すべて忘れてしまうから の商品レビュー
登場する人物が特別目立つわけでも取り立てて魅力的なわけではないんだけど、なんだかすごく粋なんだよな…すごく好きでした
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他人に見せる用に着飾った人生じゃなくて、"そのまま"って感じのエピソードを読ませてもらいました。ほぼ全ての話を4ページでまとめている。すごい。
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良い感じに力が抜けてて良い。 辛かったら、逃げても良いんだよなぁ。こっちは頑張って我慢してやったとしても、周りはそんな苦労殆ど分かってくれないからね。 阿部寛を主演に据えたドラマも、面白かった!
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ドラマが良かったので、原作も読んでみた。お祖母さんとのエピソードがホロリと泣けて特に良かった。文中で、「僕たちはグラデーションの中で生きている。」という文章があって、それが心に残った。完璧な人生を歩んでいると思える人が、内心どんなことで苦しんでいるのか、他人には知る由もない。恵ま...
ドラマが良かったので、原作も読んでみた。お祖母さんとのエピソードがホロリと泣けて特に良かった。文中で、「僕たちはグラデーションの中で生きている。」という文章があって、それが心に残った。完璧な人生を歩んでいると思える人が、内心どんなことで苦しんでいるのか、他人には知る由もない。恵まれない境遇にある人が、必ずしも不幸かというと、そういう訳でもない。善人にも悪い一面はあるし、悪い人間にも良いところがある。表面的なところに捉われず、自分の気持ちを大事にして日々を生きていこうと思わせられるエッセイだった。
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ドラマもいいけどやっぱり文字がいい。 夜に少しずつ読みたくなる本っていう感想なんだけど、私は夜を待てずに夕方に一気読みしちゃった。
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タイトルに惹かれて燃え殻デビューしてみた。 眠れない夜に読むのにぴったりなエッセイ。 すごくいいわけじゃないけど、何か良い。
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今までで一番幸せだった瞬間を考えてみた。でも幸せな瞬間が多すぎるせいなのか、あまり上手く思い出せない。しばらく考えてみて、ようやく思い出せたのは、その時に上手く行くと思いきや、上手く行かなかったり、途中でなにかトラブルがあったり、でもそのあとにホッとしたり、何かこう綱渡り感がある...
今までで一番幸せだった瞬間を考えてみた。でも幸せな瞬間が多すぎるせいなのか、あまり上手く思い出せない。しばらく考えてみて、ようやく思い出せたのは、その時に上手く行くと思いきや、上手く行かなかったり、途中でなにかトラブルがあったり、でもそのあとにホッとしたり、何かこう綱渡り感があるというか、幸せな瞬間が含まれつつも、その当時の複雑な心境がスパイスのように効いている記憶。なのでぜんぶ上手くいくよりも、幸せな瞬間がありつつも、その前後に上手く行かないことや不安な事、恥ずかしい事や思わぬトラブルがあったほうが、記憶に残る分、人生における幸福の総量は増えるのだろう。そんなことを考えさせられる本です。
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ドラマが良かったので読む。 なので、脳内ではCharaさんが朗読していた。 過去は美化される。 エッセイは一回分として成り立つように構成される。(感傷的すぎと感じる部分があるが、気持ちはなんかわかる…否定と肯定が混ざる変な気持ち)残さなくてはいけないことはないけど、それでも忘れて...
ドラマが良かったので読む。 なので、脳内ではCharaさんが朗読していた。 過去は美化される。 エッセイは一回分として成り立つように構成される。(感傷的すぎと感じる部分があるが、気持ちはなんかわかる…否定と肯定が混ざる変な気持ち)残さなくてはいけないことはないけど、それでも忘れてしまうから、残したいと思って抵抗する。読書の記録をつけるのも同じ。 読んできたことがなかったことになるのが少し悲しいから記録をつける。生きていたことがなかったことになるのがなんか悲しいから誰かに語る。または語らず日記をつける。
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ドラマが存外良いので慌てて文庫本を買ってきた。 ドラマになってるエピソードも文字になると余計によかったりそうでもなかったりする。 阿部寛をあてはめて読んでいる。 日常は各人それぞれで同じ場所で同じ時間にいたとしてもきっと取り方は違ってて、だから面白いと思うのかなと全部読み終わって...
ドラマが存外良いので慌てて文庫本を買ってきた。 ドラマになってるエピソードも文字になると余計によかったりそうでもなかったりする。 阿部寛をあてはめて読んでいる。 日常は各人それぞれで同じ場所で同じ時間にいたとしてもきっと取り方は違ってて、だから面白いと思うのかなと全部読み終わってから考えた。 明日とか考えてもすぐ今日になるってことが辛い時もある。 それを肯定された気がするので読んで良かったかも。
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ひとりで聴いた深夜ラジオから聞こえてきた彼女の声。祖母と二人でこっそり見た女子プロレス中継。突然生活に入り込んできた「テレワーク」……。良いことも悪いことも、僕たちはすべて忘れてしまう。だからこそ書き残しておきたかった、日常を通り過ぎて行った愛しい思い出たち。 心に響くエピソー...
ひとりで聴いた深夜ラジオから聞こえてきた彼女の声。祖母と二人でこっそり見た女子プロレス中継。突然生活に入り込んできた「テレワーク」……。良いことも悪いことも、僕たちはすべて忘れてしまう。だからこそ書き残しておきたかった、日常を通り過ぎて行った愛しい思い出たち。 心に響くエピソードの数々。
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