われら闇より天を見る の商品レビュー
おもろすぎるて 「あたしはダッチェス・デイ・ラドリー。 無法者」 もう一周したい作品
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誰もが精一杯それぞれのことを思い、誰一人悪人はいないのに、ほんの少しの心のすれ違いが悲しい結末を招いてしまう…。 心のうちをそのまま表すことの大切さと難しさ…。生きること、人を愛することは、本当に難しいのです…。 終末近くでダッチェスが歌う『明日に架ける橋』…。 そうか、彼女は“...
誰もが精一杯それぞれのことを思い、誰一人悪人はいないのに、ほんの少しの心のすれ違いが悲しい結末を招いてしまう…。 心のうちをそのまま表すことの大切さと難しさ…。生きること、人を愛することは、本当に難しいのです…。 終末近くでダッチェスが歌う『明日に架ける橋』…。 そうか、彼女は“silver girl”だったんだ…。
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栗栖 豊 ってな事で、クリス・ウィタカーの『われら闇より天を見る』 ダッチェス、好きじゃわ~ 無法者好きじゃわ~ 海外小説の訳した本、読みにくいわ~ 海外訳独特の文章苦手じゃわ~ じゃが、気分をやっさんからイエスさんへ切り替えて(...
栗栖 豊 ってな事で、クリス・ウィタカーの『われら闇より天を見る』 ダッチェス、好きじゃわ~ 無法者好きじゃわ~ 海外小説の訳した本、読みにくいわ~ 海外訳独特の文章苦手じゃわ~ じゃが、気分をやっさんからイエスさんへ切り替えて(外人になったつもり)読むと、何となくしっくりreading 出来る。 So するとよりinteresting で absorbed in 本してしまって、Duchess の本当は健気さと kindness で愛で filled した無法者がAdorable したんよme は。 後半から面白くなってくるけど、衝撃的に凄ぇって感情は無かったな 英題のWe begin at the end これを頭に入れて読む方がしっくりくるね。 再読すればより面白いと思う本じゃね 次読む時はもっとforeignerな気持ちで読みたいな 2023年4冊目
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2023年読んだ本の中で一番でした。まるで映画を見ているかのような展開。しかし、やりすぎてる感もなく、それぞれの人物の気持ちの動きがとても丁寧に描かれている。海外作品は苦手ですが、こちらはそれさえ取っ払っていい作品でした。
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残酷で哀しく、けれども美しい物語を紡ぐ一冊。 この物語は、母親を失い心に深い傷を負った少女と、親友の無実を信じて事件の真相を追い求める署長の二つの視点で語られます。彼らの物語は、どこまでも残酷な世間との戦いであり、物語が進むに連れて強く感情移入しながら読んでいました。 全体を通して、「無私の行為」が一つの大きなテーマ。特に、母親を失った少女が、自分の限界を超えながらも、唯一残された家族である弟のために全力を尽くす姿には、何度も涙を誘われ。。。彼女の行動は、自分の苦しみを顧みずに他者の幸せを願う「無私の行為」なんだと思います。 また、一見解決済みに見えた事件に対して、署長が小さな矛盾や穴を見逃さずに執念深く調査を続け、親友のためにどこまでも身を粉にして働く彼の行動もまた、「無私の行為」に違いないと思いました。 無私の行為は尊ばれることが多く、もちろん尊ぶべきだと思うものの、必ずしも良い結果のみをもたらすわけではないことしばしば。。。この物語は、その複雑さと尊さを巧みに描き出している良い作品だと思います。 また、物語に登場する人物たちがどこまでも優しい…!優しすぎると強く感じました…!(ちょっと意地悪なやつは出てくるんですが笑) 彼らは赤の他人でありながら、互いの幸せのために全力を尽くします。この優しさによってこそ、時には彼ら自身の傷に無頓着である様が見え、その矛盾が物語に深みを加えているように感じました。 また、この物語はミステリー要素も含んでおり、読者は署長と共に真犯人を追い求めていきます。物語の終盤には予想外のどんでん返しが待ち受けており、その衝撃は自分にとって強烈でした…!真犯人が明らかになる瞬間は文字通り圧倒され、しばらくその行から目を離すことができないという読書人生初めてのことが起こりました笑笑 最後には、ページをめくるのが辛いほどの感情がこみ上げながらも、次の展開が気になって仕方がないという矛盾した気持ちになりながら読み進めました。。。クリス・ウィタカー天才です。この作品は、その美しさと残酷さ、そして深い感動を与える物語として、長く自分の記憶に残り続けると思います。
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この本は全ての人にオススメしたい作品。ふらっと入った書店で受賞&映画化(Netflixかも)の帯で期待値が高いところからスタートするも、人物索引がおまけでついてるあたり、読み進めるのにしんどさがあるのでは、という抵抗感に挑んだ結果がとても良かった。なんせ登場人物に悪い人が...
この本は全ての人にオススメしたい作品。ふらっと入った書店で受賞&映画化(Netflixかも)の帯で期待値が高いところからスタートするも、人物索引がおまけでついてるあたり、読み進めるのにしんどさがあるのでは、という抵抗感に挑んだ結果がとても良かった。なんせ登場人物に悪い人がいないのが良い!ここで私がいう悪い人、というのはただただサイコで胸糞悪い性格の持ち主はいないと言う意味。本当に皆が誰かの為に生きてる。だけど、それ故に世でいう不正な行動を犯してしまう経験をもそれぞれの登場人物が持ち合わせている。それが何とも切ない。だけど、やっぱり愛おしい。そう、登場人物のうち誰か一人でなく皆が刺さるのだ。 その中でもとりわけ愛しいのは弟を守り母の世話をらやく無法者ダッチェスだ。彼女の成長がまた良い。本の中でのほんの一年程の間で彼女はどんどん人との信頼関係を築き、相手を思いやるようになっていく。その過程だけでうるっとくる。 そんなわけで、この作品が世界中で一人でも多くの人が読む作品になることを願って
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翻訳本1位になる前から、目をつけてたのに賞をとったら天邪鬼が発動してなかなか読めなかったが、読めて良かった。 こんな大人な小説が1位ってすごくいいな。 ダッチェスとウォークの2人の視点が行き交う構成で、ダッチェス家族は母子家庭でネグレクト状態なため、6歳の弟を守るために13歳ですでに心は大人になってしまっている。 感情移入させられるキャラクターなのに彼女は身に降りかかる出来事にことごとく暴力で対処し、周りを巻き込んでいるので、読んでいる者に一線を引かせるようになっている。 第1章を乗り越えてから面白くなってきた。 ハルがすごいいいですね、ここ最近のおじいちゃんで1番良い! ダッチェスもハル視点で見ればイライラもしなくなると気づいて、そういう心持ちで読んでた。 因果応報というか、したことに対する結果が容赦がないのが良かった。
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・登場人物達の過去を掘り下げ、現在を暴力的に感傷的に描き片時も目を離させない描写が続くこの作品は闇から生まれた奇跡そのものだと思いました。 ・全体を通して激しく心をつかまれる物語であり、前評判の遥か上をいく作品だったと思います。
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2022年度の海外ミステリランキングを席巻した作品ですが、自分にはどうにも響いてきませんでした。 「ダッちゃんだぜぃ。ナイトクラブに放火してやったぜぃ。無法者だろぅ!?」みたいな… (つづく)
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