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エゴイスト の商品レビュー

4.1

108件のお客様レビュー

  1. 5つ

    42

  2. 4つ

    35

  3. 3つ

    21

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2024/09/25

男性同士の恋を、家族を、そして愛についてこれだけ 深く伝えてくれる小説は他にないと思います。 久しぶりに読み終わったあと「あ、もう終わりか…」と余韻とともに寂しさのようなものを感じることができました。 これを読んだからといって同性愛者の方の気持ちや、 これまでの境遇なんかが分...

男性同士の恋を、家族を、そして愛についてこれだけ 深く伝えてくれる小説は他にないと思います。 久しぶりに読み終わったあと「あ、もう終わりか…」と余韻とともに寂しさのようなものを感じることができました。 これを読んだからといって同性愛者の方の気持ちや、 これまでの境遇なんかが分かる訳でもない。 その人たちをとりまく家族や友人の気持ちがわかる訳でもない。 ただこれまで知らなかった形の愛があるということを知ることはできます。 知識や経験もそうだけど、すぐに役立つとは限らないしすぐに血肉になるとも限らない。でも、生きていればどこかでその「知ったこと」は活きてきます。 「理解」とはそういう知と体験の積み重ねの中で体得 できる刹那的なものなのかなと、改めて感じました。 教科書にして全国民に読んで欲しい1冊。ぜひ!

Posted byブクログ

2024/08/23

純愛ラブストーリー。 この作者の他の書籍も読みたいと思って調べたら、他界されている事を知った。もっと読みたかったな。

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2024/07/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ブリアンさんが宣伝しているのを見て、読み始めました。 同性愛の話かなと思っていましたが、母親への懺悔の話でした。 自身のセクシャリティに対する苦悩や親の気持ちなどが繊細に表現されています。 愛について考えさせられるストーリーでした。

Posted byブクログ

2024/07/05

映画を見たいなぁと思っていたけど、見る前に読了。 泣いた。 鈴木亮平さんと宮沢氷魚さんが演じていることは知っていたから、脳内で映像化されて、映画を見た気分。 映画見たら絶対に泣くだろうな。 ドリアンさんはこの人かな?と思いながら読んだ。 自分が良かれと思って、人のためと思ってや...

映画を見たいなぁと思っていたけど、見る前に読了。 泣いた。 鈴木亮平さんと宮沢氷魚さんが演じていることは知っていたから、脳内で映像化されて、映画を見た気分。 映画見たら絶対に泣くだろうな。 ドリアンさんはこの人かな?と思いながら読んだ。 自分が良かれと思って、人のためと思ってやっていることも、ただのエゴなのかもしれない。 自分が愛だと思っている感情すらも、エゴなのかもしれない。

Posted byブクログ

2024/07/05

映画 エゴイスト を観て、これは原作を 読まなければならないと思い即購入し読了 映画での浩輔の表情や語られないシーンが 脳内でどんどん補完されていって…… 小説でこんなにぼろぼろ泣いたのはいつぶりだろうか。 もしかしたらここまで泣いたのは初めてかもしれない。   頭の中で見た目...

映画 エゴイスト を観て、これは原作を 読まなければならないと思い即購入し読了 映画での浩輔の表情や語られないシーンが 脳内でどんどん補完されていって…… 小説でこんなにぼろぼろ泣いたのはいつぶりだろうか。 もしかしたらここまで泣いたのは初めてかもしれない。   頭の中で見た目も声も、場所の雰囲気さえも 実写映画で当てはめてしまって 脳内でも鈴木亮平が、宮沢氷魚が、阿川佐和子が… 動いていて、映画ではないシーンも当たり前のように 3人で描かれていって、彼らが時間を気にせず演じたら こうなったであろう、私の中での「完全版実写エゴイスト」が完成した。 だけど、これを“ 完成した ”というのも私のエゴか…   『愛する』って『生きる』って大袈裟な言い回しでなく 本当に何なんだろうね。難しい課題。   「エゴイスト」 あなたを思ってしてあげた。そんなことも 見方を変えれば自分のためであってエゴイスト… 難しい。   だけど深く、苦しくもあたたかい素晴らしい作品でした。

