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震える天秤 の商品レビュー

3.5

47件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    13

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2023/10/29

最後の主人公の選択に賛成する。 結局事故が事件だったとしても、証拠や動機が分からない。間接的に動機になり得そうな背景は取材を通して分かったけれど、一線を越える引き金が分からないなら、記事に書くべきではないと思った。

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2023/10/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

202307/面白かったしタイトルも成程絶妙。登場人物達が好きになれないし色々共感できないしモヤるし気持ち悪さもあるけど、こういう作品もありだし、こういうテーマをエンタメ化して読者に天秤かけさせてるのもうまい。 好き:悪い夏、震える天秤、正体 苦手:正義の申し子

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2023/10/15

 高齢者のアクセルとブレーキの踏み間違いによる交通死亡事故がテーマ。このテーマに絞って1作品完成させて欲しかったが、真相は思いもよらぬところにあった。地域共生が実現できていると言えば聞こえはいいが、単純に気持ち悪い上に家族同然としてもそこまで思い詰めるものなのか理解できない。主人...

 高齢者のアクセルとブレーキの踏み間違いによる交通死亡事故がテーマ。このテーマに絞って1作品完成させて欲しかったが、真相は思いもよらぬところにあった。地域共生が実現できていると言えば聞こえはいいが、単純に気持ち悪い上に家族同然としてもそこまで思い詰めるものなのか理解できない。主人公・律もいい年して20代前半のような言動であまり好きになれなかった。

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2023/10/05

高齢者のブレーキ踏み間違え事故という社会問題から、だんだんと村vs個に変化していく。認知症が故の事故なのか、故意に引き起こされた事件なのか。本筋はもちろん、枝葉のエピソードも良いアクセントで面白かった。

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2023/10/04

冒頭は面白そうな感じがしたのだが、読み進めるにつれ、いろいろな事柄の結びつきがかなり強引で、その感じは霧散してしまった。

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2023/09/27

ラストで描かれている律の選択には、正直モヤモヤした方もいると思います。 賛否両論がある結末だということは否定できません。 ただ、本書を読み終えた人は、きっと自分にこう問いかけたはずです。 「もし自分が律の立場だったら、どちらを選ぶ?」と。 彼と同じ選択をする人もいれば、真...

ラストで描かれている律の選択には、正直モヤモヤした方もいると思います。 賛否両論がある結末だということは否定できません。 ただ、本書を読み終えた人は、きっと自分にこう問いかけたはずです。 「もし自分が律の立場だったら、どちらを選ぶ?」と。 彼と同じ選択をする人もいれば、真逆の選択をする人もいるでしょう。 律が最後に難題を突きつけられたように、読者である私たちもまた「あなたの天秤はどちらに傾く?」と著者に問いかけられているのだと思いました。 私は正直、この問いに自分なりの答えをまだ出せそうにありません。

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2023/09/19

マスコミにありがちな独りよがりな正義感、自己完結型の使命感(イメージです笑)にイライラさせられるけど、続きが気になり一気読み。 でも現実のマスコミだったら最後はそうはならんだろうな、と思いました。 フェアレディZをフェアレディっていう人もいるんだなと関係ないところが気になりまし...

マスコミにありがちな独りよがりな正義感、自己完結型の使命感(イメージです笑)にイライラさせられるけど、続きが気になり一気読み。 でも現実のマスコミだったら最後はそうはならんだろうな、と思いました。 フェアレディZをフェアレディっていう人もいるんだなと関係ないところが気になりました。

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2023/08/27

良心に従う。言うのは簡単だけど、実際の行動に移すのはなかなか難しいと思う。そして良心は人の数だけあって、本作ではそれに対するように法や正義がある。難しいというのも簡単だけど自分で考えるしかないのかな。里美さんに救われます。

Posted byブクログ

2023/08/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2023/07/13予約 5 86歳の認知症疑いのある老人が乗った軽トラが、コンビニに突っ込む。 若い店長が即死。 高齢者の運転問題として取材を始めたフリーライター俊藤律。取材を続け、それだけの問題ではないことに気づく。 閉鎖的な埜ヶ谷村の在り方。今どき信じられないが、ここまで団結力が強いのなら、村がとった行動も理解できる。 正三が、七海のセクハラの敵討ちなどのために、自分が罪をかぶることにして、軽トラで殺人する。というのは、私はわからない感情だった。 根深いもつれた感情があるにしても、(他人を巻き込んだりする)失敗も多いこのような方法を取るかな。 本になかなか入り込めなかった理由が、細部のツメの甘さ、というか。他の方も指摘しているように、 マニュアルトランスミッション車で、アクセルベタ踏み。 書いている方法はまずできないのでは? 可奈が軽自動車を運転していた、その車がマーチって… 最期に律が選択した答え、私はこの選択は絶対しない。 この天秤が震える人も、いるのだろう。

Posted byブクログ

2023/07/09

私が連想するミステリーとは、少し違いましたが面白かったです。 主人公の良心に従って、真相を改名するのは興味深いモノした。 主人公の心情、村の人たちの心情それぞれの天秤が揺れ動く様が描かれていて、タイトルの秀逸差を感じました。

Posted byブクログ