震える天秤 の商品レビュー
私が連想するミステリーとは、少し違いましたが面白かったです。 主人公の良心に従って、真相を改名するのは興味深いモノした。 主人公の心情、村の人たちの心情それぞれの天秤が揺れ動く様が描かれていて、タイトルの秀逸差を感じました。
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私は女性作家さんを読むことが多いけど男性著者さんの中でも上位に入る読み応えと面白さ。 それぞれの登場人物が自分の【震える天秤】にかけ選択していく事を書いてある。 面白い。 私なんて運転免許取り立てたばかりの時、アクセルとブレーキ踏み間違えて人こそ引かなかったけど消火栓壊したことが...
私は女性作家さんを読むことが多いけど男性著者さんの中でも上位に入る読み応えと面白さ。 それぞれの登場人物が自分の【震える天秤】にかけ選択していく事を書いてある。 面白い。 私なんて運転免許取り立てたばかりの時、アクセルとブレーキ踏み間違えて人こそ引かなかったけど消火栓壊したことがある。その時から車の運転を止めた。18歳の冬。
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「良心」と「正義」のどちらに天秤が傾くか。 うーん、難しい問だ。自分だったら、里見さんと同じ選択をするかもなぁ。 どの作品も面白いのが凄い。本作は終盤から一気にたたみ始めたので、そこだけ惜しかった。
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コンスタントに面白い作家。現代的で読みやすい。ラストは賛否あると思うが、読者に考えさせるのはありだと思う。 今後登場人物の性格が形成された経過など深みのある作品を期待する。
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2023.5.13読了 高齢ドライバーがコンビニに突っ込んで、その店の店長が死亡する。 一見するとまたか、と言いたくなるような事件だが、ライターである主人公が取材を重ねるにつれただ事ではない背後関係を知る事になった。 これはただの事故ではない。 地方のある過疎化した集落の因習と事件を絡めている点が面白い。 コンビニに勤める女子高生が店長にセクハラを受けていて、それを憎く思った同じ集落の老人が…でもそれだけで殺害するまでに至るだろうか? 動機が後半までわからないので、ワクワクして読めた。
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続きが気になりグイグイ読んだ 地方のコンビニで、高齢者がブレーキとアクセルを間違え 店内に突っ込む そして、店長が即死 警察は高齢者が認知症で判断を謝り事故と言うが ルポライターは、違和感を感じ独自に調査 すると、奇妙な風習のある村の隠された秘密が暴かれていく ちょっと宗教的な...
続きが気になりグイグイ読んだ 地方のコンビニで、高齢者がブレーキとアクセルを間違え 店内に突っ込む そして、店長が即死 警察は高齢者が認知症で判断を謝り事故と言うが ルポライターは、違和感を感じ独自に調査 すると、奇妙な風習のある村の隠された秘密が暴かれていく ちょっと宗教的な感じの風習に驚いた そんな村が、ひっそりと今でもあるんじゃないかとも思った。
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染井為人さんの『震える天秤』を読了しました。 高齢者の交通事故を取り扱ったお話。 そのトピックをうまく利用したミステリー 最後ははっきりしないもやっとした終わり方。 タイトルの天秤にもある通り あなたの結論はどっちなの?みたいな。 最後、あそこに黄色い菊花を献花したのは お...
染井為人さんの『震える天秤』を読了しました。 高齢者の交通事故を取り扱ったお話。 そのトピックをうまく利用したミステリー 最後ははっきりしないもやっとした終わり方。 タイトルの天秤にもある通り あなたの結論はどっちなの?みたいな。 最後、あそこに黄色い菊花を献花したのは お母さんなのかな?
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高齢者の運転を題材にした社会派ミステリィでしょうか。 それと、過疎地の集落の問題等。 考えさせられる内容でした。
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ありきたりのストーリーでありきたりの展開。ラストも捻りなく消化不良で終了。ライターなら嘘でもいいからハッピーエンドに上手くまとめて記事を書いてほしかった。ただ、筆者の人物描写力は上手く、些細な謎をちょくちょく出してきて、それに引っ張られて最後まで読ませられてしまった。ドラマ向きの作品かな?
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高齢ドライバーによる死亡事故、それは本当に〈老いの宿命〉だったのか? 高齢男性の運転する軽トラックがコンビニに突っ込み、店員を轢き殺す大事故が発生。 アクセルとブレーキを踏み違えたという加害者の老人は認知症を疑われている。 事故を取材するライターの俊藤律は、加害者が住んでいた奇...
高齢ドライバーによる死亡事故、それは本当に〈老いの宿命〉だったのか? 高齢男性の運転する軽トラックがコンビニに突っ込み、店員を轢き殺す大事故が発生。 アクセルとブレーキを踏み違えたという加害者の老人は認知症を疑われている。 事故を取材するライターの俊藤律は、加害者が住んでいた奇妙な風習の残る村・埜ヶ谷村を訪ねるが……。 「この村はおかしい。皆で何かを隠している」。 関係者や村の過去を探る取材の末に、律は衝撃の真相に辿り着く――。
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