われら闇より天を見る の商品レビュー
それぞれ過去に傷を持つ者たちの物語だが、今ひとつ核心がはっきりと見えてこず読み進めるのに苦労した。 ウィタカーの作品は以前読了していたが、あまりの退屈ぶりに途中で本を投げ出したくなったことがあった……。 私には合いませんでした。
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めっちゃ無法者アピるやん!と思いながら読んだ。過酷というか、それぞれが悪い方の選択肢を選んで、悪い方へ流れて行ってしまう感じ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
・感想 すごく評判良かったので期待値高かったんだけどその期待を上回って面白かった。 途中登場人物たちのあまりの運命の過酷さに何度も泣いてしまった。 30年前に起こった事件の余波、それにより引き起こされた悲劇。 自らを無法者と呼び周りを威嚇しながら自分と幼い弟を守るしかない少女と変化を受け入れられない善良だけど臆病な警官の主人公二人の視点で進む物語。 皆が弱くて傷ついていて自分勝手、でも優しさもあって精一杯だからこそ歯車がどんどん悪い方向に廻っていく、その歯車にまだ子供であるダッチェスが巻き込まれていくのが悲しかった。 あの時ああしてれば…あれをしていなければ…が積み重なってるのつら…悲しくやりきれない。 それぞれの生と死、後悔と贖罪、怒りと赦し、始まりと終わりが描かれていて原題がまさにこの作品のテーマを表してた 。 ミステリー要素はあんまりなくて真相は割と早い段階で予想ついたけどそこに至るまでの展開が面白くて飽きることなく、続きが気になりすぎて一日で読んでしまった。 子供時代を持てなかった少女といつまても子供時代から抜け出せなかった警官の対比も良かったな。 とても良い作品名だった‥!
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忠実に翻訳しているのだと思うけど、不自然に感じる文章が多くて気になった。 登場人物の相関関係を把握するのが困難で、途中からメモを取りながら読んだ。 作品を楽しむと言うよりも、読み切ったことに達成感を得ました。 「翻訳ミステリ史上、最高のラスト1行」 「万人にオススメできる新たなオ...
忠実に翻訳しているのだと思うけど、不自然に感じる文章が多くて気になった。 登場人物の相関関係を把握するのが困難で、途中からメモを取りながら読んだ。 作品を楽しむと言うよりも、読み切ったことに達成感を得ました。 「翻訳ミステリ史上、最高のラスト1行」 「万人にオススメできる新たなオールタイムベスト」 帯のオススメの文句は流石に言い過ぎでは…
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「英国推理作家協会賞最優秀長編賞」との肩書でしたが正直ミステリー要素は大したことない。が、ストーリーは好き。本屋大賞翻訳部門一位さすが。長い小説ですが、時間の経過が丁寧に書かれているので助長さはない。雰囲気は「ザリガニの鳴くところ」に似てるかな?
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たどり着いた結末、そして明かされる真相はあまりにも哀し過ぎました( •̥ࡇ•̥ ) 「英国推理作家協会賞最優秀長編賞(ゴールドダガー)」受賞 「2023年本屋大賞翻訳小説部門第一位」 ミステリー要素だけではなく、愛、友情、悲劇、運命、再生…様々な要素が含まれた味わい深い素晴らしい...
