かわいそ笑 の商品レビュー
ネット上に拡散されている怖い話と、それに対するSNSの書き込みやオカルト掲示板の書き込みの引用でほぼ構成されている物語。冒頭のQRコード読み込んだらX(Twitter)のポスト画面が出てきたりして、面白い仕掛け。なんか新時代の小説だなぁって思いました。 ひとつひとつの話はネット上...
ネット上に拡散されている怖い話と、それに対するSNSの書き込みやオカルト掲示板の書き込みの引用でほぼ構成されている物語。冒頭のQRコード読み込んだらX(Twitter)のポスト画面が出てきたりして、面白い仕掛け。なんか新時代の小説だなぁって思いました。 ひとつひとつの話はネット上にある不気味な話、という感じで面白く読んだのですが、最後の方どんどん意味がわからなくなってきて、意味わからないまま物語の中に引きずり込まれるような不快感がすごかった。ただただこの意味不明な世界から抜け出したくて最後まで読み切ったという感じ。 平成のオタクの黒歴史を追体験させられているようで物語と関係ないところで心が死にました。
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怖がりたくて買ったが、怖がるために結構段階が必要なタイプの本だった。 しかしこういう悪趣味さとか、地の文でああいうことしてくるのはなかなか好み。 にしても構造が複雑すぎるな。
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各章で直接その人を書いてはいないのに、読者にはある一定の影がちらついてと、モキュメンタリーを思わせる小説。 その時代のスラング?単語や会話の続け方がかすっているので勝手に雰囲気に浸っていた。 文章の書き方?リズム?というのか切り方に違和感があり気味悪さがついて回った。 ネットのロ...
各章で直接その人を書いてはいないのに、読者にはある一定の影がちらついてと、モキュメンタリーを思わせる小説。 その時代のスラング?単語や会話の続け方がかすっているので勝手に雰囲気に浸っていた。 文章の書き方?リズム?というのか切り方に違和感があり気味悪さがついて回った。 ネットのログから作者、その奥の個人を読み解こうとすると、間にあるなりたいであったり、隠したいがあるので歪んでしまう。それを補正して考えていたつもりが、実は補正しない歪んだものが個人だとわかる。もやもや。
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最終章までの話は良いホラーでした。読んでいると1人の女性の像がチラついてきて、モキュメンタリー特有の各章の繋がりを感じたときの恐怖はよかったです。 最終章はそれまでの内容と変わったテイストの文体になります。説明的でくどく感じるので、なんか読むの飽きてきたな〜と読むのを辞めそうにな...
最終章までの話は良いホラーでした。読んでいると1人の女性の像がチラついてきて、モキュメンタリー特有の各章の繋がりを感じたときの恐怖はよかったです。 最終章はそれまでの内容と変わったテイストの文体になります。説明的でくどく感じるので、なんか読むの飽きてきたな〜と読むのを辞めそうになった瞬間、壁を越えてきて巻き込まれました。頭が混乱してきます。
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帯に惹かれて手に取ってみました。 ある時代特有のネットスラングなど、事前知識が薄い中で読むのは難しかったです。場面展開も、「今は誰の目線…?」となり、私は読みにくく感じてしまいました。 もう少し知識もあって、ゆっくり時間をかければ楽しく読めたのかもしれません…。
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モキュメンタリー小説。 後半に少し面白さが失速した感じを受けました。 ただ、2000年代のネット界隈の空気感がしっかりと伝わってきたので世代の人は結構ハマるかもしれません!
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うーん、もっとなんかスッキリする終わりかと思ってたら結局何?って感じだった。 途中までおもしろく読んでたけど、最後がな…微妙。 同じような話に芦田央さんの「火のないところに煙は」があるけど、あっちの方が好き。またはネットで話題の「近畿地方のある場所について」のほうが秀逸では。 も...
うーん、もっとなんかスッキリする終わりかと思ってたら結局何?って感じだった。 途中までおもしろく読んでたけど、最後がな…微妙。 同じような話に芦田央さんの「火のないところに煙は」があるけど、あっちの方が好き。またはネットで話題の「近畿地方のある場所について」のほうが秀逸では。 もうちょっとなんかあるとよかったな。
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本の見た目がライトノベル的な感じだったのでライトな感じかと思いきや、ぞわぞわ、ずっと嫌な感じが続くモキュメンタリーが続きます。この描写に引き込まれて一気読みしましたが、イマイチ噛み砕けてなく、もう一度読もうかな、と思いつつブクログのレビューを覗きましたが、ここでのレビューも何か、...
本の見た目がライトノベル的な感じだったのでライトな感じかと思いきや、ぞわぞわ、ずっと嫌な感じが続くモキュメンタリーが続きます。この描写に引き込まれて一気読みしましたが、イマイチ噛み砕けてなく、もう一度読もうかな、と思いつつブクログのレビューを覗きましたが、ここでのレビューも何か、小説の延長のような怖いものを感じさせるものがあったのでなんか嫌になりました。とても不気味。
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特定の「あの子」が被害にあい、それを知った者が怪異に見舞われるネット発のホラー。途中で登場するQRコードだのスレッドだの、心霊写真だのギミックいっぱいで楽しめました!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この手法に出会ったのがこれで三回目で、せっかく読んで、このオチで、何も得られなかった(道中は信じられないくらいつまらない(文章が稚拙...))という苛立ちを感じてしまった.メタ落ち1点勝負するなら在り来りではなく新しいものを見せて欲しい...
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