すべて忘れてしまうから の商品レビュー
好きだなぁ、燃え殻さん。 佐伯ポインティさんも。 佐伯ポインティさんは人生は時間制の飲み放題と言っていたけれど、人生をめちゃめちゃ楽しかった飲み会みたいにしたいなぁと思った。めちゃめちゃ楽しかった飲み会を思い出そうとすると、すごく楽しかった記憶はあるけど、ディティールを全く思い...
好きだなぁ、燃え殻さん。 佐伯ポインティさんも。 佐伯ポインティさんは人生は時間制の飲み放題と言っていたけれど、人生をめちゃめちゃ楽しかった飲み会みたいにしたいなぁと思った。めちゃめちゃ楽しかった飲み会を思い出そうとすると、すごく楽しかった記憶はあるけど、ディティールを全く思い出せない、あれ。 大事な話をしていたのか、くだらない話をしていたのか。楽しければどっちでもいい。できるだけ楽しいを積み重ねた方が、最期思い返したときに「よく覚えてないけど、なんか楽しかった気がするー!」となる気がする。多くのことを忘れてしまった中で。
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筆者をよく理解した気になれる本だった 暗い話が多い気がするするけど、ユーモアもあって面白い 一気読みより、たまに気が向いた時にチラチラ読みたい感じだった 犬やおばあちゃんが出てくる話には弱いなー。「冴えない自分がその物語にいる」が、なんとなく好きだった
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心が少し軽くなったり、笑いが込み上げてくるような文章だった。 とくに私は「死にたいは無個性なので、タヒチに行きたいと言おう」というのが一番心に残った。死ぬぐらいならすべてわすれてタヒチに行くぐらいがいいのかもしれない。
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自己啓発本の常套句「逃げちゃダメだ!」も真実かもしれないが、「逃げた先に見つけられるものもあるかもしれない」と注釈で欲しい。僕も逃げた先に今がある。 世界はグラデーションでできている、という著者の言葉に、子どもの頃から抱いていた大きな違和感の正体を見た気がした。 あなたはこうい...
自己啓発本の常套句「逃げちゃダメだ!」も真実かもしれないが、「逃げた先に見つけられるものもあるかもしれない」と注釈で欲しい。僕も逃げた先に今がある。 世界はグラデーションでできている、という著者の言葉に、子どもの頃から抱いていた大きな違和感の正体を見た気がした。 あなたはこういう性格だ!と言われると、「そうじゃないときもあるのに。」「真逆なことだってあるのに」と思っていた。いまだに物事をこうだと決めつけることに反吐が出るほど嫌悪感を感じる。それは世界はグラデーションでできてるからだ。 法に触れることはしない、でも法に触れてる映画を楽しんで観る、とか。死ぬことも生きることもそんなに変わらない、これはグラデーションの延長な気もする。 「この週刊誌、買いにくいわぁ」の中のお母さん。 涙が出て心がギュッとなった。 燃え殻さんはいつも、“クソみたいな経験”にも命を吹き込んでくれる。
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悲しい話も、暗い話も、地方出身の私には眩しい『東京』を感じた。 著者のひっかかるツボのようなものは、自分の中にも存在する引っかき傷のような感じで、共感するものが多かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ご本人も言っているけど、日々消費される言葉の連なりという印象。 それっぽい言葉をそれっぽく。さらっと書いた風の手書き文字、良いこと言った風のラスト一文。意識したエモさが響くティーンエイジャーは遠くなった。
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好きなエピソード ・偉そうにするなよ、疲れるから ・死にたいんじゃない、タヒチに行きたいんだ ・セックスしなくても幸せだった夜 ・何も持たずにすべてを置いて僕たちは死ぬ ・エゲツない思い出はひとつ覚えときゃいい ・あの夜「ナイトクルージング」を一緒に聴いた ・今夜は悪口かエロ話だ...
好きなエピソード ・偉そうにするなよ、疲れるから ・死にたいんじゃない、タヒチに行きたいんだ ・セックスしなくても幸せだった夜 ・何も持たずにすべてを置いて僕たちは死ぬ ・エゲツない思い出はひとつ覚えときゃいい ・あの夜「ナイトクルージング」を一緒に聴いた ・今夜は悪口かエロ話だけにしましょう
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燃え殻さんの体験談?が何の飾り気もなく綴られてる。 燃え殻さんに雑談のように、お酒を飲みながら聴くエピソードトークのようで、話がイメージしやすい。 少しでもよく見せようとか、カッコよく見せようとかしてなくて そんな姿が、深い共感は生まなくても、等身大で身近に感じる。 すごく似た...
燃え殻さんの体験談?が何の飾り気もなく綴られてる。 燃え殻さんに雑談のように、お酒を飲みながら聴くエピソードトークのようで、話がイメージしやすい。 少しでもよく見せようとか、カッコよく見せようとかしてなくて そんな姿が、深い共感は生まなくても、等身大で身近に感じる。 すごく似た境遇ではないのに、自分を重ねて救われたような気持ちになる。 読み終えて、もっと話を聞いてたかったなぁ…って思うような本。 【好きなエピソード】 ・逃げて逃げて今がある ・偉そうにするなよ。疲れるから ・エゲツない思い出は、ひとつ覚えときゃいい ・今夜は、悪口かエロ話だけにしましょう
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燃え殻氏の文章はとても優しく、読み終わると切ない気分になります 幼い頃のこと、悩み多き歳の頃、社会人になってからも不条理な中でさえゆるりと希望と期待を最小限に少しづつやり過ごしていく術のようなものを教えてくれる 読み終わった時には心の奥にポッと暖かい火が灯るような思いに気付きます
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過去の記憶って忘れてしまうから、残しておきたい。写真一枚でも良い。各ストーリーのラスト3行くらいが好き。解説が町田康さんだった。
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