たどり着いた結末、そして明かされる真相はあまりにも哀し過ぎました( •̥ࡇ•̥ ) 「英国推理作家協会賞最優秀長編賞(ゴールドダガー)」受賞 「2023年本屋大賞翻訳小説部門第一位」 ミステリー要素だけではなく、愛、友情、悲劇、運命、再生…様々な要素が含まれた味わい深い素晴らしい作品でした 三十年前アメリカ・カリフォルニア州の田舎街で、子供(ヴィンセント)が子供を轢き殺してしまう事件から物語はスタートする そして彼が出所して来たと同時に、また街の歴史は変わって行く 根っからの悪がいないのにも拘らず、事件が起き続けてしまう 二人の主人公、13歳の少女ダッチェスと警察署長のウォークの視点で物語は進行していく 酒と薬物におぼれる母親とまだ幼い弟を守る為に孤独に闘い続けるダッチェスの姿が、読んでいて辛かったです ウォークをはじめ、周りの大人は見守ってくれているけれど、誰だって性格ひん曲がっちゃう 「私は無法者だよ」と言って、常に自分を奮い立たせる姿は痛々しいものでした もう一人壮絶な人生を送ったのはヴィンセント 刑務所にいながらも自分を追い詰め続ける姿は哀しい 勤め上げて出て来てからも、彼は何も語らない どうして?っと時々苛ついちゃう程、語らない その彼の謎が鍵を握っているのだろうけれど 不可解な事件が続いて沢山の人が死んでしまった 事件が解決し、あまりにも哀しい真相が残された ダッチェスのおじいちゃんの言葉 「人は終わりから始める」 人は始めの運命は選べない しかし自分で人生の区切りの時期を見極め、過去の自分を精算し、明日へ新たな一歩を踏み出すことは出来る まさにタイトルぴったりではないか? まだまだダッチェスの人生は長い 闇の中にある一筋の光を求めて生きていって欲しい 気になっていたこの作品、私の貴重な連休を利用してやっと読めました 積読からの脱出〜♪ദ്ദി˙◡・)
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話題の長編小説。翻訳本という事で身構えて読み始めました。 初めは主人公ダッチェスの無法者ぶりに辟易させられましたが,100ページも読めば、もう虜になっていました。 母の死の真相と,幼い二人の先行きの心配という二つのハラハラ要素で読む手が止まりませんでした。 そして最終章に近づくに...
話題の長編小説。翻訳本という事で身構えて読み始めました。 初めは主人公ダッチェスの無法者ぶりに辟易させられましたが,100ページも読めば、もう虜になっていました。 母の死の真相と,幼い二人の先行きの心配という二つのハラハラ要素で読む手が止まりませんでした。 そして最終章に近づくにつれて,色んな意味で涙が止まらない。 外出先で泣きながら読みました。 読了後も良い余韻の残る本でした。 久々に良い本を読んだ! 未読の方は是非読んでいただきたい一冊でsy。
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最高に面白かったです。 初めから最後までページを捲る手が止まりませんでした。 次から次へとダッチェスに不幸が降りかかります。何度も挫けそうになりながらも、自分の力で立ち向かっていきます。 13歳の少女。判断に間違える事も多々あるのですが、それを見守る大人達が素晴らしいのです。 ...
最高に面白かったです。 初めから最後までページを捲る手が止まりませんでした。 次から次へとダッチェスに不幸が降りかかります。何度も挫けそうになりながらも、自分の力で立ち向かっていきます。 13歳の少女。判断に間違える事も多々あるのですが、それを見守る大人達が素晴らしいのです。 自分の力ではどうにもならない悲しい運命に翻弄されながらも、強く生きようと前を向くダッチェスに、生きるとは何かを強く考えさせられる一冊です。
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500ページの長編小説 各々が愛する友人・家族の幸せを願いながら彼らの人生からそっと立ち去る姿に泣きそうになった。 本物の友情・姉弟愛・家族愛を感じられるヒューマンミステリー。 【名言】 人生ってのは、誰かにいっぱい気にかけてもらって守ってもらうことだって あなたみたいな人がも...
500ページの長編小説 各々が愛する友人・家族の幸せを願いながら彼らの人生からそっと立ち去る姿に泣きそうになった。 本物の友情・姉弟愛・家族愛を感じられるヒューマンミステリー。 【名言】 人生ってのは、誰かにいっぱい気にかけてもらって守ってもらうことだって あなたみたいな人がもっとたくさんいたら、世界はもっといい場所になる 何百人も縁組みをしてきたけど、そのたびに…私は泣いた。それを自分の人生にしてきたし、これからもするはず あなたは悪い子じゃない、ダッチェス あなたはこの三十年、他人のために生きていたってこと。そろそろ卒業してもいいんじゃない? 君はまだどんな人間にだってなれるんだ おれはさよならを言うためにここへ来たんだ。これはきみのせいじゃない。きみを道連れにするつもりはないよ
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おもろすぎるて 「あたしはダッチェス・デイ・ラドリー。 無法者」 もう一周したい作品
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