名探偵のいけにえ の商品レビュー
常識的な倫理観でこういう推理小説を読んだらダメってことだな。あまりにあっけなく人が死んでびっくりした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
よく練られた構成。 一つの事件に、3パターンの推理披露。 奇蹟を肯定して殺人者となるか、奇蹟を否定して潔白のみとなるか。の究極の選択。 そしてタイトルの本当の意味に、背筋が寒くなる。 Qと大塒との再会が待ち遠しい。
Posted by
病気も怪我もたちどころに回復する奇跡を謳うカルト宗教、人民教会の本拠地ジョーデンタウン。探偵の大塒がそこへ調査に行ったまま戻らない助手の有森りり子を救う為現地に赴き、その日から起きたりり子が所属していた調査団の連続殺人事件の謎に挑む。ネタの集団自殺事件は朧げに頭の中にあった。初っ...
病気も怪我もたちどころに回復する奇跡を謳うカルト宗教、人民教会の本拠地ジョーデンタウン。探偵の大塒がそこへ調査に行ったまま戻らない助手の有森りり子を救う為現地に赴き、その日から起きたりり子が所属していた調査団の連続殺人事件の謎に挑む。ネタの集団自殺事件は朧げに頭の中にあった。初っ端から教会の集団自殺シーンだわ調査団以外もまた別の理由で容赦なく殺られまくるわ、血やげぼは飛び散るわだけど白井さんにしてはまだ大人しめか(多分)。多重解決の背骨が変わる毎に見える世界ががらっと変わる展開は天晴の一言。相変わらず序盤から仕込みありだし最後の最後まで気が抜けない。タイトル回収におおっとなり「はらわた」との繋がりがまた最高!これだけでも成立してるけど先に「はらわた」読破がお勧め。
Posted by
1点2転3転する推理。 「名探偵のいけにえ」のタイトル伏線回収で背筋が凍った。 ひとつひとつのトリックは「すごいことやってんな~笑」も思うこともあったけど、信仰も執着も似たところがあるな、と考えさせられる作品でもあった。
Posted by
確かにトリックに納得感がない。何回もどついて、気を失わせるとか、新喜劇やん!?スタイルの斬新さを楽しむものなのかな。
Posted by
この本の帯に「2023本格ミステリーぶっちぎりの1位」と書いてあり めっちゃハードル上げてるやん。 と読んだら 確かにぶっちぎりの1位だった(いや、「方舟」の方が好き) 面白かった!
Posted by
推理の幅広さや、視点の移動で大きく変わる話がと手に勉強になった。切なくも、どこか救いのあるラストが好き
Posted by
カタカナや英語の名前に苦戦しましたが、後半の解決編は圧巻。 この本のタイトル回収にはなるほど!と鳥肌が立ちました。 大塒さんがカッコよかったです。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
初読みの作家さんでしたが過去作のタイトルを幾つか知っていたので、読む前は「めっちゃグロい」のではと身構えてましたが、案外読みやく、イメージは大人な『TRICK』。 探偵コンビの信頼関係が胸熱で好きですし、なんと言っても後半からの怒涛の解決編が凄まじく、アレもソレも伏線だったんか!、な快感を久し振りに味わえました。 読み終えたあとタイトルを見て「あぁ…、そういう事か…」と思える幸せ…! ミステリーは好きだけど本格モノとは相性が悪いと思っていましたが、コレは本当に面白かったです!
Posted by
お話は国内事件かと思いきや、舞台は海外アメリカへ! そうなると当然、登場人物はカタカナやアルファベットで、カタカナ人物覚えられない私には辛い… ジョーデン、ジョディ、ジョセフ、(スージー)Q JOJOの系譜でしょうか? 主人公は大塒(おおとや)うーむキラキラ 登場人物に感情移入...
お話は国内事件かと思いきや、舞台は海外アメリカへ! そうなると当然、登場人物はカタカナやアルファベットで、カタカナ人物覚えられない私には辛い… ジョーデン、ジョディ、ジョセフ、(スージー)Q JOJOの系譜でしょうか? 主人公は大塒(おおとや)うーむキラキラ 登場人物に感情移入できないと、都度の場面変化で躊躇するので読み進みにくい… 「多重解決」触れ込みで後半謎が解けてはひっくり返る。 どの推理が認められるのか? 一気読みの最高のエンタメでした これを気に挫折中の名著「毒入りチョコレート」も読めるようになりたい
Posted by