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エゴイスト の商品レビュー

4.1

108件のお客様レビュー

  1. 5つ

    42

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2023/11/28

最後の方はずっと泣きながら読んでいた 私はもともと、自分の行動は全てエゴだと思っているので、エゴを通すことによって(モラルや礼儀はもちろん弁える)それらが他人に良い影響を与えられたなら、そして受け取る側がそれを愛だと感じたならば、それは愛だと思うし、愛すことができていたのだと思...

最後の方はずっと泣きながら読んでいた 私はもともと、自分の行動は全てエゴだと思っているので、エゴを通すことによって(モラルや礼儀はもちろん弁える)それらが他人に良い影響を与えられたなら、そして受け取る側がそれを愛だと感じたならば、それは愛だと思うし、愛すことができていたのだと思う なので、浩輔と龍太の母が最後にたくさん気持ちを交わして、自分のために他人を愛すことができて、そしてそれをお互い知ることができて、本当に良かった 鈴木亮平さんのあとがきに共感をしたので引用させていただきます。 「彼が今親子四人で揃い合って、生前を超えるほどの楽しい時間を過ごしていることを願ってやみません。」 そして、マイノリティの方々含め全世界の人間が、もっと生きやすくなるような世界になりますように

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2023/11/24

私の人生作品になりそうなくらい心を揺さぶられた一冊。読後しばらく考えすぎて、エゴイストシンドロームになりました…笑 タイトルがまた秀逸で、その意味がわかった時辛かった。 自叙伝ということで、著者の高山さんには「それはエゴではなく愛でしょう」とお伝えしたいな。 何度も何度も読み...

私の人生作品になりそうなくらい心を揺さぶられた一冊。読後しばらく考えすぎて、エゴイストシンドロームになりました…笑 タイトルがまた秀逸で、その意味がわかった時辛かった。 自叙伝ということで、著者の高山さんには「それはエゴではなく愛でしょう」とお伝えしたいな。 何度も何度も読みたい、大切な作品。

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2023/11/17

こんなことを言うと薄っぺらい言い方になるが、普通に生きたくても生きられない人の、やるせなさが伝わってきた。普通に生きられないからこその、ピュアさも感じた。 因みに仏教では、施しをする側もされる側もどちらも修行です。むしろ、自分の至らなさを受け入れなければならないため、施しを受け...

こんなことを言うと薄っぺらい言い方になるが、普通に生きたくても生きられない人の、やるせなさが伝わってきた。普通に生きられないからこその、ピュアさも感じた。 因みに仏教では、施しをする側もされる側もどちらも修行です。むしろ、自分の至らなさを受け入れなければならないため、施しを受ける側の方がより高度な修行ではなかったかな? お坊さんが托鉢しているのは修行の一環なのです。 浩輔の好意を、遠慮しつつも受け入れる龍太。龍太だけでなく、その母も包み込もうとする浩輔。節度を持って受け入れる龍太の母。その2人の慎ましさに、むしろ自分の方が救われていると気づく浩輔。幾重もの優しさを感じた。私は「恋愛小説はクソ」みたいに思ってる人間だが、このお話は素直に泣いてしまった。

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2023/11/10

引け目や後悔や孤独を埋めようとする人達の話 途中までは面白かったけれど、あまりにも最後が綺麗すぎた 理想なんだろうな

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2023/11/08

リアルな人間関係による生々しくもあるが、世の現実をしみじみ感じさせられる恋愛物語 世の中ではこれをBL表記されがちだが、そんなことはないと思う。実際自分はゲイで売り専も経験があるし、片親のゲイを何人も知っているからこそリアルに投影される社会風刺的意味合いも込めた傑作だと感じた。社...

リアルな人間関係による生々しくもあるが、世の現実をしみじみ感じさせられる恋愛物語 世の中ではこれをBL表記されがちだが、そんなことはないと思う。実際自分はゲイで売り専も経験があるし、片親のゲイを何人も知っているからこそリアルに投影される社会風刺的意味合いも込めた傑作だと感じた。社会的に同性愛者を見ることに、この作品は意味があると思います。BLが読みたい方はもしかしたら合わないかもしれません。

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2023/10/30

愛って何なんですかね。 突然ですが、この本を読み終わったらふと思いました。 好きなだけではどうにもならない愛ってある。 愛を与える側と受け取る側。 好きだから相手に何かをしてあげたいと思う事は、エゴなのか、愛なのか? 読んだ後に何かが引っかかるのは、この答えが自分の中で出ていな...