Posted byブクログ

2024/07/03

悲しいけれど、心温まる、愛のある小説でした。白血病で亡くなった父を思い出し、泣きながら読みました。エッセイも読んでみたいと思います。 素敵な作品をありがとうございました。

Posted byブクログ

2024/06/17

めちゃくちゃ読みやすい。オススメ。 自分が純度百パーセントだと信じてやまない愛が、押し付けにならないよう気を付けたいと思った。 愛とエゴイストは紙一重

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2024/06/16

去年、鈴木亮平さんと宮沢氷魚さんの出演で映画化されたときにすごく気になって、映画を観るか本を読むか悩み、結局中古で買って積んでました。 14歳で母を亡くし、田舎町でゲイである自分を隠しながらも思春期を過ごした浩輔は、大学進学を機に上京し、開放感に満ちた日々を送っていた。30代半...

去年、鈴木亮平さんと宮沢氷魚さんの出演で映画化されたときにすごく気になって、映画を観るか本を読むか悩み、結局中古で買って積んでました。 14歳で母を亡くし、田舎町でゲイである自分を隠しながらも思春期を過ごした浩輔は、大学進学を機に上京し、開放感に満ちた日々を送っていた。30代半ばに差し掛かったある日、パーソナルトレーナーの龍太と出会う。龍太は、シングルマザーでがんを患う母を懸命に支えながら生活をしていた…。 2020年に亡くなったエッセイスト・高山真さんの自伝的小説なんだそうです。 「エゴイスト」とは、自己中心的な人、利己主義者のこと。浩輔は「愛がわからない」と言い、彼らを救いたいと思う自分の行為はただの自己満足、エゴなのではないかと自問する…。本当の愛ってなんだろう?少なくとも、浩輔の思いは愛だったと伝えたい。 とても重くて切なくて、でも温かい涙がこぼれるお話でした。映画もかなり評判が良いのでぜひ観たいです。

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2024/06/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

感想 筆者自身の体験に基づくもの?であると思われる。映画化もされたとのことだが、筆者自身は病気で亡くなってしまったようだ。 セクシャリティに悩む人の気持ちや大事な人との別れが克明に書かれている。最後まで恋人がナゼ亡くなったのかは気になった。 あらすじ 浩輔は、中学の頃あたりから自分の性別や嗜好に疑問を持ち始める。周りはそのことを察知し、イジメをする。浩輔の母親は中学の頃に病気で亡くなり、イジメられていた自分のことしか考えられなかった浩輔は後悔する。 田舎から抜け出すため、必死に勉強して東京に出て、就職し、龍太という年下の男性と出会う。二人は一気に惹かれあい、付き合うことに。しかし、病弱の母親を支えるために龍太はウリをやっており、それに耐えられなくなって、浩輔に別れを切り出す。 浩輔は連絡がつかなくなった龍太を探し出し、金銭援助するので普通の仕事につくように提案する。順調に見えた二人だったが、龍太が忙しくしている中で突然亡くなる。浩輔はひどくショックを受ける。龍太の母親に普通の仕事で酷使させたことを謝るも、母親は二人が付き合っていることを全て分かっていたのだ。そこから病弱の母親と浩輔の交流が続き、龍太の母親が亡くなるところまで書かれている。

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2024/06/05

オーディブルで聴きました。 ゲイの浩輔が癌の母を支えるトレーナーの龍太と付き合う。龍太はトレーナーの傍ら売春もしている。龍太の死後、浩輔は龍太の母と実の家族のような絆を築く。恋愛モノと思いきや、母との愛情物語な流れになってなんかいまいち。 龍太はなぜ売春なんかしてんのか。。健...

オーディブルで聴きました。 ゲイの浩輔が癌の母を支えるトレーナーの龍太と付き合う。龍太はトレーナーの傍ら売春もしている。龍太の死後、浩輔は龍太の母と実の家族のような絆を築く。恋愛モノと思いきや、母との愛情物語な流れになってなんかいまいち。 龍太はなぜ売春なんかしてんのか。。健康な若者ならもっと仕事あるだろうに。

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