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小説 すずめの戸締まり の商品レビュー

3.8

147件のお客様レビュー

  1. 5つ

    39

  2. 4つ

    37

  3. 3つ

    52

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    3

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2022/12/01

読了! 新海誠監督作品が好きで、待ちきれずに原作を読んでから映画を観に行く派です。 好みが分かれそうだなと思った。わたしは言の葉、君の名は。、天気の子の方が好き。 東日本大地震に触れていて、とても胸が苦しくなりました。けれども人は前に進んでいくこともたしか。 近々映画を観るの...

読了! 新海誠監督作品が好きで、待ちきれずに原作を読んでから映画を観に行く派です。 好みが分かれそうだなと思った。わたしは言の葉、君の名は。、天気の子の方が好き。 東日本大地震に触れていて、とても胸が苦しくなりました。けれども人は前に進んでいくこともたしか。 近々映画を観るので、とても楽しみです。 とりあえずダイジン可愛すぎか!

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2022/11/29

公開中の話題の映画の小説版です。九州の静かな港町でくらす17才の少女・鈴芽は「扉を探してるんだ」という青年を追って山の中の廃墟にたどり着いた。映画も小説もどちらも楽しもう。 

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2022/11/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

すずめの戸締りというアニメ映画を小説として監督自ら執筆した物語。おそらく、アニメの中でも表現仕切れなかったであろう心の動きなどが小説の方が表現しやすいんだろうと思う。彼が描き出す世界は、ヒロインが自分自身が中学校、高校の頃に描いていた理想の女性に近い。つまり、ものすごく現実離れしているけれど、そうあってほしいと思っている偶像。それでも、それをピュアに描き切ることで、彼の世界観を作っているんだと思う。九州でクラス女子高校生のすずめ。親を亡くした東北地震。そして、大地震を巻き起こすミミズと、それを封印する戸締りという仕事。閉じ師の存在。神道につながるような、封じ込めのイメージと、悪霊、みみず、大災害という過去から語り継がれてきたものたち。廃墟にある扉は、封じ込めと、過去と今を結ぶ境界線でもある。タイムトリップを、さわやかに。

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2022/11/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映画がすごく良かったので、本も読んでみたくなり購入しました。 小説だと鈴芽の心情がよりわかりやすく、ああこの時こんなふうに思ってたからあの表情、あの言い方だったんだと思いながら読みました。 あなたは光の中で大人になっていくと幼いすずめに話すところがとても好きでした。 あと芹澤さんが好きです。笑 映画をもう一回観たくなりました!!

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2022/11/24

作品の復習として。劇場作品としての方がより輝いてるストーリーに感じるが、この本を読むとそのときの鈴芽の気持ちがよく理解できる。アニメを観た後に読むのが良さそうである。 小説として、だいぶこなれてきた感じはあるけど、鈴芽視点で描き切ろうとして無理が出てたり、鈴芽はそんな言葉知らない...

作品の復習として。劇場作品としての方がより輝いてるストーリーに感じるが、この本を読むとそのときの鈴芽の気持ちがよく理解できる。アニメを観た後に読むのが良さそうである。 小説として、だいぶこなれてきた感じはあるけど、鈴芽視点で描き切ろうとして無理が出てたり、鈴芽はそんな言葉知らないんじゃないかなぁ……というのがあり、若干引っかかる。

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2022/11/23

公開中の新海誠監督アニメーション映画の原作 九州の港町で叔母と暮らす女子高生:鈴芽が「扉を探してる」という青年:草太との出会いをキッカケに、宿命的とも言える事態に巻き込まれる顛末を描いています。 監督本人の原作なので、多分映画と相違無い展開と思います。 ちょっと観たくなりました(...

公開中の新海誠監督アニメーション映画の原作 九州の港町で叔母と暮らす女子高生:鈴芽が「扉を探してる」という青年:草太との出会いをキッカケに、宿命的とも言える事態に巻き込まれる顛末を描いています。 監督本人の原作なので、多分映画と相違無い展開と思います。 ちょっと観たくなりました(^_^;)

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2022/11/23

映画を観た後で、復習の意味で小説を読ませて頂きました。 新海監督の表現力や、メッセージ性の進化を感じます。 自分も被災した経験があるので、後半は心が震えて涙が出てしまいました。 言葉に表せない、具体的に説明できない感情を、このように表現される新海監督は、紛れもなく「アーティスト(...

映画を観た後で、復習の意味で小説を読ませて頂きました。 新海監督の表現力や、メッセージ性の進化を感じます。 自分も被災した経験があるので、後半は心が震えて涙が出てしまいました。 言葉に表せない、具体的に説明できない感情を、このように表現される新海監督は、紛れもなく「アーティスト(芸術家)」だと改めて思います。 この作品を「生み出す」ために、もがき苦しんだ新海監督の努力と執念は想像を絶します。 出会えて良かった、と思える作品に感謝の限りです。

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2022/11/23
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新海誠さんならではって感じ。 時空を超えて、過去と現在の往来する中で本来の自分を見つけ出す。 すずめの戸締まりは、大地震をくい止めるのがテーマかなと思いきや、「君の名は」と同様、もっともっと深いテーマが隠されているなぁ…と感激。 ラストシーンは、自分でもお涙頂きました。

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2022/11/25
  • ネタバレ

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映画がとても良かったので、小説版も読んだ。 映画よりも鈴芽の心の動きをじっくり追うことができて大満足。心の声を聞けるのは小説ならではだと思う。 また、ミミズの匂いが鈴芽の遠い記憶と結びついていることや、環さんのお弁当の重みなども小説ならでは。 一方、映画にしかできない、鮮やかな風景描写や匂わせ小道具の演出もある。映画を観て、小説を読んで、また映画を観ることで、より一層楽しめる作品だと思った。 自分を救うのが成長した自分である、というところが好き。母親はもういない。でも鈴芽が小すずめに語りかける、噓偽りのない言葉に涙が出そうになった。

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2022/11/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

新海誠監督の新作映画『すずめの戸締まり』の小説版。 映画が想像してたよりもずっと良くて、小説版も買ってしまいました。 主人公・鈴芽が「扉を探している」美しい青年・草太と出会うところから始まる『戸締まり』の物語。 先に書いたように映画はすごくよくて、後味のいい物語で、相変わらず素晴らしすぎるくらいの映像だった。 小説版は、その補完として、特に主人公・鈴芽の内面、心情描写を補完するものとしてみると充分なものではあるけれど、小説単体としてみると、新海監督はあくまでも、本業の小説家ではないので、すこし微妙となる。 どっちかを楽しむなら、映画をおすすめします。 以下、内容や新海監督がインタビューで語っていた内容に触れます。 小説の中で、特に気に入ったフレーズが1つ。鈴芽が新幹線から見知らぬ街を眺めるシーンでの「そしてほぼすべての人間が、私には関わることの出来ないそういう風景の中で毎日を送っているのだ。それは私にとって驚きと寂しさの入り混じった、どこか胸を打つ発見だった。」という一節。 自分も、電車や飛行機から、行ったことのない街を見ると同じように思うので、親近感を覚えて、うれしくなった。 作品全体を通しての、「場所を悼む」というテーマも、日本にだんだん寂しい場所が増え、忘れ去られていく場所も増えていく中で、たしかに人を悼むことはあっても、場所を悼むということはないわけで、何か今の時代の寂しさを含んだ作品でもあるなと感じた。 でも、自分は焼け野原にもやがて新芽がでるような、そんな未来に希望がある方がいい。

Posted byブクログ