愛って何なんですかね。 突然ですが、この本を読み終わったらふと思いました。 好きなだけではどうにもならない愛ってある。 愛を与える側と受け取る側。 好きだから相手に何かをしてあげたいと思う事は、エゴなのか、愛なのか? 読んだ後に何かが引っかかるのは、この答えが自分の中で出ていないからなのかもしれません。 この物語は浩輔側の視点で書かれているので、龍太の本音は想像でしかわからないのだけど、自分なりに考えてみました。 浩輔と出会ったことで、本当の愛を知ってしまったのではないかあ、と思います。 本当の愛を知ってしまうと、今までうやむやにしていた辛さとか痛みとか、自分をごまかしていた物たちに気づいてしまうと思うんです。 反対に自分をごまかしながらでないと生きていけなかったのが龍太なのかもしれません。 浩輔と出会い、楽しみと苦しみの狭間でもがき苦しみ続けていたのかもしれません。 とは言え、最期なぜあのような選択をしたのか、私には全部を理解することはできません。 他の道はなかったのか、考えたところで答えが出る物でもなく。 ただ、龍太の言った「俺だって浩輔さんのことが好きだ」は本心なのだと思いました。 お互いに愛し合っているのに、切ない。 生い立ちが愛を歪ませてしまう事もあるのかもしれません。 余談ですが、表紙の写真を見て、この本の興味を持ったのですが、本を読んだらますます映画が見たくなりました! 映像映えしそうなストーリーなので、いつか見たいと思います。鈴木亮平さんの浩輔役、かなりハマってそう。 巻末の鈴木亮平さんのあとがきを読むと泣けてきます。

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2023/10/29

高山真『エゴイスト』 2022年 小学館文庫 本作は2010年に当時は浅田マコト名義で刊行された作品。今年、2023年2月に鈴木亮平さん、宮沢氷魚さん主演で映画公開された原作です。 映画はまだ見ていないのですが、進められて原作を読んでみました。 著者は2020年に亡くなられて...

高山真『エゴイスト』 2022年 小学館文庫 本作は2010年に当時は浅田マコト名義で刊行された作品。今年、2023年2月に鈴木亮平さん、宮沢氷魚さん主演で映画公開された原作です。 映画はまだ見ていないのですが、進められて原作を読んでみました。 著者は2020年に亡くなられているのですが、自伝的小説とのことだそうです。 本書の記述のままの表現で書かせていただくとゲイの二人の物語から始まり家族や人とのつながりのお話。 刊行当時からさらに回顧的お話なので、当時ではまだまだゲイに対する社会の見方も今とは大きく違っていたと思います。だからこそ少し素直じゃなかったりもするけど、逆にそれが何とも純粋、純愛で愛おしく感じられました。 でも単なる恋愛小説ではないです。 そこに母という大きな存在があります。 終盤にかけては久しぶりに泣きながらで読むのが大変でした。胸が苦しくなり、いたたまれない感情に押しつぶされそうになりました。 読了後も温かな涙が止まりません。 出会えて、読むことができて本当に良かったと思える素敵な感動作品でした。 映画もぜひ見てみたいと思います。 #高山真 #浅田マコト #エゴイスト #小学館文庫 #読了

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2023/10/24

純愛。 純愛にありがちな人がなくなる系で、私は普通でした。男同士とかよりも、内容の薄さに共感ができませんでした。

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2023/10/24

エゴイストのタイトルに納得 鈴木亮平さんのあとがきも含めてこの本が完成しているように感じた。 最後の方は表現が繊細で泣きっぱなしで読んだ。

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2023/10/20

映画版を観てみたいなと思った。鈴木亮平の文章ままで読んで、同じ著者の「愛は毒か 毒が愛か」「恋愛がらみ。」というエッセイも読んでみたいと思った。

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