感覚になって結果よかった。 どうやったらこんな物語かけるんだろう、、、すごい。 前半★★★...
前半〜中盤にかけて失速、しばらく置いてから再開。中〜後半は面白く一気読み。 前半の伏線回収が昔のあのときの!となって 実際に時間が経っていたせいか、本当に物語と過ごした時間が一致したような感覚になって結果よかった。 どうやったらこんな物語かけるんだろう、、、すごい。 前半★★★ 後半★★★★★
Posted by
カルト信者と一般人の両方の視点からの推理が最高だった。最後の最後にはらわたとの繋がりがあったのも良かった。
Posted by
話題になってる本、ということで借りた一冊。久しぶりに本格的なミステリーを読んだし、なんとも読み応えのある一冊だった!タイトルをさいごのさいごに回収して気持ちよかった!
Posted by
1955年アメリカで実際に起きた「人民寺院集団自殺事件」をモチーフにしたミステリー小説。正直、「終焉」までは★2くらいの感覚で読んでいたが、「後日譚」での一変はほかミステリー小説ではなかなか見られない展開で面白かった。カテゴリーはミステリー小説ではあるものの、人間の信仰の持つ狂気...
1955年アメリカで実際に起きた「人民寺院集団自殺事件」をモチーフにしたミステリー小説。正直、「終焉」までは★2くらいの感覚で読んでいたが、「後日譚」での一変はほかミステリー小説ではなかなか見られない展開で面白かった。カテゴリーはミステリー小説ではあるものの、人間の信仰の持つ狂気や悲哀を描いた作品。
Posted by
評価高いので読んでみたが、ダラダラと内容乏しく100ページで挫折。うーん、なんでこんなに評判良いのに???
Posted by
先が気になり一気読みでした! 実際起きたカルトの集団自殺事件をミステリ小説に。 最初の場面からカオスすぎて怖かった。 ずっと映画を見ているみたいだった。 ・面白かった部分 舞台が日本から南アメリカになり、話のスケールが大きくなってからスリルが高まった。 神罰と受け取るカルト側v...
先が気になり一気読みでした! 実際起きたカルトの集団自殺事件をミステリ小説に。 最初の場面からカオスすぎて怖かった。 ずっと映画を見ているみたいだった。 ・面白かった部分 舞台が日本から南アメリカになり、話のスケールが大きくなってからスリルが高まった。 神罰と受け取るカルト側vs人の手によって起きた事と言う探偵側との主張争いが面白かった。 伏線回収すごかった。 ・しんどかった部分 ポップな表紙絵とは裏腹にエログロな話があった。 解決編がとてもとても長かった。
Posted by