かわいそ笑 の商品レビュー
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インターネット黎明期におけるホラーサイトの閲覧者と恐怖体験を、体験者から聞いたことを筆者の伝聞形式で集めた(体の)モキュメンタリー。その時代のインターネット特有のキツさと話自体の不気味さ、バラバラの話が明らかに繋がっていることにかなり最初の方に気づかせられるのに核心にはなかなか踏み込めないことへの焦燥感があった。 面白い読書体験だったけど記憶から消したいレベルで不快感も残った作品。
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読者が物語を追体験するような、特殊な構成の本。内容も話の展開も十年以上はネットを使っているか、2000年前後のネット文化を知っている人でないとピンとこないと思う。そもそも作者が「SCP財団」や「オモコロ」で執筆活動をしているということで、これで「ああ、なるほどそれでか」と思う人で...
読者が物語を追体験するような、特殊な構成の本。内容も話の展開も十年以上はネットを使っているか、2000年前後のネット文化を知っている人でないとピンとこないと思う。そもそも作者が「SCP財団」や「オモコロ」で執筆活動をしているということで、これで「ああ、なるほどそれでか」と思う人でないとちょっとついていけないんじゃないかな。 若い頃、アングラやサブカルにかぶれた身としては読んでいて懐かしいアイテムや言葉が出てくるのは楽しい。ただ難解な内容なためそちらに気をとられて没入感があまり感じられず。ハマれればもっと怖かったんだろうなと思う。 帯に雨穴氏推薦とあるけれど、彼ほどポップというか幅広い層向けではないです。
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怪談というより人間が怖いという意味では面白かった。 夏に涼しくなるタイプの話ではなくドス黒いダウナーな作品。
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全ての話に暗くドロドロとした人の悪意、執着が強く伝わってくる内容。 特に第三話 受信トレイ(15)は嫌悪感が凄い。 やはり1番怖いのは生きている人間。 この本を読んでいる私たちも巻き込まれている… 題名の【かわいそ笑】の意味を考えてみた。 横次鈴に対してと呪いに触れてしまった私たち(読者)に対して「かわいそうだねぇ笑」と嘲笑されているのではないか。 ブックカバーの下でも笑われている(他の方の感想で気づいた)
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面白いは面白いけど、怪異による恐怖感というより人の悪意から人為的に作られた穢れにふれた嫌悪感の方が強い。 構成が特殊なので全体的に読み辛さを感じる。 構成も含めてネット怪談が好きな人に合うかも。 ネット黎明期、テレホーダイ、2ちゃんねる、mixi、夢小説、洒落怖…懐かしさと黒歴...
面白いは面白いけど、怪異による恐怖感というより人の悪意から人為的に作られた穢れにふれた嫌悪感の方が強い。 構成が特殊なので全体的に読み辛さを感じる。 構成も含めてネット怪談が好きな人に合うかも。 ネット黎明期、テレホーダイ、2ちゃんねる、mixi、夢小説、洒落怖…懐かしさと黒歴史が相まって怖さより恥ずかしさ、気まずさが勝ってしまった…。 心当たりがある方はお気をつけて。
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評価が低いのは、ハッキリ言って、 私が怖い話が怖いからです笑 しかもこちらを巻き込んできたとあっては それなりの報復をせざるを得ないのだ。 間違っても再読しないように、 無難な評価は避けなければならない。 (信じてもらえないかもしれないんですが、 この本読み終わってしばらくして、 本の表紙になんか汚れがある…と思って 触ろうとしたら羽虫だったんですよ。 それが指にとまって、 振り払ったらどっか行って見つからない。 まさか幻覚じゃないよな…?とさらに恐怖) なんでこんなものを夜に読んだのかと、 しかも最後の方嫌な予感しかなかったのに なんで読むのを止められなかったのかと、 5分前の自分に真剣に問いたい。 そもそも私はなぜこれを読もうと思ったのか、 まさか何かに導かれたんじゃないかと とにかく恐怖しかない。 もうホント自分のバカやろう。 しばらく目を瞑ってシャンプーができない。
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背筋さん、雨穴さんとの対談から梨さんを知り、気になって読んでみました。 期待していた通りのモキュメンタリーでしたが、今自分が誰目線なのか分からなくなるなど、もやもやが残る読後でした…。
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2024年6月9日 読了 全体通して不気味でした。 色々な仕掛けが施されていて飽き性な私でも読みきれた作品。
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雨穴さんの帯を見て、モキュメンタリーも好きなので購入。 第三者としてホラーを楽しんでいたはずが、『読者のあなたももう関係者ですよ』って言われる系ホラー。 作中作があり、正直なところよく分からないところが多かったけど読み返すのもなぁ…って感じなので考察サイト読もうかな? この作者さんの文体がこうなのか、わざとこうしてるのかわからないけど読みづらい…スっと入ってこなくて、ずっとザラついている…笑 こういうのを読むと、『あなたも呪われたよ(意訳)』って言葉の後に起きたことを全部関連づけてしまって怖くなるよね。バーナム効果っていうのかな?? 私は読み始めてお腹を下し、遅刻をし…と続いたので一旦止めました(笑) 読み終えた今夜、物音1つでも関連づけてしまいそうだわ…。(ちなみにブクログ開こうとしたら通信エラーで一旦打てず…) ホラーもだけど、まさにあの時代のヲタクに触れていた世代なので、裏ページとかmixiとかバナーとか夢小説とか小説のあとがきとかに心を抉られました…。や、やめて…懐かしいけどムリ…。レビューで「その時代をわかっていればもっと面白いんだろうな」っていう世代の感想もあり、ジェネレーションギャップにまたゾワゾワしました(笑) ホラーとその時代のヲタクを行ったり来たりして、どんな感情になればいいかわからない… ちょっと考えをまとめてきますー笑
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梨さん長編は初めて。 ずっと不穏な空気が流れてて、ところどころに違和感が散りばめられてて、色々考察サイトも読んで何重にも楽しめました。 映像とはまた違うモキュメンタリーホラーのよさが滲み出ていると思う。
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